中学受験の塾は結構ハードなところが多いので、塾に行きたくないめんどくさい、疲れたと言う子供がたくさんいるようなのです。
そこで、塾に行きたくない、めんどくさい、疲れた、と言われてしまった時に親はどんな対応と発言をしたら良いのでしょうか。
その時、親の行動が子供にとても大きな影響を与えてしまうことがあるので覚えておきましょう。
頭ごなしに行きなさい、と怒ることをしてしまったら、子供は親に頼れないんだ…と思って心を閉ざしてしまう可能性があります。
小学生が塾に行きたくない~疲れた~と言ってしまうのは、大人の会社行きたくない~になんだか似ているような気がしますね。
そこで塾に行きたくない、疲れたと言われてしまった時の対処法などをお話していきたいと思います。
塾に行きたくない疲れたと言われてしまったら
塾に行きたくない、疲れたと言われてしまったら、とりあえず、塾で何かあった?と聞いてみましょう。
塾に行きたくない疲れたと思ってしまう理由があると思いますので、この理由を明確にしていきます。
塾での勉強についていけないことが疲れる理由なのか、はたまたお友達同士で何か問題があり、そこに行きたくない理由があるのか…
この記事ではなぜ塾に行きたくない、疲れたと思ってしまうのか、子供の声を聞き、一緒に解決できるよう、お手伝いができたらなと思っています。
塾に行きたくない理由とは?
まず塾に行きたくない、疲れたと言われてしまった時絶対に怒ってはいけません。
本人には行きたくないという何か理由があるはずなので、子供からしっかりと話を聞き、共感して味方になり、承認してあげることが大切です。
子供の話を聞かないまま、塾を続けたとしても子供のやる気は出てこないと思います。
通う塾を変えたとしても、理由がわかっていなければ新しく入った塾でもまた行きたくない、となってしまいかねません。
クラスに苦手な子がいることや、先生がひいきするなど…理由は色々あるようです。
中学受験は子供も結構過酷な塾が多いため、疲れてしまうことがあるようです。
高学年ともなると、学校での行事があったり、授業も難しくなったりして、プラスで塾も…と行きたくなくなってしまうのかもしれません。
なだめて塾に行ってくれているうちは良いですが、帰ってそのまま寝てしまったり、不眠になったりしたときは注意してみてあげて下さい。
数日塾をお休みさせてあげるなど、何か対処が必要かもしれません。
まずはどうして塾に行きたくないのか、理由を知るために、子供の話を聞きましょう。
よくありがちな行きたくない理由とそれぞれ対処方法をお話していきます。
友達や人間関係が合わない
学校でもあるように、塾でも苦手な子がいて、それが理由で行きたくないと思ってしまうことがあります。
子供同士の問題はとても繊細でデリケートな場合が多いので、慎重に話を聞いていくことが重要です。
子供の問題に親が介入すると、逆に悪化させてしまうこともあり得ますので、まずは子供同士で解決できるか見守りましょう。
子供だけで問題解決にならなそうな場合は思い切って塾を変えるのも良いですし、塾に相談してみましょう。
勉強が嫌い
塾に行きたくないという理由の大半はもうこの理由なのではないでしょうか?
勉強より遊んでいる方が楽しいに決まっていますし、苦手な科目はそのままだとどんどんわからなくなってしまいます。
まずは、子供にどんなところが嫌いなのか聞いてみましょう。
勉強がわからない!
そんな時は、使っている問題集よりも簡単な問題集に変えてみると良いでしょう。
長時間勉強するのが嫌!
その場合は一日何分と、区切って勉強すると良いと思います。
塾のレベルについていけない
塾の進むペースについていけず、勉強がわからなくなって、行きたくない理由になっている場合があります。
集団の塾でレベル別にクラスがあれば、塾を変えずに環境を変えることができるかもしれません。
個別指導の場合は塾に苦手なところや理解しづらかったところを伝え、子供に合った講師と変えてもらいましょう。
めんどくさいから
学校が終わってやっと帰宅したのに、また家から出掛けなければならないので、めんどくさいな、と思ってしまう子もいると思います。
家にいることが好きな子は、とても面倒に感じてしまうかもしれません。
習い事の送り迎えが大変なように、子供も大変な思いで通っているはずですから。
そんな時は無理に続けても身にならない場合が多いので思い切ってやめてしまうのもありです。
そんなに面倒ならやめようか?と試しに優しく聞いてみて下さい。
案外やめるまでめんどくさいとは思っていない、のような答えが返ってくるかもしれませんよ。
部活動との両立で疲れた
学校の授業が終わり部活動で疲れ切ってしまい、その後の塾が疲れて行きたくない、と思ってしまっている場合があります。
そんな時は通塾する頻度を週4日から3日にするなど、対策が必要になりますので、塾と相談しましょう。
塾が自宅から遠い場合も子供の負担になっていることもありますので、塾を変えることも視野にいれましょう。
塾に行きたくないと言われてしまった時親がすべき事は?
