お弁当作りに欠かせない冷凍食品。とても便利ですよね。
おかずを全て手作りするのは骨が折れます。冷凍食品はそんな時に大助かり!
しかし冷凍食品を冷凍庫へ入れ忘れて解凍してしまい、その結果再冷凍可能か悩んだ経験はありませんか?
そんな私も何度か冷凍庫へ入れ忘れた経験があります。
特に夏場などは食中毒も心配ですよね。そんなあなたの悩みを徹底検証!
「解凍後は再冷凍できるのか」「未開封でもアウト?」など悩みや疑問をサクッと解決しちゃいましょう。
また「捨ててしまうのは勿体無いけど、解凍後どういう状態なら再冷凍しても大丈夫か分からない」という悩みにもお答えしていきます。
解凍後の再冷凍が可能なケースや、上手な解凍法もご紹介します。
ぜひこの記事をとらの巻に活用しちゃってください!
冷凍食品は解凍後に再冷凍NG⁈食中毒の危険性アリ
さっそく本題へ入っていきましょう。冒頭でもあったように冷凍食品を解凍後、再冷凍するのは原則NG!
一番の原因は「食中毒になりやすくなるため」です。
一度解凍した冷凍食品は目に見えない雑菌が増殖しています。
食中毒の危険性以外は、味が落ちて不味くなる事も考えられます。
味が悪くなるどころか解凍の際出てきた水分は再冷凍時に固まり、形も変わりとても食べられる状態でなくなってしまいます。
原則、解凍後の冷凍食品全て再冷凍NG!未開封でも避けてください。特に気をつけたい食材は下記3つです。
再冷凍すると特に危険な食材
- アイスクリーム
- タンパク質の多いもの(お肉や魚類など)
- 自宅で調理済みの食品
アイスクリームが特に危険というのは意外でした。
アイスクリームは賞味期限の記載をされていないものが多いですよね。そのため私自身も気にしていませんでした。
しかし賞味期限がないのは、未開封で溶けていない場合に限ります。
アイスクリームも、溶けると雑菌が繁殖します。
溶けてしまうと元どおり、綺麗に固まらない可能性もありますよね。
形も崩れ、とても食べられる状態ではなくなってしまうことも。
ネットでリサーチ中も「別物かと思うほど見た目が変わってしまったアイスクリーム」「再冷凍したら変形した冷凍餃子」の投稿や画像を多く見かけました。
アイスクリーム以外にも言えることですが一度、常温解凍された食材は味も落ちます。
アイスを買って帰宅するまでに溶けてしまう事もありますよね。溶けたまま冷凍庫へ入れるのは要注意!
食べられるようならすぐに食べてしまった方が良さそうです。
タンパク質は雑菌が繁殖しやすいと言われています。特に生の状態は気をつけてください!
加熱してから再冷凍すれば、生の状態よりは良いですが、あまりおすすめはできません。
- タンパク質の多い食品は基本的に再冷凍NG
- どうしても再冷凍が必要なときは加熱する
色々ややこしいです…。すると下記のような疑問も出てきますよね。
加熱した状態で冷凍する方が良いけど調理済みは再冷凍NGってどういう事⁈
なんか矛盾していない?
明確な答えはないものの、私なりに調べて出た結論をご紹介します。
下記条件で解凍、調理した食品なら再冷凍も可能!ぜひ参考にしてみてください。
濃いめの味付けをした食品は痛みやすく、冷凍してもあまり日持ちしないようです。
調理については、味がついていないお湯で茹でたり、加熱したものを前提とします。
また、解凍してしまっても加熱してから冷凍する方がまだましという意味合いのようです。
基本的にはやはり再冷凍はおすすめできません。
調理済みの食品は一度加熱されているため安全と思いがち。
しかしここで挙がっているのは「一度解凍したものを再冷凍する」ことです。
冷凍食品の賞味期限はいつまで?
そもそも、冷凍食品は開封されていない状態だとどれくらい保つのでしょうか?
国際冷凍協会によるリサーチ結果では、冷凍食品の賞味期限は約一年間と言われています。
しかし一般家庭用冷凍庫や、開封した後では期限が変わってくるようです。
理想はマイナス18度で冷凍保存すること。しかしドアの開閉や開封したかどうかによって温度も変化します。
またアイスクリームはパッケージを開封後、乾燥や酸化で劣化が避けられません。
未開封なら3ヶ月〜半年。開封後の冷凍食品は2〜3週間で食べ切ることがオススメです。
また開封後の冷凍食品を劣化させないコツも下記でご紹介します。
解凍後の冷凍食品は、早めに食べることをおすすめします。
冷凍食品の解凍後でも再冷凍が可能なケース
食中毒を避けるなら、解凍後の再冷凍は基本的にやめておいたほうが良いでしょう。
メーカーで作られた冷凍食品を美味しく安全に食べられるのは「急速冷凍」が可能なためです。
一般家庭の冷凍庫で急速冷凍は向いていません。また保存料も使われていないため、解凍した時から雑菌が増殖しはじめます。
味も落ちるので、基本的に再冷凍は向いていません。
急速冷凍とは?
