赤ちゃんは、生後5〜6ヶ月頃歯が生え始め、同時に歯磨きを始める時期となります。
歯磨きといっても、まだ歯ブラシは使わず、生え始めた歯や口の中全体を清浄綿できれいに拭いてあげたら充分です。
初めての育児は、歯磨きに関することだけでも戸惑うことが沢山ありますよね。
歯ブラシはいつから使ったらいいの?
赤ちゃんに歯ブラシを持たせて大丈夫かな?
清浄綿は、おしり拭きやウェットティッシュと比べて、どう違うんだろう。
こういった疑問を解消するため、清浄綿に関する特徴や使い方、また、赤ちゃんへ歯磨きするときのコツなど紹介していきます。
赤ちゃんの歯磨きは清浄綿から始めよう!!
清浄綿は、赤ちゃんの歯磨きとして、歯をきれいにするとき役立ちます。
また、歯だけでなく、口の中もきれいにできるため、歯が生え始める頃より早い時期から清浄綿を使うとよりいいでしょう。
生え始めた歯を優しく磨いたり、歯茎や舌周りを軽く拭ったりするといいですよ。
赤ちゃんが口内ケアに慣れておくと、後々歯ブラシで磨く際も、嫌がるのを防ぎやすいでしょう。
赤ちゃんへ清浄綿を使った口内ケアは、歯磨きの第一ステップと考えられますね。
ところで、赤ちゃんの歯磨きに清浄綿がいいと聞き、こういった疑問を持ちませんか?
どうして清浄綿がいいのかしら。
おしり拭きやウェットティッシュは使わない方がいいかな?
そこで、清浄綿の特徴や使い方、おしり拭きと違うところなどを紹介します。
滅菌処理されており安全性が高い薬液を使用
清浄綿が、おしり拭きやウェットティッシュと違う点は、高温高圧にて滅菌処理されているところです。
滅菌処理というのは、微生物を殺滅(さつめつ)しており無菌状態を保てることです。
また、アルコールは使用されておらず、安全性の高い消毒液を使用しているため、赤ちゃんにも安心して口内ケアができます。
ところで、おしり拭きやウェットティッシュを使った場合、心配されることはあるでしょうか?
- 腐敗しないよう、防腐剤が少々入っている
- アルコールが少しでも入っていれば、赤ちゃんの体内へ入るのは不安
おしり拭きやウェットティッシュは、おしりや手を拭くことに適した成分で作られていると思われます。
しかし、口の中で使うとなれば、おしり拭きやウェットティッシュに入っている成分が、口から体内へ直接入るため心配です。
さらに、ノンアルコール、滅菌処理、安全性が高い成分など、メリットから考えたうえでも、清浄綿で赤ちゃんの口内ケアすることをおすすめします。
個包装されているので衛生的
清浄綿は、1個の袋に2枚入っている場合が多いです。
個包装されていることで、開封の都度使い切ることができ、衛生的ですね。
毎回、開封したばかりの状態で使えるため、触るとすごく潤いを感じますよ。
2枚入りでも、1枚をとっておくことはしないよう注意書きされていますので、開封したらすぐに使ってしまいましょう。
赤ちゃんの歯磨き以外にも使える
清浄綿は、赤ちゃんの歯磨きや口内ケア以外にも使えます。
- 授乳する前、ママの乳房を拭く
- 生理や産後の悪露をきれいに拭き取る
- 赤ちゃんの顔や、食後に口周りを拭く
- ブロックのようなおもちゃやベビーサークルなど、赤ちゃんがよく触るものを拭き掃除する
私は、夏に授乳するとき清浄綿をよく使っていました。
暑い夏でも、赤ちゃんへ母乳をあげる前に一拭きすると、スッキリした気分で授乳できますよ。
また、赤ちゃんへおしり拭き代わりとして使うこともでき、荷物にならないため外出のとき重宝しそうですね。
清浄綿は、ドラッグストアやベビー用品店など身近なお店で購入でき、また、インターネットにて購入することもできます。
価格は、50枚入りに対し約500円のものから、しっかりした厚みや強度があるものだと約1,000円で販売されています。
赤ちゃんとママ、親子で用途がいろいろあるので、産前のうちに用意しておくことをおすすめします。
赤ちゃんの歯磨きは安全なやり方が一番!!
