子供が生まれてはじめての誕生日に準備する一升餅を知っていますか?
子供が1歳の誕生日を迎える前に、一升餅を準備するなんて知らなかったわ
夫婦で出身地が違い、しかも初めての子供だと一升餅のことは知らなくて、義父母にどうするのかと聞かれて、戸惑うこともあるかもしれませんね。
一升餅とは、一般的に子供がはじめて迎える一歳の誕生日で、丸い一升餅を背負わせる伝統行事です。
もし、あなたが一升餅を知らなかったら、どこでどっちの親とその伝統行事をやればいいのか悩みますよね。
しかし、どっちの親もかわいい孫の初誕生をお祝いしたいと思っているはずですので、どっちの親にも声をかけるのがおすすめです。
みんなで子供の初誕生をお祝いするために、どっちの親も一緒に過ごすと幸せですね。
では、一升餅の伝統行事を「誰が買うのか」「どこでやるといいのか」調べましたのでお伝えいたします。
一升餅祝いはどっちの親を呼ぶべき?
子供が迎える一歳の誕生日で、一升餅を背負わせて祝う伝統行事にどっちの親も呼ぶのか、どちらかの親だけ呼ぶのか悩みますよね。
旦那さんの親だけ呼べば良いのかな?
奥さんの親だけを読んだら良いのかな?
答えはどっちの親も声をかけるです。義父母やあなたの親はきっと、一升餅で一緒にお祝いしましょうとお誘をい待っているはずです。
もし義父母だけを呼び、初誕生で一升餅を背負わせてお祝いしたら、あなたの親はきっとモヤモヤしてしまいますよね。
反対にあなたの親だけを呼べば、義父母はモヤモヤするでしょう。
どちらかの親がモヤモヤしてしまっては、長い付き合いをしていくのに困りますよね。
したがって、子供の初誕生をお祝いする時には、「どっちの親」となんて思わず「どちらの親」にも声をかけることをおすすめします。
一升餅ってなに?
一升餅とは一升(1.8キロ)のもち米で作ったお餅のことをいい、お餅にすると約2キロ程の重さになります。
なぜ一升餅を初誕生の時に背負わせるのでしょうか。
昔は医療なども整備しておらず、赤ちゃんが生まれて一歳を迎えることはとても大変なことだったそうです。
したがって、一歳まで無事に育った子供を特別な日として、盛大にお祝いする慣(なら)わしがあり、今も残っているのですね。
一升餅は子供の初誕生だけでなく、結婚式や上棟式などでも用意されてきました。
昔からおめでたい席には一升餅が用意されていたようです。
ちなみに、一升餅の「一升」には「一生」という意味があり「一生食べ物で困りませんように」や「一生、円満な人生を送ることができますように」などの願いが込められています。
一升餅の呼び名はいろいろ
一升餅は地域によって呼び名や餅の数が違うようです。
一般的に「一升餅」と呼び、大きなお餅を一つのところや紅白のお餅で2個というところが、多いようです。
また、お祝いに来てくれた方へ持って帰ってもらいやすいよう、小さなお餅を一升分という場合もあるようです。
地域によっては一升餅の他に「誕生餅」「踏み餅」「一生餅」「力餅」など様々な呼び方があります。
一升餅も地域によって、名前や餅の数は違いますが子供の幸せを願う気持ちなど、どこも同じですね。
一升餅祝いのやり方
一升餅を用意したけど、どうすれば良いの?
