きゅうりの保存方法は普段どのようにしていますか?
「使いきれず気づいたら、しなしなになっている」「切ったら中が茶色に変色している」このような理由からきゅうりを無駄にした事はありませんか?
きゅうりはデリケートな野菜なので、買ってきたまま保存しているとすぐに傷んでしまいます。
サラダや、あと一品!って時にさまざまな調理法で、食卓に並べる事ができる食材のきゅうりにはいつも助けられています。
きゅうりの千切りは忙しい時に、毎回切って使うのではなく、冷蔵、冷凍保存されたのを、サーっと食卓に並べる事ができたら時短でとても便利ですよね。
きゅうりの千切りで傷まず冷蔵保存する方法と、千切りで冷凍保存する時のポイントを詳しく解説いたします。
きゅうりの千切り傷めずに保存するポイントをご紹介
きゅうりは水分が多い食材なので、冷蔵しても日持ちしないと私は思っていました。
しかし、新鮮なきゅうりを選びしっかりとした保存方法を知れば、私の様に無駄にする事はなく、むしろ時短になります。
あと一品欲しい!という時に、きゅうりを切る手間も省け、ササっと副菜が作れますよ♪
きゅうりの選び方、基本の保存方法、千切りした時の保存法、一手間加えるだけで日持ち度UPする方法を、徹底解説致しますのでご参考になれば嬉しいです。
美味しいきゅうりの見分け方は、4つのポイントがありますので新鮮なきゅうりを選ぶようにしてくださいね。
太さが均一のものを選びましょう
太さが均一なものほど新鮮なきゅうりと言えます。
曲がっているきゅうりは品質に問題はなく、訳ありのようなきゅうりなのでお得な場合もあります。
濃い緑色、全体にハリとツヤがあるもの
濃い緑色で、全体にハリがあるものが鮮度が高く良品になります。
時間と共にきゅうりの両端から水分が抜けていくので、端がシワになっていないか、柔らかくなっていないかも確認してください。
表面のイボイボがしっかりしているもの
表面のイボが鋭くとがっているものが新鮮です。
鮮度が落ちるとイボも水分が抜けて元気がなくなりますのでイボを確認してください。
重量感があるもの
手に持った時、しっかりと重みを感じるものを選びましょう。
重いものほど水分がたっぷり含まれているので新鮮です。
きゅうりは低温で保存すると傷みやすく、低温障害を起こして中が茶色く変色してしまう事があります。
ポリフェノールに含まれる酵素の働きで酸化した現象です。食べても問題ありませんが味が落ちてしまっている場合もある為注意しましょう。
きゅうりは全体の90%以上が水分であり、とても傷みやすい野菜です。
きゅうりを購入してから調理前の保存期間はどれくらいもつの?
購入してから保存期間は4~5日程度と短めなので、それ以上に長持ちさせたい場合は冷凍保存がおすすめ
普段私はきゅうりを千切りにして使う時、食べきれずに残ってしまい翌日には元気のないきゅうりになってしまうので泣く泣く捨ててしまいます。
きゅうりを千切りした場合、何もせずそのままにしておくとすぐに傷んでしまいます。
では、どうしたら傷めずに保存する事ができるのでしょうか?
