豚肉を冷凍した場合の保存期限は2ヶ月⁈保存方法や解凍方法教えます | 日常コレクション。
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豚肉を冷凍した場合の保存期限は2ヶ月⁈保存方法や解凍方法教えます

豚肉は、どんな料理にも合わせやすく便利なので、買う頻度が高いのではないでしょうか。

しかし、冷凍したまま忘れていて保存期間が2ヶ月以上経っていたなんてことも…。

もったいないので、できることなら消費したいと思いますよね。

2ヶ月経ったけど、食べられるの?

いつまでなら大丈夫?

期限はいつまで大丈夫なのか?その答えは、豚肉の加工方法や購入方法によって変わるのです。

多くの場合、実際は2ヶ月経っても食べられるようですよ。

そこで今回は、冷凍した豚肉がいつまで食べられるのか調べてみました。

また、豚肉を美味しく冷凍する方法や解凍方法についてもお伝えしたいと思います。

豚肉を冷凍した場合の保存期限は2ヶ月

冷凍したまま忘れて、冷凍庫の奥から見つかった期限が切れた豚肉。

2ヶ月過ぎたけど、見た目に変わりはない場合、大丈夫な気がしてしまいますよね。

実際のところ、期限を過ぎていても2~3ヶ月なら大丈夫な場合がほとんどです。ただし、これには注意点が一つあります。

解凍した時、明らかに変色している・異臭がする場合は捨ててしまいましょう。生鮮食品ですので、よく観察することを心がけてください。

しかし、一般的に「冷凍した豚肉の期限は2ヶ月まで」と言われています。それは、なぜなのか?

これは通販で買うなど、冷凍を前提とした豚肉の場合です。

分かりやすいように、豚肉以外も表でまとめてみました。

保存期限スーパー通販
豚肉薄切り:2~3週間
かたまり:4週間
ひき肉:2週間
2ヶ月以上
牛肉薄切り:3週間
かたまり:4週間
ひき肉:2~3週間
2ヶ月以上
鶏肉もも、胸肉:2~3週間
かたまり:3~4週間
ひき肉:1~2週間
2ヶ月以上

このように、スーパーで購入した場合の期限は最大1ヶ月です。

細かく切られたひき肉が2週間なのは驚きですね。

その理由は、細かい分空気に触れる面積が多いので傷みやすいからです。

ではなぜ、スーパーと通販の場合で期限が違うのでしょうか?