塾に行きたくないと思ってしまう理由はお伝えしてきましたが、そんな時親はどうすれば良いのでしょうか。
塾に行きたくないと言われてしまった時、親のすべきことはなにか、なにをすれば問題解決できるのか考えていきたいと思います。
先生または塾を変える
先生との相性もあると思いますので、先生を変えてもらうのも一つの方法です。
先生を変えてもらえない場合は塾を変えてみましょうね。
塾のレベルを下げる
塾の勉強レベルが合っていない、ついていけていない場合授業のレベルを下げる必要がありますね。
授業のレベルが合わず、わからなくなり塾に行きたくないと思っている場合は授業のレベルを下げることで問題解決になります。
レベル別にクラスがいくつかある場合はクラスを変えてもらいましょう。
子供自身では言いづらいこともあるので、親が塾に相談すると良いと思います。
自分のレベルに合った授業を受けることは、受験生にとってとても重要です。
個別と集団を変える
通っている塾が個別塾なら集団塾に、集団塾なら個別塾へ変えてみると問題解決に繋がる可能性があります。
一人でコツコツ勉強したい子は個別塾が合っていますし、負けず嫌いな子は集団塾のほうが合っています。
実際このように個別塾と集団塾を切り替えたお子さんはたくさんいますし、授業のやり方が合っている塾に通うことは大切です。
オンラインの個別家庭教師にする
オンラインの家庭教師に切り替えることで問題解決となる場合もあります。
オンラインなら家から出る手間が省けますし、個別指導してくれるので人間関係の問題も起こりません。
したがって精神的、肉体的にもストレスは軽減できるのではないでしょうか。
ただ、自宅で行うため、メリハリをつけて勉強すると良いでしょう。
塾へ行きたくない子に塾は必要なのか?
塾へ行きたくないと言っている子には塾が本当に必要なんでしょうか?周りが通っているから何となく通っていることはないでしょうか。
塾に行きたくないと言っている子に塾が必要なのか考えていきたいと思います。
塾が必要な子とは
塾が必要な子はこのような子です。
- 普段から勉強する習慣のない子
- 教えてもらうと頭に入りやすい子
- 自分一人で勉強できない子
このような子は塾に通った方が成績に繋がっていくと思います。
しかし、一人で勉強できないなど理由の場合、成長するにあたって身に付いていくことがほとんどですので、身に付いてきたら塾に通う必要がなくなります。
塾が必要ない子
塾が必要のない子はこのような子です。
- 一人で勉強できる子
- 自分のペースで進めたい子
- 授業がつまらないなと思う子
このような子は塾に行きたくないのであれば通う必要がないと思います。
一人でしっかりと自分のペースで勉強できていれば塾に通う必要はありません。
何となくで通っている子はやめて良いでしょう。
塾に行きたくない子供のストレスについて
塾に行きたくないと言っている裏側には「勉強に集中できなくなった」「勉強する気が起きない」「勉強内容を忘れてしまう」などで悩んでしまう子が増えています。
このように強いストレスを感じることにより、うつ病を発症してしまうことがあります。
これは受験うつと呼ばれることもあり、ストレスは年代関係なく感じてしまうものなので、10代で受験うつを発症することは決して珍しいことではありません。
受験という強いストレスのかかる時期は受験うつを発症してしまうことが多くなりますので、塾に行きたくないと言われたら親は注意して見守ることが必要です。
この受験うつについて原因や特徴、解決策など調べていきたいと思います。
受験うつとは
受験うつと聞くと大学受験を受ける高校生に現れるものと思ってしまいがちですが、先程も述べたように、うつ病は年代関係なく発症してしまう病気です。
受験うつは特色別に3つのカテゴリーへと分けられます。
- モチベーションを失ってしまう
- 周りからの期待をプレッシャーに感じてしまう
- 周りの受験生と比較して劣等感を感じていしまう
受験うつを発症してしまう原因
「受験に失敗してしまったら」「親に失望させたくない」「自分に負けたくない」
など、受験の時期は子供にとってプレッシャーのかかる時期です。
親が成績を気にしてきたり、周りと比べて劣等感を感じるようになったりして、塾に行きたくないとプレッシャーになって強いストレスを感じてしまいます。
10代はまだストレスへの耐久性が強いとは言えませんので、うつ病を誘発してしまう可能性があります。
うつ病は身体的な症状と、精神的な症状の2つがあります。
受験うつの症状とは
受験うつなのでは…と思ったら
受験のこの時期は、子供にとって身体的、肉体的に大きく成長する時期になります。
様々な症状がありましたが、この症状を単なる成長過程のことと思って見過ごしてしまうととても危険です。
うつ病とは最悪の場合死に至らしめてしまうとても恐いものと理解しておきましょう。
まとめ
- 子どもの話をしっかり聞いて共感し、味方になることが大切
- 先生との相性が悪いときは先生を変えてもらう
- 塾のレベルについていけないときはレベルを下げる
- 授業のやり方が合っている塾へ編入する
- 受験うつにならないためにはプレッシャーを与えないこと
塾に行きたくない疲れたとなぜ言ってしまうのか?
行きたくないと言われてしまった時親がすべき事、子供がストレスを感じてしまう原因や対策についてお話してきました。
まだまだ子供な小学生、この先続く人生の方が長いです。
暖かく寛容な心で見守り様子を見つつ、受験に臨めると良いですね。
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