きゅうりの千切りを冷蔵する時、傷めずに保存する大事なポイントがありましたので詳しく解説いたします。
きゅうりの千切りを冷蔵保存する手順
きゅうりを千切りした場合は、切っていないきゅうりに比べ傷みやすくなってしまいます。
きゅうりを千切りにした時、保存期間は1~2日ほどしか日持ちしません
きゅうりに切り込みを入れるので、切り口から雑菌が入りやすくなってしまい、乾燥が進みパサついてしまいます。
すぐに使わない場合はすべて千切りにし、下記の冷蔵保存の手順で保存するほうが衛生的にも味も長持ちします。
きゅうりを千切りにした時の冷蔵保存の手順は下記になります。
- きゅうりをきれいに洗って水気をしっかり拭き取る
- きゅうりを太めの千切りにカットしましょう
- きゅうりの水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 保存容器またはフリーザーバッグに入れ冷蔵保存
それでは、順番にポイントも含めご説明いたします。
はじめに、きゅうりをきれいに洗って水気をしっかり拭き取る。
きゅうりは水で軽く洗うだけでは表面の汚れしか取れません。
水で洗う場合は流水を当てながら優しくこすり洗いをしましょう。
イボ部分の菌や残留農薬が気になる場合は「熱湯」や「板ずり」で洗う方法もありますので状況に合わせて洗うといいです。
- きゅうりはヘタを切り落とします
- 全体に塩を振りかけます
- 両手の手のひらできゅうりをゴロゴロと前後に転がします
- 流水で塩を洗い流します
野菜が腐ってしまう多くの場合、洗った時についてしまった水が原因です。
きゅうりを洗ったら、必ずきれいに水を拭き取りましょう
つぎに、きゅうりを少し太めの千切りにカットしましょう。
カットする前に「板ずり」をすると一味美味しく、凸凹のいぼがあるきゅうりの表面はなめらかで、色鮮やかになります。
できれば、太めの千切りで保存する方が食感は楽しめます。
板ずりによってドレッシングなども染み込みやすくなるのでおすすめです
そして、きゅうりの水分をキッチンペーパーで拭き取る。
ラップで包む際は、きゅうりの水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取って下さいね。
拭き取りが不十分だと、せっかく手間をかけた保存が台無しになってしまうので、ここはしっかり拭き取ることがポイントになります。
最後に、保存容器またはフリーザーバッグに入れ冷蔵保存。
千切りしたきゅうりは、空気に触れない様にラップで包んで保存容器またはフリーザーバッグに入れ野菜室で保存します。
また、千切りの場合保存期間が1〜2日なので出来るだけ早めにお召し上がりください。
以上の手順がきゅうりを千切りにした時の冷蔵保存で傷みやすくならないためのポイントです。
きゅうりの千切り冷凍する時に一手間で日持ちUP!
冷凍すると、シャキシャキ感はなくなってしまいますが、長期保存をするなら冷凍保存がおすすめです。
保存期間は2~3週間と長い期間保存が可能になります
きゅうりを千切りにした時の冷凍保存の手順は下記になります。
- きゅうりをきれいに洗って水気をしっかりと拭き取る
- きゅうりの中心にある種を取り、千切りにカットする
- きゅうりの水分をキッチンペーパーで拭き取る
- フリーザーバッグに入れ金属製バットにのせ冷凍庫保存する
それでは、順番にポイントも含めご説明いたします。
はじめに、きゅうりをきれいに洗って水気をしっかりと拭き取る。
冷蔵保存同様、きれいに洗って水気をきれいに拭き取って下さい。
つぎに、きゅうりの中心にある種を取り、千切りにカットする。
きゅうりの種は水分量が多く、残しておくと食感が失われてしまうので出来れば種を取り除くのがポイントになります。
やり方は、きゅうりを縦半分に切り、種をスプーンで取り斜め切りをした後に千切りにするだけです。
そして、きゅうりの水分をキッチンペーパーで拭き取る。
冷蔵保存同様にラップで包む際は、きゅうりの水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取って下さい。
きゅうりをラップで包む際、平たくして冷凍しておくと、解凍時間の短縮になるので面倒ですが、平たくするのがポイントになります。
最後に、フリーザーバッグに入れ金属製バットにのせ冷凍庫保存する。
フリーザーバックに入れ、中の空気を抜き、出来るだけ重ならない様に広げ冷凍庫で凍らせます。
きゅうりを冷凍庫に入れる際、金属製のバットにのせると急速冷凍できるので、鮮度の良い状態で冷凍できます。
バットごと冷凍庫に入れて凍らせた場合、完全に凍ったらバットを外しましょう。
水にさらすだけで解凍ができるので、そのまますぐに使えて時短にもなるので便利ですよ♪
きゅうりの解凍方法
解凍するときは、自然解凍で解凍もしくは流水で流し解凍しましょう。
そして解凍した後、水気が出たらしっかりと絞って使う様にするのがポイントです。
一度解凍したきゅうりは再冷凍できませんので一回で食べきれる分だけ解凍し、解凍後は早めに食べましょう。
冷凍したきゅうりは、生の状態と食感が変わってしまいますので、食感を楽しむサラダには不向きです。
ポテトサラダや酢の物、漬物や和え物に使うのがおすすめです。
きゅうりの千切りに塩を入れると日持ちUP
冷蔵保存で2~3日ほど、冷凍保存で2~3週間ほどの日持ちになりますが、たった一手間加えるだけで日持ちがUPします。
それは「塩」を振るだけで長く日持ちするのです
それでは、冷蔵保存、冷凍保存した場合どれくらい日持ちするのでしょうか?