マイナス30度以下で急速に冷凍されること。
急速冷凍すると品質や鮮度を保てるメリットがあります。
しかし節約や食品ロス問題などで、食べずに捨ててしまうのはもったいなく感じますよね。
そんなあなたへ朗報!食材によっては再冷凍が可能なものもあります。
では解凍後の再冷凍が可能なケースを下記にて詳しくご説明しますね。
捨てるべきもの、再冷凍可能なものを知っておくとケースに合わせた対処ができますよ。
知識を持っている事で、フードロス対策にもつながりますね。
では下記にて再冷凍OKな見極め方をご紹介していきます。
- 流水、冷蔵庫で解凍したもの
- 流水解凍や冷蔵庫で解凍した後、調理したもの
- 凍ったままの状態で調理したもの
- 冷蔵庫で保存していたために溶けてしまったもの
- 短い時間(目安は〜30分)で完全に溶けてはいない場合
上記のような状態ならば再冷凍も可能です。しかし油断は禁物!
季節や環境でも変わってくるため、判断は慎重になる必要があります。
迷った時は上記を判断基準の参考にしてみてください。
ちなみに匂いや味が変わらないからといって、大丈夫とは限りません。
雑菌の繁殖具合が重要です。菌は目に見えないため、十分お気をつけください。
また冷凍食品を間違えて冷蔵庫に入れてしまったことありませんか?
冷蔵庫に入れてしまったため解凍されてしまったケースは再冷凍可能のようです。
水滴が少しついているようならセーフというところでしょう。
常温解凍が菌を増殖させる原因なのですね
冷凍食品の新鮮さは急速冷凍によるもの
前にもお話しした通り、販売されている冷凍食品は急速冷凍という方法で冷凍されています。
急速冷凍により、品質や美味しさが保たれているのです。
ちなみに冷凍食品には保存料が使われていません。
冷凍された状態では、保存料が必要ないのです。
保存料が使われていないのは体にも良くて嬉しいですよね。
その反面、解凍後は菌が繁殖しやすく日持ちしないというデメリットもアリ。
だから解凍した後の再冷凍はNGなんですね!
一般家庭の急速冷凍は難しいですが、再冷凍可能な食品や方法はあります。
要は急速冷凍に近づければ、美味しさや新鮮さが保てるという事なのです。
急速冷凍に近づける方法は、後ほどご紹介しますのでお見逃しなく!
まずは上手な「解凍」の方法を先に詳しくご説明していきます。
冷凍食品の解凍は冷蔵庫で!方法を徹底解説
前にもお話しした通り冷凍食品を冷蔵庫解凍後は、再冷凍も可能です。
冷凍食品を冷蔵庫解凍すると時間はかかります。しかし安全に美味しく食べる事ができます。
1〜5度の低温で解凍することがポイント
冷蔵庫解凍の基本的なやり方
- まず冷凍庫から出したての凍った状態で解凍を始める。
- 半日〜1日後に、食品の解凍状態を確認する。
- 食品の中心まで柔らかい場合は解凍ができているということ。
また冷蔵庫解凍する際にポイントがあるので、そちらをご紹介していきます。
まず、冷凍庫から出したばかりの凍った状態で始めることがベスト。
そして時々、解凍の度合いを確認してみてください。
解凍期間は食品の厚さによって変わってきますが、薄い食品なら半日くらいあれば解凍できます。
解凍後は、なるべく早く調理することをおすすめします。
ちなみに私は時短のためお肉を常温解凍していましたが、今すぐやめようと感じました。
特に暑い時期は要注意
食べきれないものを冷凍する方法
解凍方法の次は、上手な冷凍法をご紹介していきます。
食べ切れなくて冷凍保存しておきたい時、ありますよね。
こちらは、解凍後の再冷凍ではなく初めて冷凍する場合になります。
前にもお話しした通り、売られている冷凍食品は急速冷凍されて品質を保っています。
つまり冷凍する時間を少しでも早くするのがポイント!下記にて詳しくご紹介しますね。
赤ちゃんの離乳食作りにも応用できそうですね!
まとめ
- 解凍後の冷凍食品は基本的に再冷凍NG
- 再冷凍NGな一番の理由は菌が増殖して食中毒になりやすいため
- ただし解凍後に再冷凍できる場合もある
- ケースバイケースで解凍後の再冷凍できるか見極めが必要
- 特に夏場は気を付ける
- メーカーで作られた冷凍食品が美味しく食べられるのは急速冷凍によるもの
やはり、再冷凍できない大きな理由は食中毒の危険性が大きいようですね。
特に夏場は要注意!また冷凍食品を買って持ち帰る際もなるべく溶かさないよう、工夫したいですね。
再冷凍や冷凍、解凍に関しては「こういうときはOK」「しかしこうするのはNG」と食材で最適な方法が違うことも分かりました。
色々なパターンがあり少し手間に感じてしまいます。しかし美味しく食べるため、この記事をうまく参照してください♪
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