気になるお部屋の匂いを取り除いてくれる消臭剤や芳香剤。ほとんどのご家庭で使用されていると思います。
そして、それらは併用が可能であるという事をご存知でしたか?!
消臭剤と芳香剤は、それぞれ発揮する作用が違う為、互いに効果を打ち消し合いません。したがって、併用可能という事です。
また、それぞれの効果を最大限発揮する為には「置き場所」がとても重要なポイント!
ここでは置き方のポイントをいくつかご紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね♪
合わせて、消臭剤と芳香剤を併用する上で、知っておきたいそれぞれの違いについてもお話していきます。
消臭剤と芳香剤は効果を打ち消し合わないので併用可能
ズバリ!上でもお伝えした通り、消臭剤と芳香剤は反応する成分がそれぞれ違う為、併用可能です。
そもそも、消臭剤と芳香剤は発揮される効果が全く違います。
それぞれの特徴からも分かるように、消臭剤と芳香剤は発揮する効果が全く違います。
ちなみに、強い香りで悪臭が目立た無い様にする事を「マスキング消臭」と言います。
強い香り同士の消臭芳香剤を併用する際は注意が必要。
また、消臭剤や芳香剤と似ている物で「脱臭剤」という物があります。もちろん、こちらも併用可能♪
脱臭剤は冷蔵庫や靴箱に据え置きされている物がほとんどだと思います。
この様に消臭剤や脱臭剤、芳香剤は臭気をやっつける攻撃タイプが異なります。
従って臭気を攻撃してくれる「無香の消臭剤」と、「香りを楽しむ芳香剤」の併用がおすすめ!
加えて、一口に「消臭」と言っても作用が様々。
「化学反応による無臭化」や「別の香りを用いたマスキング消臭」と各商品で消臭作用が異なります。
家のどこに置いて、どんな匂いをやっつけたいか?!
どの空間に、どんな香りを漂わせたいか?!等をしっかりと把握しておきましょう。
消臭剤と芳香剤の正しい置き場所で効果を最大限発揮
消臭剤と芳香剤は正しい置き場所かどうかで、効果に約3倍の差が生じる事もあるとか…
上でもご説明した様に、併用する上ではこの「置き場所」がとても重要となります。
置き場所を決める上で最も重要となる点は「空気の通り道」です。
どのように空気が流れているか?!どこに空気が滞留しやすいか?!を、しっかりと把握しましょう!
ここでは消臭剤と芳香剤に関する正しい置き方や置き場所をご紹介いたします。
今一度、自宅に設置している消臭剤と芳香剤の位置を確認してみてくださいね♪
匂いが気になる場所として最も多いのは以下4ヵ所です。
- トイレ
- 玄関
- キッチンの排水溝・ゴミ箱
- 靴箱
上記4ヵ所だけでなく、滞在時間が長いリビングルームは様々な匂いの混在するスペースです。
タバコの匂い、部屋干しされた洗濯物、ペット臭等。また、人間も体臭や汗をかく事で匂いが発生しています。
やっつけたい匂いに合わせて、最適な置き場所へ設置し効果を最大限発揮させましょう!
それでは、早速正しい置き場所についてお話していきます。
消臭剤の最適な置き場所
消臭剤は「空気が溜まりやすい場所」「風通しの悪い場所」へ置くようにしましょう!
- 匂いの発生源近くへ置く
無風状態であれば、悪臭は発生源の周辺+狭い範囲に留まる為、可能な限り近くへ置く。
- 空気がよどみやすい所に置く
キッチンや部屋の隅等「空気だまり」は生活臭が溜まりやすい(ここへ設置する事で、匂いの拡散を防げる)
- 足元などの低い位置へ置く
悪臭は、空気よりも重い成分が多く低い位置へ溜まりやすい。
従って、低い位置へ置く方が臭気退治には効果的。
消臭剤は発生源近くかつ、空気のよどみやすい所へ置くという点が重要なんだ!
芳香剤の最適な置き場所
芳香剤はその名の通り香りを楽しむアイテム!従って空気の流れを利用しなくてはなりません。
- 風通しの良い場所へ置く
風上に置き、空気の流れを利用して拡散させる。
窓やエアコンの近くがGOOD!(強く風が当たり過ぎるのはNG)
- 高い位置へセットするのが効果的
香り成分は空気よりも重い為「鼻の高さ」程度がおすすめ。
芳香剤は可能な限り高い位置で、風通しの良い場所がGOODね!
