ママやパパが働くと、保育園を利用することは不可欠ですよね。
そこで、気になるのが「保育園へ預ける時間」ではないでしょうか。
保育園に預ける時間は何時から何時まで?
みんなの平均時間は?
このように、忙しいママやパパにとって「時間」の問題は結構シビアです。
もちろん、短いから良い・長いからダメという事はないですし、みんなの平均時間に合わせる必要もありません。
- 預ける時間は何時間まで大丈夫なのか
- 平均時間が知りたい
- 預ける時間はどうやって決まるのか
今回は、そんな保育園の「時間」にまつわる疑問を解決していこうと思います。
知っておいて損はないので、ぜひ参考にして保育園生活を充実させてあげてほしいです。
保育園に預ける時間の平均は?
どうしても周りと比べ「保育園に預ける時間」が気になるママ・パパは多いようです。
実際、預ける時間の平均は各家庭で違うから、個人差ということになります。
それは、勤務時間によって預ける時間が変わるからです。
平均時間が分かりやすいように、パートタイムとフルタイムを比べてみました。
このように、預ける時間はパートタイムとフルタイムの勤務時間が違うので、それぞれ変わってきますよね。
ただ、上記の例で平均を出すなら、パートタイムだと約7時間、フルタイムでは約10時間になります。
長時間保育について
仕事の関係で、保育園へ長い時間預けなければならないご家庭も多いと思います。
そこで、問題になるのが長時間保育です。長時間保育とは何なのか?
長時間保育とは「8時間以上預ける」ことを指します。
これについては、様々な視点からたくさんの議論がされているようですよ。
保育園に長くいることは、良い影響を与えないのでは?
保育時間の長さは、成長に関係ない
保育園に長くいるなんて、かわいそう
このように、マイナスな意見も少なからず聞こえてくるのが事実です。
預ける時間は関係ないと思っていても、聞いてしまえば不安になってしまいます。
仮に、データがあったとしても、全ての子どもへ当てはまるわけではないですし…。
では、この不安をどう解決したらよいのでしょうか。
「大切なのは時間よりも、愛情や密度である」ということがポイントです。
- Aさんの場合…子どもと過ごす時間は長いが、スマホばかりで笑顔も少ない・いつもイライラしている
- Bさんの場合…子どもと過ごす時間は長くはないが、いつも笑顔でしっかり子どもに向き合っている
少し極端ですが、子どもの成長にとって良い影響を与えるのはどちらでしょうか?もちろん、Bさんのほうですよね。
このように、ママやパパと中身の濃い時間を過ごす事に意味があるのです。
また、ママやパパが頑張っている姿を、子どもながらにしっかりみて理解していますよ。
ただの「時間」に縛られず、愛情をたっぷり注いで育てていきましょうね。
保育園に預ける時間の決め方とは
保育園に預ける時間の決め方はどのような仕組みとなっているのでしょうか。
一般的に、子どもを保育園へ預けられる時間は、1日8時間です。
ただ、実際の決め方は、「保育必要量」が区分された範囲内を基準に、保育園と相談して決まります。
保育必要量には2種類あり、各家庭の生活スタイルで変わってくるようですよ。
保育標準時間
「保育標準時間」は、保護者がフルタイムで働いていることを想定した時間となっています。
原則、子どもを保育園に預けられる時間は1日8時間までです。
しかし、家庭の状況によりフルタイム120時間以上(1ヶ月あたり)就労した場合を想定し、最大11時間まで可能となるのです。
例えば、両親ともフルタイムで8時~17時(勤務時間8時間)を週5日勤務の場合だと、これに当てはまりますね。
ただし、それぞれの勤務状況によるので、誰でも11時間利用できるわけではない事を頭へ入れておきましょう。
私のまわりにも、フルタイムで働くママさんはたくさんいますし、実際、このような家庭も多いのです。
保育短時間
「保育短時間」は、保護者がパートタイムで働いていることを想定した時間となっています。
保育標準時間とは違い、最大8時間までしか預けることができません。
月の勤務時間が120時間未満だと、これに当てはまります。
しかし、極端に勤務時間が短い場合は認められないケースもあるようです。
住んでいる市区町村により異なりますが、1ヶ月あたり48~67時間以内で下限を決めています。
不安な場合は、事前に担当窓口へ確認してみましょう。
私も、長男と次男を預けていた時はパートタイム勤務でしたので、「保育短時間」の認定になっていました。
保護者のどちらかが、パートタイムであれば「保育短時間」に認定されると思いますよ。
申請方法
上記でお伝えした通り、保育園へ預ける時間の決め方は、まず市区町村から保育必要量を認定してもらうことが必要となります。
一般的には、10~11月頃から翌年4月入園希望者を対象に、申し込みが始まります。
保育園を利用するには、「就労・介護・病気・出産」など、理由が必要なのです。
これらの申請書類は、勤務先や施設・病院などで記入をしてもらう必要がありますから、早めに準備しましょう。
パパが会社へ出すのを忘れてギリギリになった
このような話は「あるある」みたいなので、注意しましょう。
また、申請書類は年度ごとで異なる場合が多いです。必ず、最新のものを提出するようにしてくださいね。
そして無事、保育必要量の認定が受けられたら、保育園に預ける時間を決めていく流れとなります。
通勤時間も加味される
では、預ける時間はどのように認定されるのでしょうか?
