小学校入学と同時に初めてゲットする新品ランドセル。カラータイプも赤や黒のみならず、パステルなピンク、水色、紫、黄色など、まさに多種多様です。
さらには、刺繡が入ったものや、ランドセル専用のカスタマイズパーツまで存在します。
そんな中、色を選択する際、ピンクや紫、水色などは「あとあと後悔するんじゃないかしら」という心配の声が思いのほか多く見受けられました。
選択肢が増えることは、それすなわち「後悔する可能性も高まる」と考えられます。
ズバリ!先輩ママさんの答えとしては「そんなに気にする必要はない」や「色を気にするのは入学して数か月だけ」などが多かったです!
以降では、紫やピンク、水色などパステルなランドセルをセレクトした場合「後悔するのでは?」と心配してしまう要因について深堀りしていきます。
ランドセルの紫色は本当に後悔してしまうのか
もはや、「色」だけでなく「刺繍デザイン」や「付属パーツ」までカスタマイズできるランドセル。
子供のテンションは、彩り豊かなランドセルを前に「好きなものを選んで良いよ」と言われるだけで、最高潮です。
その折、ピンクや紫、水色といった個性的かつ独特な色合いをセレクトされるシーンは往々にして生まれます。
親御さん的には子供の意見を充分尊重してあげたい!けれども、内心複雑な心境ではありませんか?
あとあと後悔するんじゃないかしら?
高学年になった時が心配…。
紫やピンクなどの色じたいに飽きがこないかしら…
特に女の子は、ディズニーやアニメなどから影響を受け、カラフル&キラキラなプリンセスカラーへ強く魅かれるはず。
それを見越したかのように、巷では「ディズニー」「ポケモン」「鬼滅の刃」「キティちゃん」など、様々なコラボランドセルが人気を集めています。
親御さんが心配している「後悔」の要因は「成長するにつれ子供っぽいと感じてしまわないか?」や「飽きてしまわないか?」という部分ですよね?
心配無用!ある程度の年齢に達すると「ランドセルの色やデザイン」などは気にしなくなるようです!
思い返してみると、私自身もそうだったように思います。
毎日使用するランドセルに関して「良い・悪い」や「好き・嫌い」など、あまり深く考えていませんでした。
加えて、クラスメイト同士のランドセルに関する話題は入学後、数か月程度なのだそうです。
一定期間が経過すると、後悔どころか良くも悪くも「あまり気にしない」「どうでも良い」の様な感じになるのでしょう。
親御さんの知らない所で、子供たちは予想以上にスピーディーな成長を遂げます。
6歳、7歳の子が「○○ちゃんはね、紫が好きなの!」とあどけなく言っていた数年後には、SNSや恋バナで持ち切り。
関わる環境の変化が、趣味趣向を変化させドライな感情を育んでいくように感じます。
しかし、上記で示したドライ感情へシフトしていくには、とっても重要なポイントがあります。
それは、紫、ピンク、水色など、親御さんが「え?!その色?!」と思うようなセレクトであっても、最大限尊重することです。
まかり間違っても、無理に説得しようとしたり、言いくるめたりするのはNG!
子供にとって「長い目で見たら」や「あとあとお兄さん・お姉さんになった時」のような考え方は、なかなか理解しがたいものです。
上手く伝えようとしても「この色が好きなの!」とかたくなに拒まれれば、せっかくのランドセル選びで妙な空気が漂いかねません。
可能な限り子供の意見を聞き、尊重してあげてください。そうすることで「自分で選んだ」という責任感を持たせられますよ♪
仮に後悔しても「自分で選んだのだから」と言って聞かせられますし、子供自身が納得しやすいのではないでしょうか?!