消臭剤や芳香剤を置く時の注意点について
上では消臭剤や芳香剤の最適な置き場所について説明してきました。
ここでは「置き型タイプ」に特化して、消臭剤・芳香剤両方共通する置く時の注意点をご紹介していきます。
安全面をしっかりと考慮して、転倒したり誤飲したりしない様に設置しましょう♪
消臭剤や芳香剤の様々な形状
最も広く流通している消臭剤・芳香剤タイプは以下の4タイプではないでしょうか?!
- スプレー式
即効性があり、瞬間的に消臭又は香りを付与してくれる。介護現場や医療現場で多く見られる。
- 置き型
固形、ビーズ状、ゼリー状、液体等様々なタイプがある。薬剤が無くなるまで継続的に使用可能。
- 吊り下げ式
付属のフックやひもを使用して吊り下げるタイプ。車内や窓際へ手軽に吊り下げられとても便利。
- プラグタイプ
電子の力で芳香成分や消臭成分を拡散してくれるタイプ。センサー式になっている物もある。
風当りや直射日光にも注意
様々な形状の消臭剤や芳香剤がある中で、ひと際コスパも良く継続的使用に向いている置き型タイプ。
一口に置き型と言っても、中身は液体・個体・ビーズ状等さまざまです。
以下でご紹介する注意点を踏まえ、使用目的に合わせて設置しましょう♪
以上の4点が、消臭剤や芳香剤を置く際に気を付けて欲しい注意点です。
エアコンや扇風機等の強い風は、薬剤を早く蒸散させ効果持続期間が短くなってしまうからです。
また、直射日光やテレビの近くは温度上昇が見込まれる場所!
温度上昇は、薬剤へ悪影響を与え本来の効果が発揮できなくなってしまう為、可能な限り避けましょう。
さらに気を付けたい点として、ペットや小さな子どもの誤飲!
もちろん消臭剤・芳香剤の中には100%天然素材や100%天然由来成分という物もたくさんあります。とは言え、誤飲は間違いなく危険。
そして、消臭ビーズ等はキラキラ・プルプル&良い匂い!小さな子どもが興味を持つ事も往々にしてあると思います。
出来る限りペットや子どもの手が届かない場所へ設置するように気をつけてください。
消臭剤や芳香剤の代わりにもなるおすすめアイテム
消臭剤や芳香剤のアイテム数もさることながら、おすすめ品について書かれた記事もたくさんあると思います。
そこで、私は身近な物で再利用出来る消臭・芳香可能アイテムをご紹介したいと思います。
簡単にDIY出来るので、ぜひ一度挑戦してみてくださいね♪
コーヒー抽出後のかす
コーヒー抽出後の「かす」には、脱臭剤・消臭剤効果があるとされています。
濡れたままでも消臭剤として使用可能。しかし水分を含んだ状態の場合、カビが生えてしまう為使用期限は長くても2日としましょう。
抽出後もほんのりコーヒーの香りがする為、嫌な匂いを気にならなくしてくれるのでおすすめです♪
固形石鹸(せっけん)
香料付きの物であれば、芳香剤として利用可能。しかし、あくまで石鹸なので消臭効果はありません。
好きな香りの石鹼や、頂き物が余っている場合等におすすめです。
ピーラーやカッターで削り、空き瓶等の別容器に移せば完成!とっても簡単です♪
お茶パック等に入れてリボンで結び、トイレへ置けば1週間程度香りを楽しめます。
柑橘類(かんきつるい)の皮
柑橘類(レモン・グレープフルーツ・みかんなど)の皮は、スッキリとした特徴的な香りで消臭、芳香効果抜群!
しっかりと水洗いし、表面についている農薬などを皮から落としてから使ってください。
なるべく細かく刻み、オーブンを使用して乾燥するまで焼きお茶パックやコーヒーフィルターに入れて使用しましょう。
天日干しする場合は、最低でも4日~7日程度かけて乾燥させてください。
消臭剤や芳香剤は簡単にDIY出来るから、子どもと工作しても良さそう♪
まとめ
- 消臭剤と芳香剤はそれぞれ発揮する効果が違う為併用可能
- 消臭剤は匂いの発生源近くかつ、低い位置へ置く
- 芳香剤は風上で出来る限り高い位置がGOOD
- 併用する際は様々なリスクを考慮し安全な場所へ設置する
消臭剤や芳香剤はお家で過ごす時間を快適にしてくれる上、友人等が遊びに来た際欠かせないおもてなしアイテムのひとつ!
加えて、普段から住んでいると自宅の臭気に鼻が慣れてしまい気付けないなんて事も…
従って、空気の流れをしっかりと把握し空間に合わせた消臭剤や芳香剤が最適です。
併用する際は、柑橘系・ムスク系・ウッド系等、系統を絞って選ぶのもおすすめですよ♪
コメント