中学生の子供から突然「塾を辞めたい」と中3の子供に言われたらどう反応しますか?
高校受験を控えてる中3で塾を辞めたいと突然言われたら、誰だって動揺してしまいますよね。
しかし「塾を辞めたい」と言ったご本人も、このまま続けるべきなのか、辞めるならどうしたらよいのか悩んで保護者に伝えてる場合もあるでしょう。
塾の先生と相性が合わない?塾の中での人間関係のトラブル?勉強についていけてない?考えたら辞める理由にもいろいろありますよね。
子供に「塾を中3で辞めたい」と言われた場合、親の適切な対応と本人が辞めたいと思った時に保護者にどの様に伝えたらよいか、それぞれ対処法をまとめましたのでご覧ください。
辞める前に考えておくべき事と、辞める場合の伝え方や注意点をまとめましたのでご参考にしてください。
塾を辞めたい中3の受験前に保護者が対処できる方法
「塾を辞めたい」という子供は一体どんな気持ちなのでしょうか?
体力的に辛そうなのか、コミュニケーションに悩んでいるのか、勉強で悩んでいるのか。
中2の後期から中3の時期は、受験まで迫ってる大切な期間になります。
この時期に塾を辞めたい場合には子供と真剣に向き合い、お互いに落ち着いて話ができる環境を整えて話し合いをするといいでしょう。
受験まで迫った中3の時期に「塾を辞めたい」と子供が言ったら、将来を考えたうえで筋の通った理由があるならば塾を辞める選択も仕方のないかもしれません。
子供が今辛い気持ちを告白してくれているのは、保護者を信頼しているからです。
怒鳴っても解決に向かうことはないですし、子供なりに深刻な理由があるはずです。
どの様なSOSを発しているのか、話し合いでしっかり向き合い、解決へと導いてあげてください。
- なぜ辞めたいのか理由を聞く
- 塾を習ってからの成果を見直し、褒める
- 家庭での勉強法を見直す
- 塾を辞めたあとの事を話し合う
上記の4つのパターンから対処法をご説明いたします。
なぜ辞めたいのか理由を聞く
今まで時間や費用をかけ、期待して通わせていた塾でしたら尚更、簡単には「辞める」といった判断はできませんよね。
まずは、なぜ塾をやめたいのか怒らずに、まずは子供の理由をじっくりと聞いてあげましょう。
その理由を詳しく聞く前から否定してしまうと、子供はショックを受けて心も口も閉ざしてしまうかもしれません。
中3の本人は勇気を出して話をしてくれた気持ちを折ってしまう場合もありますので怒る事は注意が必要です。
子供は親の気持ちが分かっているからこそ、「塾を辞めたい」と告白するのは大きな勇気がいる事だったのかもしれません。
どうして辞めたいのかしっかりと子供と向き合い、辞めたい理由を聞き、その後の対応も変わってきますのでしっかりと話し合いをしましょう。
辛いと感じている部分を具体的に洗い出し、「辛いから辞める」選択ではなく、辛いと思う原因をつきとめて対処できるか考える。
この様に前向きなサポートをすることで子供の気持ちを楽にしてあげる事もできると思います。
保護者が真剣に向き合い、解決できることもあると思います。
塾を習ってからの成果を見直し、褒める
保護者も子供も塾に通うことを決めたのは「成績をあげたい」と言う気持ちだったと思います。
では、今の塾に入ってから成果はあったのか、いい機会なのでおこさんと一緒に見直してみるといいです。
多くの場合は、思ったように成績は上がってないかもしれません。
なぜ塾に通っても成績が上がらないのかを子供と一緒に見つけていきましょう。
子供に塾を辞めたいと言われたら、保護者も子供を塾に通わせているだけで満足している可能性もあります。
一度塾に通ってからの成果を見直すいい機会かもしれません。
思いのほか成績が伸びなかったり、塾の宿題を全くしていない場合は、子供が塾に合っていない可能性もあります。
成果を感じられないから勉強で自信を失っている場合。
「塾に入ってから机に向かって勉強する時間が増えたね」「塾に通っているから成績もキープできているね」。
「部活が大変だけど休まずに通えているね」などと、通っている意味づけをしてあげるといいでしょう。
中3の子供は気持ちも体も徐々に大人へと近づいています。
成果を褒める、プロセスや行動を褒めるなど子供の性格に合った褒め方を心掛けると良いかもしれません。
家庭での勉強法を見直す
塾を辞めたいと言っていても、実は家庭での学習につまずいてた可能性もあります。
学習の成果は塾での学習と、家庭学習が連動してこそ出るようです。
そのため、もし思いのほか成果が上がらず子供が悩んでいるなら「家庭学習と塾での学習の連動がうまくいってない」可能性があります。
この場合は、保護者と子供が悩んでる部分の解決案が浮かばない場合は塾の先生と話し合う事で課題を整理する事ができ、解決方法が見つかるかもしれません。
今は子供の学力が平均レベルで中3までにトップ校を目指している人は超進学塾に早めに入ってしまう場合があります。
だからこそ「今が踏ん張り時」と考える保護者もいると思います。
分からない事だらけの塾を受け、周りの同級生が問題を次から次へと解いている中にいるのは、ストレスでしかないです。
成績は自分の学力に合った塾に通っている人が伸びます。
そのため「将来目指すのはトップ校」だとしても、子供の進度に合わせて塾の難度を変える事をおすすめします。
塾を辞めたあとの事を話し合う
塾を辞めた場合、違う塾に通いたいのか、家庭教師に変更したいのか、一人で勉強したいのか、子供はどの様にしたいと思っているのでしょうか?
