4℃(ヨンドシー)といえばクリスマスや誕生日プレゼントの定番アクセサリーブランドとして有名ですね。
シンプルで華奢なデザインがとても可愛くて、クリスマスシーズンは各雑誌の特集に登場します。
しかし、4℃のプレゼントを貰っても嬉しくないという意見があるのはご存知ですか?
どうやら30代以降の大人な女性だと、デザインが可愛すぎて、貰っても嬉しくないそうなのです。
私は過去に4℃のネックレスを頂いて、とても嬉しかったので驚きました。
嬉しくて常に付けていたのですが、今でもシルバーの輝きは維持できていますし、質も申し分ないと思います。
しかし、質が良くても、自分に合わない物をプレゼントされたら嬉しくないかったかもしれません。
では、4℃をプレゼントされても嬉しくない理由を詳しく解明していきたいと思います。
4℃のプレゼントはなぜ嬉しくないの?
4℃だけでなく、ティファニーのオープンハートもプレゼントされる事を嬉しくないと聞いた事があります。
オープンハートは、とても可愛いデザインなのに、昔からの人気商品なので定番すぎる事が原因のようです。
4℃も定番ですし、同じような理由で少し嫌悪されているのかな?と感じました。
4℃とは?
4℃とは、株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツが展開する日本の宝飾ブランドです。
株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツは4℃以外にもブランドを持っていて、4℃が一番古くからある看板商品のようです。
そして4℃といえば、白い箱に綺麗なブルーリボンのラッピングが印象的ですよね。
箱だけでも飾っておきたいくらい素敵なので、プレゼントされて嬉しくない人の気持ちがわかりません!
しかし同じ4℃でもコンセプトの違いがあって、さらにブランドを分けられています。
4℃ | 4℃といえばこのブランド。一番有名な主力ブランド。 |
Canal 4℃ | 普段使いにピッタリな可愛らしい物が揃っています。 |
EAU DOUCE 4℃ | 4℃の中でも、18kやプラチナなど高級素材をメインに扱っています。 |
cofl by 4℃ | 「ラボグロウンダイヤモンド」や「リサイクルメタル」といった環境に配慮した素材を使用したブランド。 |
4℃ HOMME+ | ジェンダーレスなデザインで男性でも使用できるデザインが揃っています。 |
4℃ Bridal | 結婚指輪や婚約指輪に特化したブランドです。 |
このように、同じ4℃であってもブランドで取り扱っているアクセサリーが違うようです。
この中から、どのブランドが似合うかその人の雰囲気や好みを考えてプレゼントすれば、喜んでくれるのではないでしょうか。
4℃を貰っても嬉しくない理由
どうして4℃のプレゼントは嬉しくないのか、口コミを調べてみたところ、やはり否定的な意見もありました。
世間の4℃に抱く否定的なイメージをまとめてみました。
- 値段が安く購入しやすい
- 若い子向けのデザイン
- ありきたりなデザイン
- 人と被りやすい
- ハートなど可愛い雰囲気が合わない
ネットの口コミにはこのような意見が多くありました。
確かにハイブランドとは違い、お手頃な値段のイメージがありますね。
しかし同じ4℃でも、結構なお値段の商品もあります。
お手頃価格から高級路線の商品まで幅広いのに、なぜ安っぽいと言われるのでしょうか。
4℃の社長がインタビューに答えていた記事は、こう書いてありました。
「当社はシルバーがヒットしてから顧客が若くなり、上の年齢層が離れてしまった。大学生が最初に買って25、26歳で卒業してしまう。学生のブランドだよね、安っぽいねというイメージがある」
引用 Livedoor NEWS
確かに4℃といえば綺麗なシルバーが印象的です。
安っぽいイメージになってしまったのは、シルバーのヒットが原因だと社長自ら分析されているんですね。
しかし社長のインタビューは、このように続いていました。
子供のブランドではなく、大人のブランドにしたい。目指すのは”和製ティファニー”
引用 Livedoor NEWS
イメージ払拭のために、中高価格帯を強化するということなので、これからもっと4℃は高級ブランド化しそうですね。
4℃のプレゼントを貰って炎上した人がいる!
4℃のプレゼントを貰って炎上したという、有名なツイート内容がこちらです。
……………本当に…………頂いた身で……こんなことは…アレですが………………(30歳)
開封前と思われる、プレゼントされた箱の画像と一緒にツイートされていました。
中身はオルゴールケースに入ったネックレスだったそうです。
なぜ4℃をプレゼントされて炎上してしまったのか
いくら気に入らなかったとはいえ、せっかく頂いたのにネット上で文句を言うのはあまりオススメできませんね。
しかし、このツイートですが、注目すべきは「30歳」という年齢のようです。
このツイートに添付されていた画像をよく見ると、箱は「Canal 4℃」と書いてありました。
「Canal 4℃」は、数ある4℃ブランドでも、10代~20代前半の女性をターゲットにしたラインなのです。
このプレゼントを貰った女性は30歳で、おそらく子供っぽい、自分の年齢に合わないと感じたのでしょう。
そして贈った人は、「4℃」と「Canal 4℃」の違いを知らなかったのかもしれません。
30歳以降であっても、「Canal 4℃」のアクセサリーを好きな人もいると思いますが、たまたま運悪く、お気に召されなかったのだと思われます。
しかし、贈った人の気持ちを考えると、少しかわいそうですね。
炎上した理由は、このプレゼントの贈り主をかばう意見が多かったからであるようです。
4℃と「Canal 4℃」の違い
主力ブランドである「4℃」と、炎上した「Canal 4℃」はターゲットの年齢層も違うようですが、具体的に大きな違いはあるのでしょうか?
