国内小売業の最大手であるイオングループから生まれた「イオンバイク」。
街乗り自転車からスポーツタイプまで幅広く取り扱うと共に、空気入れや専用工具などの関連アイテムも多数販売しています。
今回調べたのは「店頭に設置してある空気入れは無料で使用しても良いのか?」という疑問について…。
合わせて、空気入れの設置が無いイオンバイクでは「無料のサービスはあるのか?」などを調べてみました。
ズバリ!店頭や出入口に据え置きされている空気入れは、無料で使用可能です!
本記事では、実際に137店舗のイオンバイクへ問い合わせたデータを使用しています。(2023年9月調査委)
ちょっとしたお出掛け先で、自転車のプチトラブルに見舞われても、この記事を読んでおけば安心ですよ♪
イオンバイク店頭の空気入れは無料で使用可能
始めにもお伝えした通り、店頭の空気入れはほとんどが無料で使用できます。
ただし、イオンバイクの店舗によっては店頭設置していないケースもある為、ご注意ください。
今回は、北日本を中心に各店舗へ問い合わせを実施。
「無料空気入れの設置はあるか?」また「手動タイプor自動タイプ」などについても調べました。
合わせて、対応可能なバルブタイプや、利用可能時間についても詳しく解説いたします。
自転車のプチトラブルに見舞われた際は、お近くのイオンバイクへ立ち寄ってみてくださいね♪
無料で使える空気入れは手動?電動?
イオンバイクの店頭に設置してある空気入れは、ほとんどが手動タイプ。
T字のハンドルを上下にピストンさせて注入する、ごく一般的なフロアポンプタイプです。
ちなみに、自転車のバルブ(空気の注ぎ口)は大きく分けて3タイプ。
バルブタイプ | 英式 | 仏式 | 米式 |
別名 | ・ウッズバルブ ・ダンロップバルブ | ・フレンチバルブ ・プレスタバルブ | ・アメリカンバルブ ・シュレーダーバルブ |
主な採用自転車 | ・ママチャリ ・シティサイクル ・ミニベロ | ・ロードバイク ・クロスバイク | ・マウンテンバイク ・競技用モトクロス |
上でお伝えした、フロアポンプの空気入れは主に「英式タイプ」となり、一般的な「ママチャリ」や「シティサイクル」向けです。
電話で問い合わせた所、ほとんどの店舗が「無料で使ってくださ~い」とおっしゃっていました。
一般的に「空気入れ」と言えば、この英式タイプが最もメジャーなのではないでしょうか。
店舗によっては、フロアポンプの英式空気入れを、カゴなどへ入れた状態で置いてあるそうですよ。
また、同じ「手動」であっても、英式のフロアポンプ以外に「バルブ付近をプッシュするタイプ」があります。(チャック式or押し込み式とも呼ばれます)
ピストンさせるハンドルではなく、チューブ先端がボタンタイプになっているものや、クリップ形式となっているものです。
バルブ付近の接続部分(クリップorボタン)をグッと押し込む都度、空気が注入されていく仕組みです。
チャック式の空気入れは、一般的にイメージする空気入れと若干スタイルが異なります。
おおもとが「電動式エアーコンプレッサー」になっており、細いエアーチューブ+先端のバルブ接続部といった構造です。
もちろん、チャック式の空気入れ全てがこの構造(スタイル)であるとは限りませんのでご注意くださいね。
電動のエアーコンプレッサーを使うなら電動じゃん!
私自身、この空気入れに関しては「手動or電動」どちらで紹介するか迷いました。
しかし、結果としてチャック式空気入れは「スイッチひとつ…」でなく、手元の注入作業が必要!
また、問い合わせ時「据え置きの空気入れは、手動タイプですか?電動式ですか?」と聞いた所「アッ…えぇと…」と若干口ごもられたのが印象的でした。
スタッフさん自身もチャック式空気入れは「手動とも言えるし…電動でもあるし…」と困惑されたように思います。
これらの結果を踏まえて、上記は「手動空気入れ」として紹介しました。
上記のフロアポンプ式空気入れ同様に、外もしくは店舗入り口付近へ置いてあるそうで、こちらも無料で使用できます。
余裕があれば、無料空気入れを使用する際はスタッフさんへ一声掛けましょう♪
今回、調査しきれなかった地域のイオンバイクでも「無料空気入れサービス」もしくは「空気入れ据え置き」は可能性として大いにあり得ます。
ただし、据え置きの有無や対応可能な時間などについては、あらかじめ電話で確認をするほうがGOOD!