また、極端な言い方かもしれませんが「後悔」も経験のひとつです。
その経験があるからこそ「やっぱりママ・パパの言うことを聞けば良かった」と学習していくのだと思います。
良くも悪くも「気にしなくなる」ことで、後悔したり飽きたりはしないのね♪
ランドセルの紫を購入する際は濃いタイプがおすすめ
一口に「紫」と言っても「パステルな白よりの紫」や「暗めで黒よりの紫」「赤よりの紫」「青よりの紫」など様々です。
某バラエティー番組内でモデルのアンミカさんが放った「白って200色あんねん!」という言葉を思い出しました(笑)。
同じ紫色でも、各社メーカーの取扱うランドセルごとに、色味や見え方などが異なってくるのもうなずけますよね♪
また、色を選ぶ際は、6年間使用し続けることを見越して「色あせ」や「汚れの目立ちにくさ」なども考える必要があります。
中でも淡いパステルカラーは、濃い色のランドセルと比べて、色あせや汚れが目立ちやすいようです。
長年使い続ける中で、くすんだり色落ちしたり、はたまた黒ずんでしまったりするのは避けられないはず…。
そのような懸念材料を踏まえると、やはり薄い色味より濃い色のランドセルがおすすめです。
そして上記は、紫だけでなくピンクや水色、グリーンなどパステルカラー全般に同様のことが考えられます。
ランドセルは、入学のお祝いとしておじいちゃんやおばあちゃんが購入してくれることもありますよね?!
心のこもったプレゼントでもあるランドセル。6年間連れ添う相棒は、可能な限り濃い色味のランドセルをセレクトしましょう♪
同じ紫でも、濃い色の方が汚れや傷も目立ちにくいのね!
淡いカラーは汚れや傷が目立ちやすい
元から白よりの淡いカラーは、どうしても汚れや傷が目立ちやすくなってしまします。
中でも女の子から好まれるピンクや水色、ラベンダーカラーは、濃いタイプと比較して「汚れや傷、色あせ」が顕著に表れます。
せっかく心を込めてプレゼントしてもらったランドセル。
早い段階から傷や汚れが目立ってしまっては、流石にショックですよね?!
これらのことを考えても、やはりランドセルは濃いカラーがおすすめと言えます。
仮に「どうしてもパステルカラーが良い!」と言われてしまう場合は、以下の2点をしっかりおさえておきましょう♪
- 濡れたり汚れたりした際はこまめにお手入れする
- 防水・撥水加工の施されたランドセルをセレクト
少しでも汚れや色あせを避ける為に、防水加工・撥水加工の施されたものがGOOD!
合わせて、こまめに乾拭きをしたり風通しの良い所で休ませたりするのがおすすめです。
淡い色味やパステルカラーにまつわる色あせ、汚れなどの口コミは、思いのほか多く寄せられていました。
出来る限りランドセルを6年間良い状態で使うためにも、汚れや傷からはしっかりと守ってあげてくださいね!
濃い色の方が子供っぽさをおさえられる
濃い色のランドセルは、汚れや傷目立ちだけでなく「稚拙な印象をおさえられる」という所もポイント!
淡い色合いはどうしても「キュート」「ポップ」「プリンセス」のような、子供っぽい、もしくは幼い印象を抱きがちではありませんか?!
それとは反対に濃い紫色は、重厚感や高級感、気品までをも併せ持つ逸品です!
2001年に大手メーカーが「赤・黒」だけでなく、カラフルなランドセルを取り扱い始めた当初は、女の子から大変人気だった紫色。
バリエーションが増え、濃い紫色の登場以降「男の子、女の子どちらにも似合う」と、老若男女問わず熱い支持を集めているようです。
濃い紫のランドセルは、薄い色味に比べて、落ち着きや高級感も併せ持つのね♪
紫色の特徴3選
ここは少し横道に逸れますが、ぜひお付き合いください♪
執筆に際し、筆者である私は「紫」という色味の不思議な魅力がとても気になってしまいました。
そこで、紫色にまつわる特徴をいくつかご紹介しようと思います。
入学準備のラン活に奔走しているあなた!ぜひご一読ください。
「ムラサキ」は本来、染める為の原料である「紫草」(ムラサキ)を指します。
「紫草」の根っこを乾燥させたものが「紫色」の染料でもある「紫根」(シコン)です。
当の「紫草」は、なんと日本国内で「絶滅危惧種」に指定されているほど希少価値が高い植物!