赤ちゃんへの歯磨きは、しっかり磨くというより、清浄綿を使った口内ケアや歯ブラシに慣れることが大事です。
間違った歯磨きのやり方だと、怪我につながる恐れがあるので、安全を第一に考えて行いましょう。
- 清浄綿で口内ケアする場合、赤ちゃんが横向きになるよう抱っこし、頭部をしっかり固定する
- 歯ブラシで磨く場合、ママが正座し、両足で赤ちゃんの顔を固定する
このようなやり方が基本となります。赤ちゃんが顔を動かすとすごく危ないので、そうならないような体勢で行いましょう。
歯ブラシを2種類用意
赤ちゃんの歯が上下2本ずつ生えてきたら、歯ブラシを使って歯磨きし始める時期です。
歯ブラシは、赤ちゃん用と仕上げ磨き用、2種類の歯ブラシを用意しましょう。
赤ちゃん用は、歯ブラシが喉までいかないよう、ストッパー付きになっています。
赤ちゃんへ歯ブラシを持たせても、上手く歯磨きとはいきませんが、握ることに慣れるだけで充分ですよ。
仕上げ磨きは歯ブラシを短く持とう
赤ちゃんへ仕上げ磨きするときは、歯ブラシを短く持ちましょう。
歯ブラシを短く持つことで、歯ブラシが喉までいかず、また、歯についた汚れも落としやすいです。
最初は、歯ブラシを短く持つやり方が難しく感じるかもしれませんね。
私も娘へ仕上げ磨きするとき、歯ブラシを短く持つとやりにくく感じていましたが、仕上げ磨きし続けることで徐々に慣れてきました。
最初はやりにくくても、慣れるにつれ、歯ブラシを短く持って赤ちゃんへ歯磨きする方が、むしろやりやすくなってきますよ。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がるときは無理しない!!
歯磨きすると、それを嫌がる赤ちゃんは結構います。
嫌がってばかりで、なかなか赤ちゃんへ歯磨きが上手くできないと悲観的になることはありません。
「きちんと歯磨きして虫歯予防しなくては」と、焦って無理に歯磨きを行ったら余計嫌がることがあります。
赤ちゃんは唾液の量が多く、また、チョコレートやキャンディなどをほぼ食べないため、そもそも虫歯になりにくいです。
先程もお伝えしたとおり、歯をしっかり磨くというより、歯磨きに慣れることが目的だと思ったらOKです。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がっても、「嫌がることはよくある」というくらいの気持ちで、歯磨きに臨むといいでしょう。
さらに、赤ちゃんができるだけ歯磨きを嫌がらないよう、そしてママも少しラクな気持ちでできるよう、歯磨きのコツを紹介します。
参考にしながら少しずつ慣れていくといいですね。
まずはリラックスした状態で
赤ちゃんへ歯磨きするときは、リラックスして落ち着いた状態で行いましょう。
「お口きれいにしようね」と話しかけたり歌ったりしながら、赤ちゃんを歯磨きに誘うのもいいですね。
3歳になる私の娘は赤ちゃんでなくとも、私がイライラしながら歯磨きすると、嫌がったり抵抗したりします。
ママがリラックスできているか否かは、赤ちゃんにもきっと伝わるのですね。
1日1回機嫌がいいときに
赤ちゃんへの歯磨きは、機嫌が良さそうなときに、1日1回行うといいでしょう。
食後や寝る前など決まった時間を決めなくても、その日によってやりやすい時間でOKですよ。
ママにとってもあまり忙しくないタイミングで行うといいですね。
上唇小帯を押さえながら
上の歯茎中心にあるスジを「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」といいます。
上唇と歯茎をつなぐ部分ですが、歯磨きのときそこに歯ブラシが当たると、嫌がる赤ちゃんは結構いるようです。
そのため、上唇小帯(じょうしんしょうたい)を、ママの指で軽く押さえながら歯磨きするといいでしょう。
まとめ
- 清浄綿は、赤ちゃんの生え始めた歯や口内を磨くことに最適
- 清浄綿は、滅菌されており安全性が高いため、口へ入れても安心
- 赤ちゃんの歯磨きは安全を第一に考え、頭や顔をしっかり固定したやり方で行う
- 赤ちゃんが歯磨きを嫌がるときは無理することなく、また、リラックスした状態で行う
赤ちゃんの歯磨きや口内ケアに最適な清浄綿を、身近なところで入手でき、また、さまざまな使い道があるのは嬉しいですね。
また、赤ちゃんの口内ケアやお手拭きとして何気に使っていましたが、安全性も高いと知り、嬉しさ倍増です。
私は、生え始めた赤ちゃんの歯に初めて気付いたとき、すごく感動しました。
かわいらしい赤ちゃんの歯を、きれいな状態でずっと守っていきたいですね。
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