もし一升餅祝いを知らなかったら、一升餅の用意ができてもどうすればいいのか、わからないですよね。
一般的には一升餅を風呂敷で包みななめ掛けにしたり、かわいいリュックの中に入れたりして子供に背負わせます。
他にも、一升餅の上に座らせる(尻もちをつかせる)や一升餅を踏ませる、一升餅の上に立たせるなど地域でいろいろやり方があるようです。
地域によっては、ぞうりを履かせてから、踏ませるところもあります。
ちなみに私の孫は、ぞうりを履いて両親に手を引かれ、満面の笑みで一升餅を踏んでいました。
結果はどれも縁起がいい
一歳で早い子はヨチヨチと歩いていますが、だいたいまだ歩くか歩かないかくらいでは、ないでしょうか。
まだ歩くこともおぼつかない子供に、2キロもある一升餅を背負わせると、重たいですから泣いてしまう子共もいるかもしれませんね。
また、背負った一升餅が重くて座り込んでしまったり、転んでしまったりしてしまうかもしれません。
中には重たい一升餅を背負って、しっかりと立ち上がる子供もいると思います。
子供が一升餅を背負って立ちあがった時は、身を立てることができると言われています。
また、一升餅を背負わせて座り込んでしまった時は、家を継いでくれる、家にいてくれるという意味です。
転んでしまった時、尻もちをついてしまった時は厄落としができたとして、どんな結果になっても、縁起のいい意味しかないのです。
重たい一升餅を背負わせて、子供がふらついたり転んだりしたときにケガをしないよう、注意深く見守りましょう。
選び取り
一升餅を知らなかったら、選び取りも知らないかもしれないですよね。
選び取りとは、子供の前にいろいろなアイテムを並べて置き、子供が手に取ったアイテムで将来の職業や才能などを占う伝統行事です。
では、いろいろなアイテムとはどんなものがあるのでしょうか。
そろばん | 商才がある、計算が得意 |
筆 | 勉強ができる、学者になる |
お金 | お金持ちになる、お金に困らない |
定規 | 几帳面になる |
ハサミ | 美容師になる、手先が器用になる |
箸 | 料理人になる、食に困らない |
他にもボールはスポーツで名を残すや楽器でミュージシャンになるなどもあります。
全てを用意しなくても大丈夫です。子供のパパやママが何種類か選ぶといいでしょう。
最近では、選び取りカードというものもあるようです。
本物を準備しなくてもいいからお手軽だし、紙なので安全だからいいですね。
初誕生のお祝いに来てくれているみんなで、「何を取るかな」と笑顔で選び取りを見守りながら、盛り上がること間違いなしですね。
一升餅祝いは子供と両親だけでするか、またはしない
子供が1歳の誕生日はどこのご家庭でもお祝いをすると思います。
しかし、一升餅祝いは伝統行事なのですが、やらない地域もあり知らない人も多くいます。
自分の両親や義父母も知らなかったら誰も知らないから「一升餅ってなに?」となりますよね。
そんな時は調べたからと言って無理にやらなくていいのです。
また、自分の親とうまくいってない、訳あって義実家と疎遠(そえん)になっているなど、様々な理由があります。
したがって、伝統行事だからと言って無理に一升餅祝いをする必要はないのです。
しかし、自分たちだけで初誕生の一升餅祝いをしたいと思った時は、無理に親を呼ばなくていいのです。
また、友達や兄弟で呼びたい人だけを呼んだり、家族だけで楽しんだり楽しく初誕生をお祝いできることが一番いいですね。
一升餅は誰が買うの?
子供が1歳の誕生日を迎えるお祝いで背負わせる一升餅は、誰が用意すれば良いでしょう。
地域によっては、男親側が用意するなど、誰が買うか決まっているところもあるようですね。
また、「子供が男の子なら男親側が用意する」「女の子なら女側の親が用意する」という地域もあるようです。
一升餅を誰が買うといった決りは無く、誰が用意していいのです。
地域によって違いがあるので、義父母に「一升餅の準備をしようと思っているけど、大きなお餅が1つでいいですか?」など一言相談をするといいですね。
そうすれば、義父母は相談してくれたことも嬉しいですし、「自分たちの地域は誰が用意する」「お餅は大きいのが一つ」など意見を聞けます。
意見を聞くことでどんな一升餅を誰が用意するのか、迷わなくていいですね。
初誕生祝いまでの前準備
一升餅は誰が用意してもいいのは分かったけど、いつ頃注文したらいいのかな?