両方のアクセサリーを少し比べて見たのですが、同じようなデザインもあるので、男性には違いはわからないかもしれないと感じました。
4℃ | Canal 4℃ | |
---|---|---|
ターゲット年齢層 | 20代~30代 | 10代後半~20代前半 |
包装 | ブルーのリボンに白い箱 | 白や水色のリボンに白い箱 |
素材 | 金属量が多くて重厚な感じ | 金属量は少なめで軽い印象 |
価格 | 2万円~6万円 | 1万円~3万円 |
デザイン | シンプル、ベーシック | 4℃より甘めのデザイン |
このように、比べてみると少しずつ違いがありました。
でも似合っていれば、どちらでもいいですし、プロでない限り見分ける事は難しいと思います。
それに、「Canal 4℃」はディズニーとコラボしていたり、購入するとオルゴール付きのぬいぐるみを貰えたり、若い女の子なら喜びそうな事が盛りだくさんだと感じました。
しかし、プレゼントでいただいた時に、「Canal 4℃」は30代女性だと何か思うところがあるかもしれません。
プレゼントしたい相手が30代以降なら「Canal 4℃」のアクセサリーは避ける事をおすすめします。
特に4℃の定番といえるオープンハートやしずくモチーフは可愛らしすぎる印象があるようなので、気を付けましょう。
4℃のプレゼントは本当にいらない?
30代女性が「Canal 4℃」をいらないという意見は何となく理解できました。
しかし定番過ぎるといわれる「4℃」は、プレゼントされても嬉しくないのでしょうか?
世間がイメージしているという「安価な」イメージは本当にあるのでしょうか?
実は多い!4℃のアクセサリーを貰って嬉しい人
国内の宝飾会社を調べると、株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツは売上が毎年上位にランクインしています。
国内に約175店舗ほど構えており、需要があるのは間違いないと思います。
毎年クリスマスシーズンになると各雑誌で特集を組まれ、店舗がにぎわっているいる様子も見られます。
シルバーアクセサリーのヒットによって安価なイメージでいらないと言われても、4℃はまぎれもなく人気ブランドです。
4℃のアクセサリーをプレゼントしたり、自分で購入したりする事で批判される心配はありません。
もっと知って欲しい!4℃の凄さ
アクセサリーのデザインや質も大事ですが、環境や社会にきちんと配慮した企業を選んで購入するのはどうでしょうか?
ジュエリー業界はダイヤモンドの発掘によって起こる紛争や、発掘を強制されるなど、たくさん問題があります。
その問題部分をなくすため、宝飾の世界に「RJC認証」という制度ができました。
「RJC認証」とは(Responsible Jewellery Council:責任あるジュエリー協議会)といって、環境・倫理面の取り組みや取引の透明性に問題がないことを示す認証。
引用 RJC
そして4℃は「RJC認証」企業のジュエリーです。
海外ブランドのティファニー、カルティエ、ブルガリなどが、すでに「RJC認証」企業になっていて、日本国内では4℃を含め、まだ数社ほどしかありません。
これから「RJC認証」企業のアクセサリーやジュエリーを知って、選ぶ人が増えて欲しいと思います。
そして、「cofl by 4℃」の誕生も企業体制が表れていると思います。
「cofl by 4℃」はアクセサリーだけでなく、アクセサリーケースも環境に配慮した素材を扱っています。
そして、売り上げ1%を、坂本龍一さんが代表の森林保全団体「more trees」へ寄付するという活動も行っています。
こういった企業体制を知ると、4℃のプレゼントはいらないといった意見がなくなっていくのではないでしょうか。
まとめ
- 4℃はプレゼントされても嬉しくないといわれていた
- 4℃のプレゼントが嬉しくない理由は定番すぎるから
- 4℃はコンセプトが違う他のブランドも展開している
- 「4℃」と「Canal 4℃」の対象年齢は違うので注意する
- 4℃はシルバー人気によって安価なイメージがついてしまった
- 4℃のアクセサリーは、お手頃価格から高価格なものまで幅広く揃っている
- 4℃は、取り組んでいる環境保全活動がすばらしい優良企業である
4℃は国内だけでも多数店舗を展開していて、ずっと安定した人気ブランドだと思っていので、プレゼントされても嬉しくないという意見があることに驚きました。
しかしそういったマイナスな意見はティファニーやカルティエなど人気ブランドでも言われていて、有名ブランドならではの宿命かと思います。
実際ネットで検索してみても、マイナスな意見よりもデザインを褒める意見や、貰って嬉しかった感想などが多数占めています。
そして詳しく調べてみると、環境問題に取り組んでいる積極的な企業体制も尊敬できるものでした。
アクセサリーはどういうものが貰って嬉しいのか、嬉しくないのかとても難しいと思います。
その人の年齢や好みをよく知った間柄になってからプレゼントすれば間違いないのではないかと思いました。
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