ピアノの習い事が無駄なのではないかと考えてしまう保護者が、近年増えているようです。
ピアノを習う事は、様々な習い事の中でも定番でした。
なぜ近年ピアノの習い事が無駄なのではないかと言われてしまうのでしょうか。
私自身、4歳の頃から10年ほどピアノを習っていたのですが、習い事の中で今まで無駄だったな、と思うことは一度もありません。
私は音楽を聞くことや、歌を歌うことがとても好きでしたので、ピアノを習うことを楽しんで通えていたのかもしれません。
ピアノの習い事が無駄なのではないかと、習わせるか悩んでいるあなたの参考になると思いますので是非最後まで読んでみて下さいね♪
ピアノの習い事は無駄なの?
なぜピアノの習い事が無駄なのではないかと、考えてしまう保護者が増えているのでしょうか。
ピアノは家での練習が必須なため、習い事を始めるにあたってまず、ピアノを購入しなければなりません。
なのでピアノを購入する初期費用がかかってしまう上、日常生活の中でピアノを必要とすることがなかなかないため、無駄なのではないかと考えてしまいがちです。
小学校の必修科目にプログラミングやダンスが組み込まれるようになったため、保護者の注目がそちらへうつっていることも、ピアノの人気がなくなってきている理由になるようです。
したがってピアノの習い事が無駄なのではないかと思ってしまう保護者が増えているようです。
ピアノの習い事が無駄だと考えてしまう理由
ピアノの習い事が無駄だと考えてしまう理由とは何なのでしょうか。
ピアノが無駄な習い事と考えてしまう理由をまとめてみました。
- ピアノは初期費用がかかる上、大人になってから役立ちそうもない
- 月謝が他の習い事に比べて割高で、日常生活で必要な時がない
- ピアノを習うと賢くなると聞くが、成績に直接関係ない
- 家でも練習しなければならないので大変
- なかなか上達しない
このようにピアノの習い事を無駄だと考えてしまう理由がいくつもあるようです。
ピアノの習い事をするメリット
ピアノの習い事を始めるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットについて、いくつかご紹介していきたいと思います。
音楽の基礎が身につく
鍵盤は88個あり、主要メロディーとその伴奏も演奏でき、音楽の基本的な基礎を学んでいく最適な楽器といえます。
音楽の基礎を学ぶことができるため、リズム感や音感も身に付き、他の楽器を始める時、スムーズに始められます。
また、学校で音楽の授業やテストで簡単に点数が取れてしまいます。
頭の回転が速くなる
楽譜を目で追いながら、なおかつ左手と右手は別の動きをしなければならないため、脳が活性化し、右脳と左脳両方が刺激されます。
ピアノの習い事をしている子供の学力は、スポーツ系の習い事をしている子供と比べ、学力が高いという研究結果もあります。
忍耐力が高まる
ピアノを上達させるために、自宅での個人レッスンは必須となり、月3回1時間づつ教えてもらうだけでは絶対に上達しないです。
毎日ピアノの前に座り、同じ曲を何度も弾き続けることが子供にとって楽しいと思うことばかりではなく、やりたくない日があると思います。
そんな気分が乗らない時もピアノの練習を続けていくことで、確実に忍耐力が身についていくため、メリットとなります。
集中力がアップする
他の習い事、例えば運動系の習い事だとどうでしょう、先生1人に対して生徒数何十人というところがほとんどだと思います。
そういう習い事はどうしても集中力が切れてしまいがちになります。
しかし、ピアノは先生対生徒の1対1で行うためレッスン中ずっと集中していなければならないので、集中力を身に付けることができると思います。
一生涯の趣味や特技になる
年齢を重ねて高齢者になってからもピアノは演奏できるので、一生涯続けていける趣味となります。
自宅にピアノがあれば簡単な気分転換となり、楽しめます。
また、学生時代は合唱の伴奏を任されたり、就職の際は特技としても武器になったりします。
親子のコミュニケーション時間が増えた
ピアノの練習で上達するためには、保護者の付き添いが必要となりますので、練習時間は親子でコミュニケーションをとる時間が増えて楽しめる時間となります。
ピアノを習い事にすると起こるデメリット
ピアノの習い事で起こるデメリットとは何でしょうか。
ピアノを購入しなければならない
ピアノの習い事を始めるには、まずピアノを購入するところから始めなければなりません。
ピアノの購入、これが一番のデメリットではないでしょうか?