一升餅や選び取りの伝統行事は分かったけど、お誕生日はどんな準備が必要なのか、一升餅はいつ頃注文したらいいのか悩みますよね。
初誕生祝いに自分の両親や義父母を呼ぶとします。
もし、あなたの両親や義父母が、飛行機や新幹線でないと来れないような遠方に住んでいたら、3ヵ月前までに初誕生祝いのお誘いをした方がいいですね。
理由は「一緒に孫のお祝いをしたいから伺います」となった時に、飛行機または新幹線チケット予約や、宿泊の予約を取らないといけないからです。
誰を呼んでもいいので、自分の両親と義父母の他に兄弟姉妹や、いとこなど呼んで盛大にするのもいいですね。
参加者の人数を確認してお祝いに来てくれる人の都合なども聞き、初誕生祝いをする日は決めるといいですね。
また、レストランなどでお祝いをする時は、人数と日にちが決まったらお店に予約を取っておきましょう。
初誕生祝いが近くなってからでは、予約は取れない場合もありますので、3ヵ月くらい前から予約をしておくと安心です。
初誕生祝いをするレストランなどで、一升餅や選び取りカードなど準備してくれるところもあるようなので、予約を取る際に確認するといいですね。
一升餅を自分で購入する時は、ネットで注文できます。だいたい1週間ほど前にポチっとすればいいそうですが、早めに注文しておくと安心です。
一升餅の準備もなのですが、背負わせるために必要な風呂敷やリュックも用意しておきましょう。
選び取りの小道具や、選び取りカードも準備しておきます。
初誕生祝いの一週間くらい前までには準備が整っていると、落ち着いて当日を迎えることができますね。
一升餅はどこでやるの?
初誕生のお祝いをするのにどこでやるか悩みますよね。
もし、どっちの親も招待するのであれば、最低でも大人6人と子供が1人です。
大人6人と子供1人が食事をして、子供に一升餅背負わせ、選び取りをすると考えれば、広い場所が必要になります。
大人6人と子供1人が、ゆったりできるくらいの広い部屋がある家であれば、自宅でもいいでしょう。
しかし、場所はあっても、7人が食事をする大きなテーブルなどを持っているご家庭は、少ないのではないでしょうか。
では、パパとママやどっちの親も楽しみにしている初誕生祝いは、どこでやるといいのでしょう。
自宅でやる場合
初誕生のお祝いを自宅でやる場合、上記でもお伝えしていますがどっちの親も呼ぶのであれば、広い部屋と大きなテーブルなど必要になります。
料理も自分で作ってもいいですし、仕出しなど頼んでもいいですね。
お店などでお祝いをやると、部屋の生け花や飾りなど触ってほしくない物がありますが、自宅だと触ってほしくない物は普段から片づけてあるので安心です。
しかし料理や飲み物の準備、部屋の飾りつけ、後片付けなど自分がしないといけないので、そこはちょっと大変かもしれませんね。
お店でする場合
初誕生のお祝いをお店ですることにして、一升餅は持ち込みできるのかな?
お店で初誕生のお祝いをするとき、一升餅は持ち込みできるのか気になりますよね。
実は、初誕生プランのあるレストランがあるのです。
お店によってはお祝いのプランで一升餅がセットになっているのです。
一升餅や選び取りがあるので、お座敷の部屋を準備してくれると思いますが、お店に確認しておくと安心ですね。
お店でお祝いをする場合は3ヵ月前までには予約を入れておくことをおすすめします。
神社でする場合
初誕生のお祝いを神社でもできることを知っていますか?
神社で健やかな成長をご祈祷(きとう)していただいて、一升餅を背負わせます。(地域によってやり方があります。)
選び取りも神社で、できるところもあります。神社で初誕生のお祝いをする時も3ヵ月前までに予約を入れておくことをおすすめします。
その時に詳しく話を聞いておくと、こちらが準備するものなど分かって安心ですね。
初誕生をどこでやるにしても、どっちの親も呼んでお祝いをすれば笑顔あふれる素敵な1日になりますね。
まとめ
- 一升餅はどっちの親にも声をかけた方がいい
- 一升餅は地域で呼び名ややり方が違う
- 一升餅とセットの選び取りで子供の将来を占う
- 一升餅は無理にやらなくていい
- 一升餅はどっちの親が準備ではなく、誰が準備してもいい
- 初誕生祝いをレストランや神社でする時は早めに予約を取った方がいい
一升餅は子供の一生が幸せなものであるようにと願いが込められて行われる伝統行事です。
どっちの親も呼んで、孫の成長を一緒に喜ぶ時間が過ごせることはとても幸せですね。
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