お風呂は、毎日の生活に欠かせない大切な時間ですよね。
そんな大切な入浴時に、浴室カウンターの隙間から海苔みたいな黒い物が流れて来て驚いた事ありませんか?
それは残念ながら、そこに大量のカビが発生しているという事です。
浴室のカウンターは、シャンプーや石鹸をはじめ、物を置くのに便利ですよね。
我が家も、カウンターに洗面器を置いていますし、子供の遊び場となっています。
水垢などの汚れが目立つ場所なので、綺麗にお掃除されているのではないですか。
しかし、カウンターの表面ではなく、カウンター内部を掃除するというのはあまり聞いた事がないと思います。
掃除をしたいけど、外し方がわからない。
実は、カウンターの外し方は簡単です。外し方を知れば、より隅々まで掃除できて浴室丸ごとスッキリする事間違いなしです。
浴室カウンターの外し方
浴室カウンターは、本当に必要な設備なのでしょうか。メリット・デメリット、外し方も含めて解説します。
浴室カウンターとは?
浴室カウンターとは、いわゆる「洗面台」のことを指しています。
一般的にどのメーカーにも、カウンターはついているようです。しかし、メーカーによって大きさや形状は様々です。
髪や体を洗う際、カウンターに洗面器があれば、さっと取れるので便利ですよね。
さらに、シャンプーなどのボトルや、カミソリなどちょっとした小物を置いておくのにも役立つでしょう。
また、メーカーによっては、座ってくつろぐことができる、ベンチタイプのカウンターもあるみたいです。
浴室カウンターのメリットデメリット
浴室カウンターのメリットやデメリットをまとめてみました。
浴室にカウンターをつけるメリット。それは「物を置くことができる」ということです。
例えば、棚から直接シャンプーやボディーソープを使うのではなく、一度カウンターに置いて使いたい時、カウンターは便利と感じるでしょう。
洗顔やヒゲ剃りをする時、洗面器にためたお湯で洗いますよね。ボディタオルを洗うのにも、カウンターは便利です。
カウンターがないと、洗面器にお湯を入れたい場合、少し使いにくいかもしれません。
また、風呂椅子(バスチェア)に座る場合、カウンターは高さがあるので使いやすいですよね。
浴室の洗い場は広い方が使いやすいです。しかし、カウンターがあるとその分、狭くなってしまいます。
また、カウンターがあると床の掃除はしにくいように思います。カウンターの下は、見えにくい分とても洗いにくいですよね?
腰を曲げてしゃがんで、下からのぞき込まないと汚れに気づきにくいです。
さらに、気づいた時には、カウンターの下に石鹸カスや水垢など、汚れが溜まっています。
カウンターの外し方
外し方は簡単です。ドライバーがあれば誰でも簡単に外せます。
カウンター下のネジを順番に外していくだけです。多くても20個くらいです。
しかし、どのメーカーも外すのは推奨されてないようです。したがって、外す場合は自己責任でお願いいたします。
私が調べた限り、リクシル”アライズ”は、浴室カウンター取り外し・取り付けができるタイプのようです。
外し方の説明は、WEB取扱説明書に記載されていますので、検索してみてください。
動画をみつけましたので、もしお家のお風呂が同じであれば、参考にしてみてください。
引用 YouTube
浴室カウンターを掃除しよう
そもそも、カウンターの内側に空間があることはご存知でしょうか?
当然、この空間にカビが大繁殖するという事実も、あまり知られていないのではないでしょうか。
ここでは、自宅でできる浴室カウンターの掃除方法について説明していきます。
ただし、浴室カウンターの取り外し方法は、メーカーにより様々ですので説明書などで確認しましょう。
また、掃除の際の注意点として以下のことが考えられます。
床が乾いていないと、掃除後にカウンターの取り付け作業は出来ません。掃除する際は、時間配分にお気をつけください。
汚れの原因は?
