冷蔵庫の製氷機には、浄水フィルターがついています。
あなたは、その製氷機フィルターにカビが生えるって知っていましたか?
私は全く知りませんでしたし、気にしたこともありませんでした(笑)
気にせず使っていると、製氷機フィルターはカビだらけなのです。
カビだらけの氷を使っていると思ったらゾッとしました。
そして今回調べてみて、製氷機フィルターはお掃除できたり、交換したりできることを知ったのです。
あなたも「どうやってお掃除すればいいの?」「交換できるの?」と気になりませんか?
今回は製氷機フィルターのお掃除方法や交換についてご紹介していきます。
他にもフィルターを100均などで安く手に入れられないのか調査してみました。
いつもきれいなおいしい氷を楽しめるようになりますよ!
製氷機フィルターにカビが生えるのはなぜ?
製氷機のフィルターには、どうしてカビが生えるのかご存じでしょうか?
そもそも冷蔵庫の中は、低温だからカビが生えないと思っている場合も多いでしょう。
えーっ?まさか、冷蔵庫の中はカビが生えるの?
しかし、冷蔵庫の中でもほんのちょっとしたきっかけでカビが生えてしまうのです。
カビが発生してしまう条件は、以下の3種類あります。
カビは空気中に存在している常在菌の一種なので、開け閉めして使用する冷蔵庫内にももちろん侵入します。
そのため、カビは密室となる冷蔵庫の中に滞在しているということです。
また、冷蔵庫の中は低温に保たれていても、カビが死滅してしまうほどの温度ではありません。
低温だと活動は鈍くなりますが、徐々に繁殖していきます。
冷蔵庫内のことを考えてみると、カビが発生してしまう条件にピッタリ当てはまります。
そして、冷蔵庫にカビが繁殖してしまう原因は、以下の4つあります。
冷蔵庫内にカビが繁殖しているということは、製氷機フィルターにも付着する状態なのです。
冷蔵庫内にカビが生えていたら、製氷機フィルターにも生えるのは当然ね。
また給水する時も、タンクを冷蔵庫から取り出して外気に触れるのでカビが付着します。
そして、製氷機フィルターは水を入れて使うので、常に湿度も高い状態です。
製氷機フィルターには水アカなどの汚れも付着していて、栄養源も十分。
低温の状態でも、カビが繁殖する温度は保たれているわけです。
つまり、製氷機フィルターにはカビの生える条件がしっかりと整ってしまっているのですね。
カビが生えやすい製氷機に使う水や製氷機を使わない時もちょっとした注意点があるので、ご紹介します。
製氷機に入れる水の注意点
製氷機に入れる水の注意点として、水道水を使うことが挙げられます。
「ミネラルウォーター」や「浄水器の水」はカビが発生しやすいのです。
「ミネラルウォーター」は塩素消毒のされていない天然水なので、カビが発生しやすくなっています。
また、ミネラルが豊富なため、カビにとって栄養になりやすいのです。
「浄水器の水」もまた、水道水の塩素を除去した水なのでミネラルウォーター同様カビが生えやすくなっています。
つまり、塩素消毒されていない水は長時間タンクへ入れておくことに向いていません。
塩素消毒されている水が製氷機に適しているため、できる限り水道水を使いましょう。
しかし健康を考えて、水道水への抵抗があったり、ミネラルウォーターにこだわりがある場合もありますよね?
その場合は、清潔な状態が保てるようにお掃除頻度を増やしてください。
しっかりお手入れしておけば、水道水以外の水を使っても大丈夫!
きれいな水で純度の高いおいしい氷を作って楽しむこともできますよ。
製氷機を使わない時の注意点
冬場など、氷を使うことがないシーズンもありますよね?
氷が必要ない時には、製氷機のスイッチを切っておきましょう。
そして、給水タンクも空にしておくことでカビを防ぐことができます。
製氷機に水が入っていて、フィルターを通過していると汚れは発生します。
上でお伝えした通り、カビは水分を好み給水タンクのヌメリなどが栄養源になってしまうのです。
つまり、製氷機を使用せず給水タンクに水が入っていない状態であれば、カビは生えません。
給水タンクへ水を入れっぱなしにしないことが重要です。
ちょっと気を付けておけば、面倒なお掃除の手間が省け、さらに電気代も節約できてお得ですよ!
製氷機フィルターのお掃除方法をご紹介!
お恥ずかしい話、私は製氷機フィルターのお手入れが必要なことを知りませんでした。
給水タンクの水アカなどは気になるので、水を入れる時にお掃除していたのですが…。
この記事を書くために調べていて、「製氷機フィルターをお掃除するの?」と思ってしまいました(笑)
笑い事ではありませんよね。今まで健康被害の無かったことが幸いなだけです。
もっと言えばそもそも、製氷機にフィルターが付いていることも知りませんでした。
冷蔵庫を購入し、製氷機の使用開始から数年経ちますが…一度もお掃除していないまま使っています。
フィルターを見るのも恐ろしいし、言葉もありません。
あなたには一刻も早く、製氷機フィルターのお掃除をして欲しいと思います。
しかし、製氷機のフィルターはどうやってお掃除すればいいの?と思いますよね。
ここでは、製氷機フィルターのお掃除方法をご紹介していきます!
こまめに水洗いする
氷は口にいれるものなので、できれば薬品をあまり使いたくないと思いますよね?
