2009年時点で49,000カ所以上ある学習塾のほとんどが、入塾前に体験授業を実施しています。
体験授業は塾とのミスマッチを避ける為、親子どちらにとっても欠かせない物だと思います。
しかし行かせたものの「やっぱり合わない」等で入塾を見送る事も考えられます。
そんな時「何て断ったら良いんだろう?」と、断り方で悩んでしまうケースが多いのではないでしょうか?!
体験授業を受けさせてもらった手前、遠慮がちになってしまう場合が多く見受けられます。
しかし、あいまいな断り方になってしまうと後々チラシや、メール等で勧誘を受けてしまいます。
何と言っても「感謝の気持ちを込めてキッパリていねいに断る」というのが肝心です。
以降では、体験授業で確認するべきポイントや、入塾しない場合の断り方について詳しくご説明いたします。
学習塾の体験授業後はあいまいな断り方をしない
体験授業後に入塾辞退する場合、あいまいな断り方をしないという事が肝心です。
また、断る連絡は電話でもメールでもOK!しかし、メール送信後に意思の確認を含めて電話が入る可能性も考えられます。
従って、辞退の連絡は電話がおすすめです。
もう少し検討させてください。
まだ他と迷っているので考えておきます。
上の様なあいまいな断り方をしてしまうと、塾側は「まだ見込みがある」と捉えてしまいます。
よって、勧誘の電話やメール、チラシ等を塾側は送ってきてしまいます。
後の勧誘活動を避けたい場合は、丁寧かつストレートな言葉でハッキリと伝えましょう。
また、断る際は入塾しない理由を差し支えない範囲で伝えるようにしてください。理由を伝えることで塾側の改善にもつながるはずです。
そして、体験授業でお世話になった感謝をしっかりと伝えましょう。たとえ体験授業であっても講師や面談担当者はその為に時間を割いて準備してくれています。
体験者さん用に授業内容を変更していたり、ベテラン先生へ担当替えしたりする塾もあります。
したがって、断り方で大切なのはしっかりとお礼を伝えるという点です。
最大の悩みどころでもある「断る理由」について参考例をいくつかご紹介いたします。お礼の言葉と合わせて使ってみてくださいね♪
上でご紹介した言葉と合わせて「今回はお断りさせて頂きます」とハッキリ伝えましょう。
あいまいな返答で、いつまでも先延ばしにしていると塾側へも無駄な期待を持たせてしまう事があります。
入塾しない場合は、ハッキリとした理由をストレートに!プラス、感謝の気持ちを忘れずに伝えてくださいね♪
塾の体験授業や面談で確認するべきポイントは
ここでは入塾に向けた体験授業や面談の際、確認するべき大切なポイントをいくつかご紹介いたします。
何と言っても、入塾の目的についてハッキリと子どもから意思確認をしておいてください。
塾へ行くならどんな塾が良いのか?学校の友達も通っている塾が良いか?等です。
ちなみに学習塾は大きく分けて「進学塾」「補習塾」「総合塾」「専門塾」の4タイプです。
進学塾 | 難関校受験に特化させた内容と進度の授業展開 |
補習塾 | 学校の補修と授業内容定着をメインとする |
総合塾 | 補習・進学の両方を目的とした塾 |
専門塾 | 一定の科目等に特化して授業をする塾 |
子どもの学習スキルや設定している目標へ合わせて、塾探しを始める様にしてください。
塾を選ぶ際に確認するポイント
塾を選ぶ際は、子どもと以下の点について話し合っておく事が大切です。
- 指導方針
授業の補修として塾へ通いたいか?難関校に受かりたいから通塾したいのか?
成績がふるわない科目について勉強をしたいのか?
- 授業体制
個別指導と集団指導では、どちらが良いのか?マンツーマン指導と少人数制ではどちらが良いのか?
集団指導であれば、クラスは成績別なのか?1クラス何人程度なのか?
- 利便性
行き帰りは安全か?(継続する為にも通いやすさは重要)
- 合格実績
- 授業料
- 塾の強みや特徴
他の塾と違う点は?特徴や特色について。
以上の6つについて、塾を選ぶ際はよく吟味(ぎんみ)するよう気を付けてください。
体験授業で確認するポイント
保護者が同伴で体験授業へ参加できない場合は、以下のポイントについて子どもから詳しく話を聞いてあげてください。
- 塾の雰囲気・子供と塾の相性
- 講師の印象
- 授業の分かりやすさ・進め方
- 設備面(教室やトイレ、静かで集中できる空間であるか)
- 学校の知り合いがいるか
- 宿題の量
- 面談担当者の印象や進路指導方法について
何と言っても、話しやすい講師であるか?が、大切だと思います。
話しやすい講師であれば、分からない所も聞きやすく勉強がはかどるからです。
そして、小学生や中学生が通塾する場合塾は、友達に会えるかも大切なポイント!