混雑する時間や、対応できる自転車(バルブ形式)なども忘れずに聞いてから、来店してくださいね。
店員さんによる無料空気入れサービスも
今回は全国で320店舗を超えるイオンバイクのうち北日本中心に計137店舗へ問い合わせを実施。
そのほとんどが「使い方が分からなければお近くのスタッフに…」とお話ししていました。
もちろん、スタッフさんの手が空いている時に限りますよ♪
また、上記の表からも分かる通り、無料で使用できる空気入れは「英式タイプ」がほとんど。
通学用自転車や、送迎などに使用するママチャリが対象の大半と考えられます。
反対に、スポーツタイプの自転車は「仏式バルブ」また「米式バルブ」が採用されています。
これらは、専用の空気入れ(もしくは専用の変換アダプタ)が必要。
加えて、マウンテンバイクやロードバイクなどは「タイヤの空気圧」も要チェックとなります。
イレギュラーなスポーツ系自転車に対して、最も多かった回答は以下の通りです。
- 仏式バルブなどのスポーツタイプは店内へ自転車を入れてスタッフが対応
- 申し出れば専用の空気入れを貸し出す(手押しタイプ)
- 無料で変換アダプタを貸し出す(英式に取り付けて使用)
上記は、ほとんどの店舗で無料サービスされているようです。
中には、据え置きしている空気入れで「仏式バルブ」「米式バルブ」全て対応可能という店舗もありました。
また、体力的に空気入れがしんどいという場合は、店内でスタッフさんへお願いしましょう。
専用の空気入れを使用する為、秒速で完了しますよ♪
スタッフさんに空気入れをお願いする場合も、無料なのね!嬉しいわ!
ガソリンを含めた物価高騰と環境問題や健康志向などが相まって、自転車ユーザーは増え始めているのではないでしょうか?
コロナウイルス流行以降では「感染リスクが低い移動手段」として、自転車の良さが再注目されはじめました。
自転車のシェアは下降気味ですが、これに反して「自転車購入金額」は増加しているのだそうです。
高くても数万円だとイメージしていたのですが、もはや車並みの金額!高級志向はどこまで行くのやら…。
私自身、自転車に乗らなくなって十年以上ですが、あの疾走感は自転車ならではの感動ですよね。
あの身体にあたる風をイメージしながら、改めて「自転車買いたいなぁ~」と思ってしまう私でした(笑)
イオンの空気入れは自転車屋さん以外にも
上記では「イオンバイク」すなわち、自転車屋さんの空気入れについてお話ししてきました。
ここからは「イオン自体に空気入れが設置してある」とお話ししてくださった例をご紹介します。
今回の調べで(かなり数は少ないですが)一部、自転車売り場以外に空気入れが設置してある店舗もありました。
もちろん「こちらでお伝えする店舗限定」というわけではありません。しかし、かなり少数派という印象です。
特例として以下の3店舗「天童店」「大宮西店」「東神奈川店」をご紹介します。
上記で挙げた空気入れは、もちろん無料で使用できます。
ただし、いずれも「英式タイプ」が主要用途なので、スポーツタイプの自転車は店舗まで行って対応してもらいましょう。
これらの調査結果から、イオンでは自転車売り場以外でも空気を入れられる事が分かります。
また、上記3店舗につきましては、それぞれ利用可能時間が異なります。
- 天童店…駐車場が開いている時間内(7時~23時くらいまで)
- 大宮西店…駐車場が開いている時間内(7時~22時)
- 東神奈川店…サービスカウンターが開いている時間内(9時~21時)
天童店に関しては、映画館へ通じる通路が閉鎖されるまでとの事でしたので、レイトショー終了までは開いているようですよ♪
余談ですが「イオンモール天童店」は地元民ならではの別名があるのだとか…。その名も「イモ天」。
なんだか可愛くて、愛されているんだなぁ~とほっこりしました(笑)。
あなたが住む地元のイオンに、愛称や別名はありますか?!