その場合、ちょっと面倒ではありますが週1回程度のペースでこまめに水洗いしましょう。
たわしなどを使うとフィルター自体が傷んでしまう可能性もあります。
不織布などに活性炭が入っているフィルターの場合は、流水で流しながらモミモミして洗いましょう。
給水機の形状によっては硬いフィルターがついていることもあるので、表面を流水で流しながらなでるように洗ってください。
また、お掃除する場合、製氷機フィルターだけではなく給水タンクもお手入れする必要があります。
給水タンクをお掃除せずに水アカなどヌメリが残っていたら、フィルターに移ってしまいます。
給水タンクの中は、傷がつかないように柔らかいスポンジなどを使い優しく洗ってください。
そして、給水タンクにはパッキンやチューブなど他のパーツ類もあります。
パーツ類もフィルターや給水タンク同様、汚れているので外して洗うようにしましょう。
こうしてこまめなお掃除しておけば、水アカも取れてフィルターをきれいに保つことができます。
カビが生えてしまう前にお掃除しておくと安心ですよね。
クエン酸を使う
クエン酸は食品にも含まれるものなので、安全かつ安心。
きれいにしたいけど、強い薬品を使うことへ抵抗のある場合は、クエン酸がおすすめです。
カビが発生する前のヌメリなどであれば、クエン酸で除去できます。
また、クエン酸を使ってお掃除すると給水タンクや、冷蔵庫内の水が通るルート、製氷皿まですべてきれいにしてくれます。
あまりにもフィルター汚れがひどい状態の場合には交換することを検討しましょう。
定期的にクエン酸でお掃除すれば、製氷機一式をきれいに保つことができますよ!
クエン酸でお掃除する場合に用意するものは、以下の3つです。
クエン酸でお掃除する方法は、以下の手順です。
- 給水タンクに水とクエン酸を入れて混ぜる
- クエン酸水に色が付く程度の着色料を入れる
- 冷蔵庫に給水タンクをセットし、いつも通り製氷する
- 給水タンクに色の付いた水がなくなったら、水道水を入れる
- 色の付いた氷ができなくなったらお掃除完了
他にも、クエン酸をベースに作られた安全な洗浄剤なども市販されています。
使用方法はクエン酸水と同じなので、試してみるのもありですね。
製氷機フィルターは100均で買える?
製氷機フィルターについて検索していると、「100均」のキーワードが気になったので調べてみました。
100均で製氷機のフィルターが売られているの?それはありがたいし助かるー!
「100均」で気軽に買い換えられるのなら、度々交換できるし、いつでもきれいな氷が楽しめますよね。
そんな願いが込められてのキーワードだったのでしょうか。
残念ながら、調べても「100均」で買えるという情報は見つかりませんでした。
そうだよね。100均で製氷機のフィルターが売られているのなんて見たことないもん。
やはり、製氷機フィルターは製造している家電メーカーの純正品を買い替えるしかないようです。
たしかに、メーカーや型番違いで製氷機の位置や形状も違うのに、「100均」で万能タイプが売られているわけないですよね。
もし、代用品を工夫して使ったとしても、冷蔵庫自体に不具合の起きてしまう可能性があります。
しかし、家電メーカーの純正品だと、お値段が高いのでは?と思ってしまいますよね。
そこで、各家電メーカーから発売されている、浄水フィルターの価格を調査してみました。
次は、家電メーカー別に大まかな価格帯をご紹介しておきます。
機種別や型番別については、インターネットで調べてみてください。
家電メーカー別製氷機フィルターの価格帯
上でお伝えした通り、製氷機フィルターは、それぞれ冷蔵庫に適したものを購入する必要があるとわかりましたね。
そこで、各家電メーカーから発売されている純正フィルターの価格帯をまとめてみました。
国内主要メーカーから発売されている製氷機フィルターの価格帯は、以下の通りです。
家電メーカー | 価格 |
---|---|
東芝 | 500~1300円前後 |
日立 | 1700円前後 |
パナソニック | 500円前後 |
三菱 | 1400円前後 |
シャープ | 1000円前後 |
家電メーカーによってかなりばらつきはありますが、驚くほど高い価格ではなくてよかったです。
私にとって「純正品」というワードは、高いというイメージを持ってしまっています。
そのため、浄水器フィルターの価格も、3000円程度を想定していました。
この程度の価格帯であれば、比較的気軽に購入できるかと思います。
インターネットや電気屋さんで購入できるので、探してみてください。
製氷機フィルターを交換しよう!
製氷機フィルターは、お手入れしながら使っていても一定期間使用したら交換しましょう。
各家電メーカーが推奨している交換時期の目安は、約3年です。
3年以上製氷機フィルターを交換していない場合は、早めに検討してください。
お手入れしないまま使ってしまっていた場合、見るのも恐ろしいことになっているかもしれません…。
その場合は、迷わず製氷機フィルター交換の手配をしてくださいね。
もっときれいに保ちたいと思ったら、交換時期を早めるのもOKです!
いつでもきれいでおいしい氷が楽しめると良いですね♪
製氷機フィルターの交換方法は冷蔵庫によって違うため、説明書や各家電メーカーHPでご確認ください。
まとめ
- 製氷機フィルターにはカビが生える
- 製氷機フィルターはお掃除する方法がある
- 100均で製氷機フィルターは買えないため、純正品を購入することが必要
- 製氷機フィルターは3年を目安に交換しましょう
これまで製氷機フィルターにカビが生えるなんて、考えたこともありませんでした。
もっと気にしておくべきだった、と反省するばかりです。
こまめなお手入れをすることでカビは防げるので、私もこれからやっていこうと思います。
あなたの冷蔵庫も、これからお手入れするようにしてくださいね!
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