浴室には椅子、洗面器、シャンプー、ボディーソープ、石けん置き、シェーバーなど小物類がたくさん置いてあります。
我が家も、カビの発生だけは怖いので気をつけています。しかし、それらのグッズを移動して、毎日磨き上げるのはひと苦労ですよね。
水垢汚れは、水道水のマグネシウムやカルシウムです。また、石けんカス汚れは脂肪酸です。
足裏などの皮脂汚れはアルカリ性で、酸性洗剤が掃除に適しているようです。
このように、汚れの質がそれぞれ違うので放置してしまうと、簡単に落ちなくなってしまいます。
日々の掃除、お手入れはバスクリーナーで充分
お風呂掃除って大変。
汚れを放置していると、カビの発生につながり危険です。しかし、日々のお手入れをしておけば、それらは簡単に防ぐ事ができます。
日々の掃除には、重曹やクエン酸水、ドラッグストアなどで売られているバスクリーナーを使いましょう。
また、ガンコな床汚れには酸性タイプのオキシクリーンが便利なようです。
市販されているバスクリーナーは、中性洗剤がほとんどです。ちなみに、我が家のバスクリーナーも中性洗剤でした。
毎日のお手入れで、浴室を綺麗に保ちましょう!
カウンター(上部・もらい錆)の掃除方法
カウンター(上部・もらい錆)の掃除方法を紹介します。必要な道具は以下の通りです。
浴室カウンターの上に、小物を置いておいたら、もらい錆が付いてしまったなんてことありませんか?
頑固なもらい錆を落とす場合には、「中性錆取り洗剤」の使用が効果的です。
古い歯ブラシなどで、中性錆取り洗剤を汚れの部分に塗り込んでいきます。
すると、錆が紫に変色していくので、後は水で洗い流せば終了です。
一度で綺麗にならない場合は、それを何回か繰り返しましょう。
カウンター(内部)掃除方法
カウンター上部の次は、カウンター内部の掃除です。必要な道具は以下の通りです。
ゴム手袋は、手を守るため必ず着用しましょう。
カウンターの着脱が可能な場合は、まずカバーを取り外します。
初めに、ブラシなどの掃除道具に酸性洗剤をまんべんなく塗り込みます。それから、汚れている部分を擦っていきます。
次に、アルカリ性洗剤を塗り込み、ブラシで擦れば、目に見えるほとんどの汚れは除去する事ができます。
それでも取れない場合は、上記の手順を何回か繰り返し行いましょう。 頑固なカビは、専用のカビ取り洗剤を使用するとより効果的です。
日々、こまめにお手入れしている場合は、中性洗剤を使用すれば簡単に落とすことができます。 汚れの加減によって、使用する洗剤を使い分けましょう。
カバーが外れたら、次はカウンター内部の掃除です。
まず、浴室カウンター内側の空間に、カビ取り洗剤をスプレーし、キッチンペーパーで覆いましょう。
10分ほど経ったら、キッチンペーパーを外してシャワーで流し落としましょう。
このように、洗剤をキッチンペーパーで覆う事により、洗剤の「流れ落ち(垂れ)」と「乾燥」が防げます。
ちなみに、これを「湿布(しっぷ)法」といいます。洗剤を長時間カビに密着させる事で、洗剤の効果が高まります。
また、ネジまわりなどの細かい部分にカビが残ってしまう場合には、古い歯ブラシなどで擦り落としましょう。
これでお掃除は終わりです。カウンターを取り付ける際には、しっかり乾燥させてください。
急ぎの場合は、ぞうきんなどで丁寧に水分を拭き取って乾燥させます。
少し面倒な掃除ですが、カビ退治のためにも、「3ヶ月に1回」ペースを心がけましょう。
掃除が嫌な場合は業者も視野に
正直こんなのやってられない
そう感じた方は、掃除を業者さんにお願いするのも一つの手かもしれません。
実際、どんなひどい汚れでも、プロの手にかかれば一発でキレイになりますし、結構リーズナブルな価格なのでおススメです。
カビが見られる浴室は、カウンター以外にもカビや皮脂汚れのたまり場となっています。
したがって、浴室全体がカビの繁殖に適した環境となっている可能性は高いのです。
カビ取りも、プロ仕様の洗剤と材質に適した用具で、しっかり取り除いてもらえますよ。
カビ発生を今後予防する意味でも、カビ退治とあわせて浴室クリーニングがおすすめです。
浴室カウンターはマグネット収納で清潔にしよう
浴室カウンターは、シャンプーや洗面器などを置く目的で使う場所でもあります。
しかし、先ほどお伝えしたように、カビの原因になる事は間違いありません。