これは、働いていることを証明する「就労証明書」によって異なり、個人差があります。
保育短時間の場合で説明していきますね。例えば、勤務時間が9時~16時だとします。
実際に働く時間は休憩込みで7時間ですが、通勤時間もかかりますよね。通勤時間は、片道30分かかるとします。
したがってこの場合、勤務時間に通勤時間1時間がプラスされ、預ける時間は「8:30~16:30」となるわけです。
このように、「勤務時間」プラス「通勤時間」で預ける時間は算出されます。
パートタイムだからといって、必ず保育短時間になるとは限らないので安心してくださいね。
保育園へ預ける時間はバラバラでもいいのか
「保育標準時間」と「保育短時間」について預ける時間の違いをお伝えしました。
しかし、「預ける時間内であれば、送り迎えはバラバラでも良い」というわけでもないのです。
- シフト制で、勤務開始時間がバラバラ
- 送り迎えをする人がバラバラ
- 残業で忙しく迎えの時間がバラバラ
このような場合、事前の連絡など注意が必要です。
登園時間や、お迎えの時間に関するポイントを押さえておきましょう。
登園時間
ほとんどの保育園は、タイムスケジュールを決めて保育が行われています。
だから、遅すぎる登園は認められていない場合が多いのです。
たとえば、「何時までに来てほしい」と保育園から指示がある場合は従いましょう。
また、保育園側は提出した書類から、大体の登園時間や預ける時間を予測しています。
もちろん、毎日がその通りにいくわけではなく、早朝会議や通勤事情で早く登園したい場合もありますよね。
このような場合は、事前に保育園と情報共有しておくことをおすすめします。
お迎えの時間
シフト制や残業の関係で、お迎えがバラバラになってしまう場合はどうでしょうか。
預ける時間を過ぎて迎えが遅くなりそうな場合は、わかった時点で早めに保育園へ連絡しましょう。
先ほども言いましたが、保育園側は大体の送迎時間を予測しています。
連絡がない場合、「何かあったのではないか?」と心配をかけてしまうので注意してくださいね。
私も以前、先方との打ち合わせが長引いたため、保育園へ連絡できなかった時、先生に少し怒られました。
子どもも、迎えが遅いので心配してとても不安そうだったのを覚えています。
みんなに心配をかけてしまったので、中断してでも連絡しておけば良かったと反省しています。
会社側も、子育て中ということが分かっていますし、連絡したいことを伝えても嫌な顔はされないはずですよ。
延長保育
もし、お迎えが遅くなるなら「延長保育」の利用も可能です。
延長保育料を払わないといけないですが、決められた保育時間外でも預かってもらえる制度なので便利です。
ただし、18時を過ぎると補食(おやつ)が必要になるので、事前連絡は必ず行いましょう。
また、延長保育はお迎えだけでなく、登園時間を早めたい場合にも利用できるようです。
残業免除の申請ができる
「子どもが就学前であれば、残業免除を申請できる」という法律はご存知ですか?
残業でお迎えが間に合わない場合など、会社へ相談してみるのもよいでしょう。
独自の制度を設けている会社もありますし、上手に制度が利用できたら働きやすいですよね。
祖父母に協力してもらう
ママ・パパどちらも送迎できない場合は、祖父母に協力をお願いしてみましょう。
夫婦共働きが増えているので、祖父母の送迎は多くみられるようになりました。
ただし、保育園によっては犯罪を防止するため「原則、両親以外の送迎禁止」と決められている場合もあります。
祖父母にお願いする場合も、あらかじめ保育園へ連絡しましょう。
まとめ
- 保育園へ預ける時間の平均は個人差による
- パートタイムなら、預ける時間の平均は約7時間
- フルタイムなら、預ける時間の平均は約10時間
- 保育園に預ける時間は、「保育必要量」で決まる
- 預ける時間は「保育標準時間」と「保育短時間」の2種類で区分されている
- 送迎時間がバラバラになりそうなら、保育園へ事前連絡しよう
夫婦共働きなら、保育園の利用は必要ですよね。
周りと比べ、預ける時間が長ければマイナスに思うかもしれません。
しかし、保育時間の長さよりも、子どもと関われる時間が大事です。
忙しい毎日ですが、上手に保育園を活用して、子育てしていきましょう。
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