「勉強は継続的にする必要がある」事を教えてるといいです。
受験を真剣に考えず、「今からでも間に合う」「受験はまだ先だから」と考えている場合は、今頑張らないと志望校への現実を伝えるいい機会です。
目指していた志望校はどこなのか、本当に行きたい高校はどこなのか、今塾を辞めてどうしたいのか、を時間をかけて話を聞くといいです。
塾を辞めたいと言えないのは退塾理由が明確でないから
塾を辞めたいけど、親の事を考えるとなかなか言えない…。
親に対して「申し訳ない」「叱られる」と思う気持ちがある場合。
「過去に習い事をすぐに辞めた経験がある」から、考えると言えない事情はありますよね。
しかし、あなたを塾に通わせてくれている両親は、あなたの将来の事を考えて大切に思っている証拠です。
ただ「辞めたい」とだけ伝えても否定されて終わってしまう事が多いです。
なので、「塾を辞めたい」と言う意思が固まっているならば、しっかりとあなたの気持ちを伝えれば受け止めてくれるはずです。
塾を辞めたくて悩んでるあなた!まずは一つ一つ辞めたい理由を整理してみてください。
「言えない」ではなく「早く言いたい」と思える親の心をつかむポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 塾を辞めたい理由
- 塾に行ってからの効果や変化
- 塾に対するあなたの姿勢
- 本当にやりたいことを明確にする
上記のポイントを4つありますので辞めたい理由を整理していきましょう。
塾を辞めたい理由
なぜ辞めたいと思ったのか、親に伝えるため整理しましょう
あなたにとって塾を辞めたい理由は何かしらあると思います。
- 学校、部活が終わり塾に行くのが辛い
- 塾の先生が怖い、合わない
- 塾の授業についていけない
- 塾に通っても成績が上がらない
- 塾の人間関係にストレスがある
- やる気が起きない
- 塾の場所が遠い
その他にも辞めたい理由はあるのかもしれませんが、あなたが塾を辞めたいと思うなら勇気を出して親に相談してみてください。
親に心配かけたくないから、いろいろな理由で言いにくい事もあるかもしれません。
しかし、親からしたら「悩みを一人で抱え込まないで包み隠さず話して欲しい」と思うのが一番の思いです。
なので塾を辞めたいならば、その理由を明確にし素直に包み隠さず話せると良いと思います。
塾に通ってからの効果や変化を把握
あなたは今の塾に通い始めてからどれくらいの年月が経ち、今の塾に通ってからどの様な変化があったでしょうか?
- 成績が上がった、下がった、変わらない
- 身体の調子が悪くなった
- 部活のレギュラーから外された
- 睡眠不足
塾に通ってからあなた自身に変化があったのか、いい事でも悪い事でもしっかり把握しておきましょう。
しっかりと把握しておく事で「塾を辞めたい」の気持ちだけではない事を親に伝えられやすくなります。
また、この事を明確に素直に伝える事で、親からしたら「ちゃんと分かっているんだな」と伝わりやすくなります。
塾に通ってからの効果や変化はしっかりと明確にし把握しましょう。
勉強に対するあなたの姿勢
「塾を辞める」事とは、その分勉強をする機会がなくなる事になります。
そこで親が心配する事は、あなたが勉強をしなくなる事の心配です。
成績が落ち、将来に影響するかが心配なのです。
勉強なしでは、あなたが将来やりたい事は叶わないかもしれないです。
親は子供にしっかり勉強をして、将来なりたい職業についてほしいと願っているはずです。
あなたが、人生にとってどれだけ勉強が必要で重要なのかを理解しているのであれば、それを親にも「勉強の大切さはわかっているよ」と明確にして素直に伝えてください。
それを子供が理解しているのが親に伝われば、すごく安心できると思います。
本当にやりたい事を明確にする
あなたの将来のために、本当にやりたい事を明確にしてください。
塾じゃなくても勉強する方法は色々ある上、嫌々塾で勉強しても身に付きません。
あなたの将来のためにも、あなたが本当にやりたい事を明確にする事で将来の夢や、挑戦してみたい事を親に素直に伝えてください。
たとえば「今の塾を辞め違う塾に通いたい」「家庭教師に変更したい」「一人で勉強したい」といった希望を伝える事で親は安心できると思います。
将来の夢のためには今できる事は何か、達成するには何が必要かを明確にしてください。
本当にやりたい事があなたの中ですでに決まっているのであれば、それを親へ素直に伝えてください。
また、はっきりとあなたの中で決まってないのであれば親と一緒に考えましょう。
塾を辞めたいけど言えない場合、この4つの点を整理し明確にする事で親は一緒に考えてくれると思いますのでご参考にしてください。
塾辞めると言い出せず気まずい時に使える退塾理由とは
お世話になった塾の先生に「塾辞める」って言うのは通塾期間が長ければ長いほど言い出しにくいですし、気まずい気持ちが出てきてしまいますよね。
親子で話し合い、塾辞める事が決まったら深く考えないで少し勇気を出して言ってみれば、大丈夫ですよ。
塾辞める時直接行くのは気まずいけど、塾に行った方がいい?