カビを少しでも防ぐためにも、マグネット収納がおすすめです。マグネット収納は、色々なデザインのものが商品化されていますし、種類も豊富です。
マグネットなので、使い勝手のいい場所に、必要な分だけつけることができます。その上、簡単に取り外しができ、移動もできるので人気なようです。
マグネットがつく壁の種類
一般的なシステムバスの壁は「鋼板」または「ホーロー」で出来ています。
どちらも金属系なので磁石がつきますが、タイル壁にはつきません。その場合は、吸盤タイプがおすすめです。
マグネットの質
雑貨屋や100均などでも、浴室用のマグネット収納がたくさんあります。しかし、デザインや形状以上に大事なのが”磁石の質”です。
なぜなら、質のよくない磁石だと、湿気が多い浴室ではもらい錆をしてしまうからです。
もらい錆をすると、浴室の壁に茶色い跡ができてしまい、とれなくなってしまいます。
また、角のとがった磁石や表面が粗い磁石は、付け外し時、壁に傷をつけてしまう原因となるそうです。
おすすめは、磁石をシリコン樹脂で包み込んだ「シリコンマグネット」です。金属を含まない「ラバーマグネット」も、磁力は多少劣りますがおすすめです。
マグネット収納は人気ですが、浴室内での使用を禁止しているメーカーもあります。事前に、取扱説明書などで確認してみてくださいね。
マグネットタイプの収納を使用し錆などが発生した場合は、自己責任となってしまう点にも注意してください。
おすすめマグネット収納
収納スペースが限られている浴室でも、浮かせる収納ですっきり整理できます。
オンラインショップやインスタグラムで人気の山崎実業”tower”シリーズより、おすすめを紹介します。磁石で簡単に取り付け可能なマグネットバスルームシリーズです。
デザインはシンプルなものが多いので、どのタイプの浴室にも合わせやすいと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
引用 山崎実業公式通販サイト
磁石がくっつく場所ならどこにでも設置できる、おしゃれなディスペンサーです。ボトル本体を浮かせることで、底のヌメリも気になりません。
壁に付けたまま、ポンプを押せるのがポイントです。立ったまま洗う場合や、収納場所がない場合などにおすすめです。
ふたが外せるので、お手入れや詰め替えも簡単です。詰め替えパックをそのまま入れて使用できるのも嬉しいポイントです。
引用 山崎実業公式通販サイト
マグネットラックは、石けんや歯ブラシなどお風呂で使用する小物などを置くことができます。
たくさん物が置けるので、カウンター代わりとして使用できますね。
また、ラック底面にある隙間が、水の溜まりにくい設計となっています。水垢がたまらないので、とても衛生的で良いですね。
引用 山崎実業公式通販サイト
マグネットフックは、5連のフックにヘアゴムや掃除道具などを掛けて収納できます。
洗面器や椅子などに、フック用の穴があれば吊るして収納も可能です。
色々な用途で使えるので、一つあるととても便利ですよ。
引用 山崎実業公式通販サイト
こちらの洗面器は、本体裏に磁石が埋め込まれています。したがって吊るす以外に、そのまま壁へ貼りつけることもできます。
カウンターに置かなくて良いので、洗面器裏のヌメリもなくなり衛生的です。
また、実用性も兼ね揃えられており、濡れた手で持ちやすいデザインとなっています。
まとめ
- 浴室カウンターの外し方は、ドライバーがあれば簡単にできる
- 日々のお手入れで、浴室カウンターは綺麗に保てる
- 汚れ・カビ防止のためには、マグネット収納がおすすめ
浴室カウンターがあると、洗面器や小物などを置いておけるので便利です。
また、ベンチタイプは、座ってくつろいだり、全身のお手入れができたりと、入浴時間をより充実させることにつながります。
一方、汚れやカビ、掃除の手間がかかるなど衛生面で気をつけておくべきことも増えてきます。
浴室カウンターの外し方は、簡単でしたよね。この際、思い切ってカウンターを外しマグネット収納に変えてみてはいかがでしょうか?
外し方・掃除のやり方を少し意識すれば、日々、お手入れが楽になる事間違いなしです。
心の余裕がうまれ、さらにお風呂も清潔に保たれるので一石二鳥ですよ。
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