やり方を含め、保存期間がどれくらいUPするのか解説します。
食べる時は水洗いしても、そのまま塩気のあるままでも食べられます。
冷蔵保存の場合、塩を振るだけで5日も日持ちUPし、冷凍保存の場合1週間もUPするなんて驚きですね!
塩もみには2つの効果があります
- 塩もみすると、水分が抜けてきゅうりの食感がよくなります
- きゅうりの特有の青臭さも軽減するので、うま味が増します
塩もみ後は、きゅうりの水気をよく絞りましょう。
フリーザーバッグに入れる際、使う分量を小分けし、使う時にすぐに取り出すことができるので、面倒ですが小分けすると食べる時とても便利です。
塩の一手間で日持ちUPするなら、やることに越したことはないですね♪
切ったきゅうりを水につけると元通りに復活!?
冷蔵庫で忘れ去られた、シワシワになったきゅうりを見て捨てた経験はありませんか?
シワシワになったきゅうりが、冷蔵庫で見かけた場合一度お試しください(笑)
この方法を試すと食材を無駄にすることがないので覚えておくといいですよ♪
難しい手順は一切ないので、ぜひ試してみてくださいね。
切ったきゅうりを水につけるとピチピチのきゅうりが元通りになるんです!
用意するのは、しわしわになったきゅうりと包丁、保存袋と水です。
その驚くべき、ピチピチになる手順は下記になります。
- シワシワになったきゅうりを半分に切り、両端を切り落とします
- 保存袋に入れ、両端を切ったきゅうりを入れます
- 切ったきゅうりを水につけて一晩野菜室で寝かせます
「切ったきゅうりを水につける」だけの工程でシワやツヤ、ハリも復活してピチピチのきゅうりが元通りになるなんて驚きですよね!
また、早めにきゅうりを元通りにさせたい場合は、両端を切って半分に切り落としたものを水につける方法が早く復活できるのでお試しください。
なぜ、水につけただけで復活するの?
きゅうりは90%以上が水分なので水につける事により、抜けた水分が野菜の細胞に入り込み、一時的に復活するようです
味は新鮮なきゅうりに比べると少しだけ「えぐみ」があるので、復活させたらなるべく早めに味付けをして食べてくださいね。
こんな簡単な方法で、元通りになるのなら子供の自由研究でも良いかもしれませんね♪
まとめ
- きゅうりは水気と低温に弱いので夏は野菜室、冬は冷暗所での保存が良い
- きゅうりを千切りで冷蔵、冷凍保存する時は、水分が残っていると傷んでしまうのでしっかりと拭き取りましょう
- きゅうりの千切りを冷凍する際、金属製バットにのせて冷凍すると急速冷凍し鮮度もキープできる
- きゅうりに塩を振り入れるだけで冷蔵保存は1週間、冷凍保存は1か月も日持ちがUPする
- 切ったきゅうりを水につけると抜けた水分が細胞に入り込み一時的に復活する
きゅうりはとてもデリケートで傷みやすい野菜ですが、基本的な手順でやれば鮮度をキープしたまま保存ができます。
「きゅうりの板ずり」には食感の改善やえぐみをなくす効果があります。うま味までも引き出すことができるなんて「塩」は改めて料理には欠かせない調味料ですね♪
ご紹介したきゅうりを千切りにした時の冷蔵保存、冷凍保存方法を状況に合わせて実践して、美味しいきゅうりをお召し上がりください。
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