空気入れの利用可能時間について
ここでは、空気入れが使える時間について詳しく解説していきます。
基本的に、イオンバイク店頭へ据え置かれている物は、同店舗営業時間内のみ利用可能です。
ただし、ほとんどの店舗が閉店時間15分~30分前には空気入れを中へ片付けてしまう為、ギリギリで行ってしまうと利用出来ないかもしれません。
利用したい場合は、イオンバイクの営業時間内に余裕をもって来店してください。
もちろん、片付けてしまった後でも営業時間内であれば、スタッフさんが店内の機械を使用して空気は入れてくれるそうです。
中にはごくまれに「24時間使える」と話してくださったお店もありました。
今回の137店舗を調査した中で、24時間空気入れが利用できるのは上記2店舗だけでした。(レア度MAX!)
上の2店舗はいずれも、外に「英式空気入れ」を置きっぱなしなようで、夜中でも使用して良いとの事でした。
やはり、屋外へ据え置く場合は、盗難や破損のリスクが高まる事から、店舗営業時間また駐車場開放時間に準ずるケースがほとんどなようですね。
また、屋外設置は雨風にさらされたり壊されたりする為「手動タイプのみ」や「そもそも据え置きしていない」なども聞かれました。
そして、スタッフさんが空気入れをしてくれる場合も、利用可能時間については注意が必要です。
大半の店舗が「分からなければスタッフへ…」「スポーツ系自転車は店内で…」とおっしゃっていました。
しかし、混雑時やスタッフさんが忙しいタイミングの場合、たとえたかだか空気入れと言えど、いくらか待たなくてはなりません。
中には「整備担当が居る時のみ」という店舗もあり、お休みの日などは対応が難しいようです。
スタッフさんへ空気入れをお願いする場合は、店内の状況をうかがってからにしましょう♪
イオンバイクの空気入れでボールなどへは注入NG
上記でイオンバイクの空気入れは、据え置きされており無料使用可能とお伝えしてきました。
ただし、当たり前の事ですが、サッカーボール、バスケットボール、子供用ビニールプール、浮き輪などへは注入NGです。
もちろん、専用のニードル(ボールのおへそに挿す針)などがあれば、物理的に不可能ではありません。
しかし、あくまでもイオンバイク店頭では、自転車を対象として無料の空気入れが据え置きされています。
いくら無料だからと言って、ボールやビニールプール、浮き輪などへは使用しないようにしてください。
実際の所、ビニールプールやボールについても質問したかったのですが、モラル的にどうなのかなと躊躇(ちゅうちょ)してしまい、聞けずじまい…。
今回の調査でも、とあるスタッフさんからは「もちろん、自転車だけですよ?!」と、念を押されました。
イオンバイクの空気入れは、あくまでも自転車専用!このルールだけは、しっかりと守って利用しましょう。
イオンバイク以外で自転車に空気を入れられる場所
イオンバイクに限らず、街の自転車屋さんでは恐らくほとんどが空気入れ対応をしてくれると思います。
しかし、近くに自転車屋さんやイオンが無い場合は、どこへ行けばいいのでしょうか?
もちろん、空気入れを購入する事に越した事はありませんが、緊急事態などであれば以下で尋ねてみましょう。
- 交番
- ガソリンスタンド
- ホームセンター
- スーパー
- パチンコ店
上記でご紹介した場所の全てが、100%空気入れを貸してもらえるというわけではありません。
「無料で貸してもらえるのではないか」という見込みが高い施設です。
ちなみに、上から「可能性が高いであろう」という順番で示しています。
この他にも、街中の「有料駐輪場」などであれば、無料で使用可能な空気入れが設置してあると考えられます。
イオンや自転車屋さんの営業時間外で、プチトラブルに見舞われた際は、上記施設を検討してみてくださいね!
まとめ
- イオンバイク店頭にある空気入れは無料で使用してOK
- 無料使用できる空気入れは一般的な手動の「英式タイプ」がほとんど
- スポーツ自転車などの特殊な場合はスタッフさんが空気入れ対応可能
- イオンの駐車場や駐輪場に空気入れを設置している場合がある
- イオンバイクの空気入れでボールやビニールプールなどへ注入NG
今回のイオンバイク調査では「据え置かれている空気入れは無料で使用可能」という事が分かりました。
かなり高頻度で自転車へ乗る場合は「自転車屋さん情報」を頭の片隅に置いておくことが大切だと感じます。
自転車は、なるべく定期的な空気入れや点検などが、快適で安全なサイクルライフのポイントですよ♪
愛車と末永く付き合っていく為、忘れずにメンテナンスを実施してくださいね。
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