ペットショップで働くことは果たして辛いのでしょうか。
ペットショップは可愛い動物たちと一緒に働けるため、動物が好きな人は夢のような職場だと思います。
しかしペットショップで働く仕事がとても辛いのではないかと話題になっているようなのです。
実際動物が好きという理由だけで続けていけるような仕事ではありません。
はたから見ていると、可愛い動物たちのお世話ができて、とても辛そうには見えませんよね。
なぜペットショップで働く仕事が辛いのではないかと思われているのでしょうか。
仕事内容や、仕事のメリットデメリットをお伝えしていきたいと思います。
ペットショップの仕事は辛い?
ペットショップで働く仕事は何が辛いのでしょうか?いくつかまとめてみました。
常に緊張感がある
生き物を取り扱っていますから、その責任は重大です。
お店の温度や湿度も気を配り、生き物によっては一日何度も体温、体調チェックが必要となってきます。
環境の変化で亡くなってしまう場合もあるため、命を預かる責任重大なお仕事です。
ちょっとしたミスや油断が動物の死と繋がってしまうかもしれず、常に油断できません。
動物たちのことを常に気にしながら仕事しなくてはならないため、大変で辛いと感じてしまう人もいるかもしれません。
残業することが多い
ペットショップで働く仕事で生き物の担当になると、残業することが普通となって辛い、という事をよく聞きます。
具合の悪い動物がいると、気になって自主的に残業する人も多くいるようです。
ペットショップが閉店してから次の日開店するまでの間、動物たちを安全に過ごせるような環境へ整えてあげなくてはなりません。
したがって夜遅くまで動物と共に寄り添って残業してしまう、なんてこともざらにあります。
強制的な残業ではなく、自発的に残業している人が多いようです。
また、動物の急な体調不良にも対応するため残業になってしまうことが多いです。
汚い仕事がある
ペットショップでの仕事は生き物を扱うため、正直きれいな仕事だけしていればいいという訳ではありません。
フンの掃除をしたり、抱っこした時におしっこをかけられたり…。
ただ動物が好き、動物を可愛がりたいと思っているだけではできない仕事だと思います。
ペットショップの仕事メリット
ペットショップで働く仕事のメリットとはなんでしょうか。
- 大変な分とてもやりがいのある仕事
- 動物が好きな人にとって常に動物と共に働けるので幸せを感じられる
- 様々な動物の種類や知識を深められるため詳しくなれること
- 動物好きな人と交流でき仲良くなれること
ペットショップの仕事をするメリットをいくつか考えてみました。
動物が好きな人にとってはオススメできる素晴らしい仕事だと思います。
また、自分が興味のなかった動物と出会えるきっかけにもなります。
ペットショップでの仕事をするメリットは動物好きな人たちと仲良くなれることがやはり一番ではないでしょうか。
ペットショップの仕事デメリット
上記でペットショップで働くことは何が辛いのかをお話してきました。
ペットショップの仕事をする上でデメリットとは何なのでしょうか。
命を扱うため責任重大
ペットショップは当然、命を扱う仕事なのでとても重い責任があります。
自分のミスで動物が傷付いてしまったり、病気と気付かず場合によっては死なせてしまうかもしれません。
いつも元気な動物たちのお世話ができる訳ではありません。
時に怪我や病気の子のお世話をしなければならない時もあります。
手荒れ
動物たちの感染症を防ぐため、衛生的な管理は徹底的に行う必要があります。
そのため、手を洗う頻度は尋常じゃないほど多いです。
仕事中はハンドクリームやクリームのようなものが動物についてしまうため塗れません。
したがって肌の弱い人はデメリットになり得るでしょう。
肉体労働
ペットショップで働く仕事にはあまり想像できないかもしれませんが、肉体労働の多い仕事です。
動物たちの体重測定や散歩、重いペットフードを搬入、清掃、他の職種よりも断然に肉体労働が多いです。
動物を商品として見なければならない
ペットショップですので、毎日可愛がってお世話している動物たちを商品として売らなければなりません。
目の前にいる動物たちはあくまでも商品なので、いつかお別れしてしまう日が来ます。
飼い主さんが見つかり、ペットショップからいなくなるのは子供をお嫁へ出すような、そんな気持ちになると思います。
嬉しい反面、寂しくなってしまい、仕事として割り切れずに辛い思いをしてしまうかもしれません。
土日休みがなく休みづらい
ペットショップへ動物たちを見に来るお客さんは圧倒的で土日祝日が多いです。
なので、勤務はシフト制で、土日祝日は休めないところがほとんどです。
お店を少人数で回しているところが多いため休みづらく、プライベートの予定も入れにくくなってしまうため、辞めたいと思ってしまうようです。
サービス残業が多い
毎日お世話をして可愛がっている動物たちなので、少しでも体調のすぐれない子がいると気になってしまいます。
そのため、閉店後も残って様子を見続けてしまう、ということがあるそうです。
閉店から次の日開店する一晩、快適に過ごせる環境を作ってあげなければなりません。
聞いた話ですと、自主的に残業をするスタッフが多かったようです。
お給料が安い
ペットショップで働く正社員のお給料は手取りで10万円前半なところがほとんどです。
ボーナスや昇給はほぼないので、動物が好きで就職しても、実際生活できずに辞めてしまう人は多いようです。
トリマーの資格を持っていると少し優遇されるお店もありますが、それでもお給料は少ないと嘆いている人がいるようです。
一般的な企業とは違って昇給が見込めないので、年収がアップすることも望めないためデメリットになってしまいます。
幅広い専門的な知識が必要
自宅で飼っている動物が好きだから、という理由でペットショップの仕事に就いてしまう人が多いと思います。
しかし、様々な動物たちの知識も理解しておかなければならず大変だと思います。
ペットショップの仕事は動物をお世話すること以外、ペットフードや専門器具なども一緒に販売しているお店がほとんどだと思います。
したがって動物以外の専門的な知識も覚えておく必要があります。
ペットショップで働く店員さんは動物のことなど何でも知っていると思われているため、動物に関する知識を覚えるようがんばりましょう。
まとめ
- ペットショップの仕事は常に緊張感があり、残業は多く、汚い仕事もあるため辛いと感じてしまう
- ペットショップの仕事をするメリットは、動物たちの専門的知識が得られ、動物好きなお客様と交流することができること
- ペットショップで働くデメリットは命を扱うため責任重大、手荒れ、動物たちの幅広い知識が必要、など
いかがでしたか?今回ペットショップの仕事はなぜ辛いと言われているのかを記事にしてみました。
ペットショップは命を預かるとても大変な仕事ということがわかりました。
ペットショップは動物が好きで就職したのに、動物たちを商品として扱っていかなければなりません。
商品として割り切って考えることが難しく、働くことが辛いと感じてしまう人もいると思います。
一見動物たちと触れ合えて楽しい仕事に見えますが、辛く苦しいこともいっぱいあります。
そのため、覚悟を決めて働くことをオススメしたいです。
しかし、可愛い動物たちと一緒に働けて充実や、やりがいを感じられる仕事だとも思いますよ。
上記でお伝えしたことを踏まえて、ペットショップで働くことについて考えてみて下さいね。
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