それは、使われる冷凍庫の大きさが違うためです。

通販だと、業務用の強力な冷凍庫で一気に凍らせるから、長く持つようですよ。

傷む原因

「空気にどれだけ触れてしまうのか?」ということで、冷凍した豚肉の鮮度は決まります。

冷凍保存する期間が長くなると、肉の味はどんどん落ちていきます。

これは、冷凍保存している豚肉が空気に触れてしまうためです。

空気に触れると、「冷凍焼け」という症状が起こります。

「冷凍焼け」という言葉を聞いた事ありますよね。

肉の中には水分がたくさん含まれています。その一方で、冷凍庫の空気はカラカラに乾いています。

この時、肉の水分は少ないほうへ移動していくんです。

その結果、冷凍保存中の肉は水分が無くなり乾燥し、パサパサになるのです。

これが、「冷凍焼け」と呼ばれる状態なんですよ。

冷蔵庫の性能自体が良くなっているので、冷凍焼けは以前ほど起こりにくくなっています。

しかしながら、冷凍の保存期間が長くなると、どうしても冷凍焼けは起こってしまうのです。

正しい冷凍方法

スーパーで購入した豚肉の保存期限は、最大1ヶ月とお伝えしました。

しかし、少しの手間をかけるだけで、保存期限は2ヶ月くらいまで長くすることができるようです。

そんな方法があるなら知りたいと思いますよね。

豚肉が美味しく食べられるように、冷凍する際のコツを教えていきますね。

  • できるだけ空気に触れさせない
  • ドリップ(赤い液体)を出さないようにする
  • トレーのまま冷凍しない
  • 急速冷凍する

冷凍肉を空気にできるだけ触れさせないことがポイントです。

空気に触れることで酸化してしまい、旨味が逃げる原因となって、先ほどお伝えした「冷凍焼け」も起こってしまうのです。

また、肉からドリップ(赤い液体)が出てきてしまいます。

これは、肉から旨味が逃げた状態なのです。旨みだけでなく、臭みの原因にもなるのでよくないですよね。

それを避けるため、まずはキッチンペーパーでしっかりドリップを拭き取り、ラップに包みましょう。

それから、ジップロックなどの保存袋に入れ、しっかり空気を抜いて密閉してください。

家庭で、簡単に真空パックできる機器もたくさん販売されていますよね。

これを使うのも一つの手です。真空パックにできれば、手間なく完璧な冷凍保存が可能です。

トレーのまま冷凍している

スーパーで、買ってきたトレーのまま冷凍していませんか?

それは、今後やめてくださいね。なぜなら、密閉されているようでも、中には空気がたくさんあるので酸化してしまうのです。

また、ドリップも一緒に保存してしまいますし、ドリップを吸収するシートは外さないと衛生上よくないですよね。

さらに、トレーのままだと、トレーが断熱材となって冷凍まで時間もかかってしまうからです。

冷凍する際は必ず使う分だけ、小分けにしてラップで包みましょうね。

お家の冷蔵庫は「急速冷凍機能」がついていますか?ついている場合は、急速冷凍がおすすめです。

冷凍まで時間が長くなれば、「冷凍焼け」や「ドリップ」も起こりやすくなります。

また、早く冷凍したほうが、鮮度も保たれるのです。

急速冷凍機能」が無い場合は、アルミトレーを使いましょう。

やり方は簡単。ラップに包んだ豚肉をアルミトレーへのせて冷凍するだけです。

アルミは熱伝導率が高く、冷気を早く伝えられるので時短になります。

アルミトレーがない場合は、アルミホイルで包んでも大丈夫ですよ。

豚肉を冷凍するなら解凍も正しくしないと意味がない

普段の料理に欠かせない豚肉は、冷凍保存が便利です。

しかし、解凍方法を間違えてしまうと味が落ちたり、品質の低下につながったりするので注意してくださいね。

豚肉の解凍時に大切なのが、ドリップを逃がさないこと。

急いで解凍すると、急激な温度変化によってドリップが出やすくなってしまうのです。

また、ドリップと一緒に旨味・栄養分が流れ出てしまいます。

せっかくの旨味・栄養分、流したくはないですよね!

ポイントは「ゆっくり時間をかけて解凍する」ということです。

正しい解凍方法で、冷凍した豚肉を活用しましょう。

自然解凍

一番おすすめなのは、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍する方法です。

使いたい日の半日~1日前に、冷凍庫から冷蔵庫へ移動させましょう。

  • メリット…ドリップを減らせる
  • デメリット…時間がかかる

自然解凍のメリットは、出てくるドリップを減らせることです。

肉を解凍する時、肉の組織が変性します。それにより、水分がドリップとして外へ出てきます。

冷蔵庫やチルド室などで、ゆっくり低温解凍すれば、組織の変性が抑えられ、旨味を残せます。

その一方、解凍に時間がかかるので、すぐ調理したいという場合には不向きな方法です。

できるだけ小さくして冷凍することで、解凍時間は短縮されますよ。

流水解凍

時間がなく早く解凍したい場合は、流水にさらしましょう。

方法は簡単です。ラップのまま保存袋に入れて防水し、ボウルへ入れて、上からちょろちょろと水道水を流すのです。

  • メリット…低い温度で、均一に解凍できる
  • デメリット…水道代がかかる

大きさにもよりますが、だいたい20分~30分あれば解凍できます。

しかし、少ない水だからといって流しっぱなしになるので、水道代が高くなってしまいます。

電子レンジで解凍

すぐ料理に使いたいときには、電子レンジを使って解凍しましょう。

電子レンジの200W、もしくは解凍モードで、様子を見ながら解凍してくださいね。

  • メリット…時間がかからない
  • デメリット…ドリップが出る場合もある・火を通してしまう

自然解凍すると半日~1日程度かかるのに対して、電子レンジは時間がかかりません。

しかし、熱を伝えて解凍するので、ドリップが出てしまうなど失敗も起こりやすいのです。

また、加熱のムラにより、火が通ってしまう場合もあるので注意しましょう。

解凍する時は、冷凍庫から出したままの状態で行うのがおすすめです。

豚肉を冷凍するなら下味をつけると便利

業務用スーパーや大型ディスカウントストアは、大容量の豚肉が安く買えるので、ついついまとめ買いしてしまいませんか?