塾辞める時の伝え方は、直接行かないで電話がベスト!
直接塾に行くと逆に引きとめられてしまう可能性が高まるので、電話で伝えれば大丈夫です。
保護者ではなく、子供が直接ひつこく引き止められてしまう場合も多くありますので電話ではっきりとお伝えするといいです。
月謝の引き落としの締め日を確認しましょう。
次の月謝の引き落としを止めるためにも、引き落としよりも前に辞める意思を伝える事をおすすめします。
退塾したいと塾側に伝えた時に必ず「なぜ?」「どうして?」と聞かれます。
塾に不満があって辞める場合には、本当の理由を言わない方が良いです。
それは、「改善案をだして引き止められやすくなる」「円満に辞められる事ができなくなる」場合があるからです。
塾に不満があって辞める場合は、本当の理由を言って辞めたくなりますよね。
しかし、本当の理由を言ったところで引き止められてしまう可能性が高くなります。
また、塾に不満を指摘しすぎて円満に辞める事ができなくなる可能性もあります。
では、どうしたら塾辞めるのに気まずい気持ちにならずに辞める事ができるのでしょうか?
退塾せざるを得ない理由を伝えることで、塾から引き止めを諦めて貰いやすいです。
- 家庭の事情
- 部活と塾の両立が厳しいから
- 経済的な理由
簡単に塾辞める事ができる、気まずくならない言葉を3つご紹介いたします。
家庭の事情
「家庭の事情で塾を辞めます」と言うのは塾側が止めにくい理由の一つです。
塾辞める時に、理由を言わないといけないと言う決まりはないですので、曖昧に言ってもいいのではないかと思います。
家庭の事情には経済的な理由から、子供のあらゆる問題、家庭内の全ての事が含まれる言葉です。
「家庭の事情」をもしも掘り下げて聞かれたら、「経済的な理由です」とお伝えすればそれ以上は聞いてこないと思います。
部活と塾の両立が厳しいから
子供が部活をバリバリやっている場合に有効な理由です。
実際に、部活が本格化してきてどうしても塾に通えない、と言う理由で退塾していく生徒は多いです。
この理由であれば、塾側も「部活を辞めて塾に来なさい」とは言えないですよね。
経済的な理由
塾側がもっとも止められない理由が「経済的な理由」です。
お金を払ってもらえないと塾側はどうする事もできないので、納得するしかありません。
「金銭面的に塾に通うのが難しくなってきましたので辞めます」と言えばすぐに辞める事ができます。
経済的な理由はプライベートなので、深く聞かれる心配もないのでおすすめです。
以上の点が、塾辞める事を伝えるのが気まずい場合、すんなりと悩む事なく伝えられる言葉になりますのでご参考にしてください。
まとめ
- 子供が塾を辞めたいと中3で相談されたら、頭ごなしで否定はしない
- 真剣に話をできる環境で、塾をなぜ辞めたいのか理由を聞く
- 中3で塾を辞めたあと、今後の勉強法はどうしたいのか聞き話し合う
- 塾を辞めたいけど親に言えない時は、辞めたい理由を整理する
- 親に本当にあなたがやりたい事を明確にし伝える
- 塾を辞める事、伝える時は気まずいと感じる必要は全くない
- 塾を辞める時、気まずくならない言葉「家庭な事情」「部活と塾の両立が厳しい」「経済的な理由」を伝えるといい
受験まで迫った中3の時期に「塾を辞めたい」と子供が言ったら、将来の事を考えたうえの選択ならば真剣に話し合う必要があると思います。
塾に通っている本人も意思が固まっているのに「親に言えない」で時間が過ぎていくのは勿体ないので素直にあなたの気持ちを伝えれば必ず親には伝わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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