ピアノを購入する時、自宅で置く場所も考えなくてはならず、アップライトやグランドピアノとなれば自宅へ搬入経路から床の強度も調べる必要があります。
キーボードや電子ピアノもありますが、本物のピアノとやはり弾くときのタッチと重みが違うため、本格的に練習したい子には向いていないかもしれません。
ピアノは決してお安い買い物ではないので、デメリットになってしまいます。
毎日の練習時間確保が必要
ピアノの習い事を始めて上達していくためには、毎日自宅での練習が必須となっていきます。
私のしていた練習方法は、一日何時間と練習する時間はあえて決めずに、譜面を一通り片手5回づつ必ず練習すると決めてしていました。
これは私の母が隣で付き添いながらずっと練習に付き合ってくれていたからできたことだと思います。
小学校低学年頃までは、隣できちんと譜面通りに弾けているのか付き添う必要があり、保護者の協力も必要不可欠となってしまうためデメリットになってしまいます。
自宅の防音機能や近隣へ配慮が必要
自宅でピアノの練習をするにあたって、周りへ音が漏れて迷惑となってしまいますので、ピアノを置いた部屋の防音対策が必要となります。
特にアパートやマンションなどの集合住宅では演奏時間も気を付けなければなりません。
今はアップライトのピアノに後付けできる消音機も発売されていますので、電子ピアノのようにヘッドホンで回りへ聞こえることなく演奏できてしまいます。
しかし、こちらも費用のかかることですのでデメリットになってしまいます。
コンクールや発表会で費用がかかる
コンクールや発表会では1回につき5000~1万円程度かかると言われています。
それプラス先生へ渡す花束の代金や、発表会に着ていく衣装代などもかかってしまいます。
子供は成長していきますので、衣装も毎年買い替えなくてはならないため、費用がかさんでしまいますね。
ピアノの習い事はいつから始めるのがベスト?
ピアノの習い事を始めると決めたらいつから始めるのがベストでしょうか。
いつからピアノの習い事を始めたら良いのかわからなくて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
運動機能の発達が目まぐるしく成長する、3~5歳頃がベストだと考えられています。
私自身、4歳からピアノ教室に通わせてもらっていました。
始めた当時の記憶こそありませんが、ピアノの練習が辛い、辞めたいなどと今まで一度も思ったことはありません。
ピアノ教室も3~4歳から通えるようになるのでそのくらいの歳で始めるのが良いとされています。
3歳は言葉や色々なことを覚え、急激に成長する時期となるため、ピアノを始めるにはオススメです。
また、ピアノを弾く指の力や、レッスン中の30分程度大人しく座っていられる4歳頃も一般的なピアノを始める年齢となっています。
いつから始めたら良いのか悩んでいて、5歳以上になっていても焦る必要はありません。
子供本人のやりたいと思った時がタイミングな場合もたくさんあるので、大丈夫です。
大人から始めるピアノ教室も数多く存在していますので、始めるに遅いなんてことはないですし、何歳からでも始められるのがピアノ教室の良いところだと思います。
ピアノの習い事に向いている子はどんな子なの?
ピアノの習い事に向いている子はどんな子なのでしょうか?
ピアノの習い事選び方
ピアノの習い事を始めようとしても、様々な教室があるため迷ってしまい、選び方はどうしたらよいかと考えてしまいますよね。
ピアノ教室の選び方はどのようにしたら良いのでしょうか。
まずは子供が本当にピアノの習い事をやっていきたいのか確認しましょう!
ピアノだけではなく一般的な習い事にもあてはまる、習い事の選び方についてお話していきたいと思います。
- 子供が先生に意見を述べやすいかどうか
- 子供が笑顔で楽しくレッスンを受けられているか
- 先生が子供の話をきちんと聞いてくれているか
- 子供が先生のことを好きになれるか
子供と先生の相性が合っているかどうかが重要ですので、選び方で迷っていたらまずは体験レッスンへ行ってみて考えるようにしましょう。
まとめ
- ピアノの習い事が無駄だと感じる理由は「高額な初期費用」「割高な月謝」「成績とは関係ない」などの理由が考えられる
- ピアノの習い事をするメリットは「音楽の基礎がつく」「頭の回転が速くなる」など
- ピアノの習い事のデメリットは「ピアノを購入する必要がある」「練習時間の確保が大変」「音漏れ対策が必要」など
- ピアノの習い事は3~5歳で始めるのがオススメ
- ピアノ教室の選び方は先生との相性で決める
今回、ピアノの習い事は無駄なのではないか?と疑問に思うあなたへ向けて記事としてみました。
私は昔から音楽を聞くことや歌うことが大好きだったため、まだ自分のこともよくわからない4歳の子供に(笑)ピアノを習わせてくれた母へとても感謝しています。
ピアノは一度弾けてしまえば一生楽しめる素晴らしい楽器だと思います。
ピアノの習い事は決して無駄なんかじゃありません!迷っているなら始めてみて下さいね♪
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