友達がいて心強いだけでなく、諦めず通い続けてくれるに違いありません。
合わせて、講師の教え方が分かり易かったり、学校で教えてくれない事を教えてくれたりするという点も子供にとって重要となります。
面談で確認するポイント
面談は気掛かりな点について質問できる貴重なチャンス!
些細なことであっても、可能な限り細かく質問しておきましょう。
- 同等レベルである子が、実際にどのくらい学力が伸びたか
- 授業カリキュラムや進度について
- 自習室が開いている時間や曜日
- 詳しい授業料金
学力の近しい子が、どんな勉強法で1日何時間ほどやって学力向上へつながったか等、出来る限り詳しく聞いておくとイメージしやすくなるはずです。
カリキュラムについては、塾の特性が色濃く表れる部分でもあります。
一定のカリキュラムであるか?または、個々に合わせたカリキュラムを組むのか?
そして、丁寧に時間を掛けて授業が進むのか?または、高いレベルを目指し早い進度で進むのか?等です。
自習室が利用できるのも、塾へ通う大きなメリットと言えます。利用状況についても確認しておきましょう。
親にとって最も気掛かりな料金形態は、細部まで確認しておく事をおすすめします。
授業料のみならず、各種講習会費、教材費等後から必要になってくるケースがかなり多いからです。
お金の話をする時は、子どもに退室してもらうと聞きやすくなるかもしれまん。
体験授業へ行く日が決まったら
実際に体験授業へ行く日が決まったら、以下の3つを必ず確認しておきましょう。
- 親も一緒に行くべきか
- 当日必要な物はあるか
- 駐車場や駐輪場はあるか
3つ目の駐車場や駐輪場については意外と見落としてしまいがちな為、忘れない様確認しておいてくださいね♪
持ち物に関しては、たいてい塾側から指示があるはずです。
もし何も言われなかった場合は、以下の持ち物を参考にしてください。
上の物品に合わせて、テスト結果や成績表等があるとGOOD!
また、教科書やノートが不要であってもメモ帳は持って行く事をおすすめします。
塾の体験授業にはメリットが盛りだくさん
体験授業は、塾によってさまざまなタイプがあり、得られるメリットも多種多様!
そして無料であるケースがほとんどだと思います。
しかし塾によってはテスト代やテキスト代を必要とする所もあります。
また、日数も1日とは限らず3日~1週間程度実際の授業を体験する場合もあります。
授業内容も、日頃の授業だけでなく学力診断テストや模擬試験を受けさせてくれるケースもあり、大きなメリットと言えます。
このテスト結果を分析し弱点や苦手分野について教えてもらえる所もあるそうですよ♪
体験授業へ参加するメリットは実際の授業やテストが受けられるという点以外にもたくさんあります。
しかしながら、体験授業ばかり何か所も行く事はおすすめいたしません。
塾の体験授業は1件~2件、多くても3件程度がベストです。
何か所も行ってしまうと、塾へ通うモチベーションそのものが下がってしまうからです。
加えて塾側も、資料請求や相談会、電話問い合わせに比べ「入塾の意志が強い」とみなします。
従って、資料請求や合同相談会等で気になる塾をある程度絞り込んでから、体験授業へ申し込みましょう。
個別指導と集団指導で迷っている場合は、それぞれ一か所ずつ行くのもおすすめです!
まとめ
- 入塾を辞退する際は、可能な限り電話で伝える
- 断り方で大切なポイントは感謝+ハッキリとストレートに
- 体験授業では講師や塾の印象について確認する
- 体験授業へは塾について資料やHP等調べ、ある程度絞ってから申し込む
断り方のコツは、入塾しない理由や意思を明確かつ、ていねいに伝える事です。
雑な断り方をしてしまうと、後に兄弟姉妹が通いたいと言った場合気まずくなってしまいかねません。
体験授業や面談では気になる事を可能な限り細かく質問してください。
そして、ぜひとも子どもが楽しく通える塾を見つけてくださいね♪
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