あらかじめ下味をつけて冷凍する「下味冷凍」にしておくと、時短調理ができるので便利ですよ。

メリット

下味冷凍にはどんなメリットがあるのかお伝えします。

  • 時短になる
  • 肉が柔らかくなる

下味冷凍で、最大のメリットは時短になるという事です。

味付けしてあるので、解凍して調理すれば、おかずがすぐ作れて便利ですね。

また、下味をつける事で、お肉に味が染み込み柔らかくなるのも大きな特徴です。

醤油や味噌、酒などの調味料で下味をつけると、解凍時に柔らかくなりますよ。

デメリット

反対に、デメリットはどんなことが考えられるのでしょうか。

  • 味付けが決まってしまう
  • 保存袋を多く使う

冷凍する際に下味をつけて冷凍するため、後から味付けの変更はできません。

下味を濃くしてしまうと、後から味の調整が難しいので、下味は薄めにつけましょう。

下味冷凍は、ジップロックなど使い捨ての保存袋をたくさん使用します。

そのため、コストがかかるとデメリットに思うかもしれません。

100円均一などで安い保存袋をまとめて買っておくと良いでしょう。

下味冷凍のコツ

下味冷凍する時の、ポイントや注意点をまとめてみました。

  • 素早く冷凍する
  • できるだけ平らにする
  • 解凍はゆっくりと

鮮度が良いうちに下味をつけて、冷凍しましょう。

その際、美味しさをキープするためにも急速冷凍するのが良いですね。

また、平らにしておくと冷凍庫の有効活用にもなり、解凍しやすくなるので形を整えて冷凍してみてください。

解凍する時は、自然解凍でゆっくり時間をかけて行いましょう。

急ぎの場合は、流水解凍や電子レンジでも大丈夫ですよ。

常温での解凍は、菌が繁殖しやすいので避けてください。

おすすめレシピ

簡単で時短になる、下味冷凍のおすすめレシピを紹介します。

豚肉の生姜焼き

<材料 2人分>

  • 豚肉(こま切れ)…250g
  • 玉ねぎ…1/2個
  • すりおろし生姜…小さじ1
  • 醤油…大さじ2
  • 砂糖…大さじ2
  • 酒…大さじ2

みんな大好きな豚肉の生姜焼き。玉ねぎを薄くスライスして、他の材料と一緒に保存袋へ入れるだけで完成です。

解凍して、漬け汁も一緒に火が通るまで炒めましょう。

豚肉と白菜のうま煮

<材料 2人分>

  • 豚バラ肉…200g
  • 白菜…1/8株
  • 水…100ml
  • 醤油…大さじ1
  • オイスターソース…大さじ1
  • 砂糖…小さじ2
  • 鶏がらスープの素…小さじ1/2
  • 片栗粉…小さじ2

豚バラ肉に味が染み込み、スープまでおいしいレシピです。

解凍後は、白菜がくたくたになるまで煮れば完成です。

白菜は、もし保存袋に入りきらなかったら調理の時追加してくださいね。

まとめ

  • スーパーで購入した豚肉の冷凍保存期限は最大1ヶ月
  • 通販で購入した豚肉の冷凍保存期限は2ヶ月以上
  • 正しい方法で冷凍すれば、スーパーの豚肉も2ヶ月まで期限を長くできる
  • 解凍方法も正しく行おう
  • 冷凍するなら、下味冷凍が便利

どんな料理にも使いやすく、便利で美味しい豚肉。

スーパーなどで、まとめ買いした豚肉は、すぐ小分けにして冷凍しましょう。

また使う際は、2ヶ月を過ぎないように色や匂いを確かめてから使いましょう。

空気に触れると、ドリップの原因となるので注意が必要です。

正しい冷凍方法と、解凍方法で安くておいしい豚肉料理を楽しんでくださいね。

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