野生の紫草は殆ど見られず、栽培もかなり難しいのが特徴です。
加えて、紫根を用いた染色はさまざまな色の中で最も手間がかかるのだとか…。
このことから「紫色」が古来より入手しづらく、世界的にも「至高の色」として認知されてきたことにうなずけます。
そして、貴重さも相まって「幻想世界のプリンセス」や「ファンタジー」な分野と結びつきやすいのではないかと考えました。
また「紫色」は、カラーセラピーの側面から見た際「治癒力を持つ色」とされています。
心身を平穏な状態へ改善させ、疲労回復や傷ついた心に寄り添ってくれる色なのだそうです。
高貴で心身にもメリットが多い紫。6年間寄り添うランドセルだからこそ、さまざまな効果も考慮してみてはいかがでしょうか?!
濃い紫のランドセルにすることで、さまざまな効果やメリットがあるんだね♪
ランドセルが紫やピンクでも高学年でカスタム可能
上記で、ランドセルの紫をセレクトする際には「濃いタイプ」がオススメとお伝えしてきました。
汚れの目立ちにくさや、高学年になっても違和感なく使い続けられるのがポイントです。
しかし、好きだったはずの色が嫌いになってしまうことも、無いとは言い切れません!
お姫様のような、淡いラベンダーカラーや激甘テイストの装飾。目が痛くなるようなショッキングカラー。
加えて「かっこよくプリントされたポケモン」「大胆に描かれたキティちゃん」「全体に施された姫系フリル」など…。
6歳、7歳の頃は良くても、11歳、12歳になった時。子供心にも「なんだか子供っぽい」と感じてしまうことが考えられます。
そんな時は、ぜひランドセル専用のカスタマイズアイテムを活用しましょう!
紫やピンク、水色などといったランドセル本体の色味は、ランドセルカバーを活用してスタイルチェンジが可能!
高学年のお兄さん、お姉さんでも使える大人っぽい花柄やスポーティーなタイプ。
「Lee」や「PUMA」「マリークヮント」などの有名ブランドも、ランドセルカバーを手掛けているようです。
また、紫やピンクなどのベースカラーを生かして、縁のみにデザインが施されたカバーもおすすめ♪
あえて、クリアベースのランドセルカバーをセレクトし、子供本人が好きな柄にデコることも可能ですよ♪
デコレーションに用いるのは刺繍シールや、スワロフスキーシールが最もポピュラーなようです。
上記は100均などでも手に入る為、リーズナブルかつ選択肢の多さが魅力的!
次に、ランドセルメーカーが取り扱う「専用カスタムパーツ」です。
フックやボタン部分、留め具位置に取り付けられるデコレーション部品が販売されていますよ。
ただし、メーカーのカスタムパーツは「型番」などが決まっているケースもあるので、くれぐれもご注意くださいね。
また、ランドセルに装着するカバーやパーツは「ハンドメイド」という意見もありました。
(もはや、ここまでくると「入学準備=ラン活」では無くなっている気がしなくもないような…。)
YouTubeなどに作り方動画が投稿してあるので、ぜひ一度検索してみてください!
高学年になっても愛着をもって使い続けられるよう、ぜひランドセルのカスタマイズやデコレーションなどへ挑戦してみてはいかがですか?!
高学年になって好みが変わったら、カスタムするのも良さそうだね!
ラン活にまつわる様々な口コミ
巷に出回る「ラン活」というワード。ランドセル選びや購入に奔走するパパ&ママ達の活動を指します。
「ラン活真っ只中」というあなた!以降でご紹介する様々な口コミも、ぜひ参考にしてくださいね♪
何と言っても一番多かったのが「自分で選ばせる」というご意見です!
私自身「子供に選択権も選択肢も無い!」という家庭で育ったので、両親からアレコレ言われるのが普通でした。
その為、上記のような意見を見て、とても心がフワっと温かくなったように感じます♪
選ばせることにより、責任をもって6年間使わせるというのが、厳しくも優しい親の愛ですね。
上記は、子供目線で少し理解しづらい類ですよね?!
素材はランドセル本体の重さに大きく関係する部分。加えて、教科書を入れるとさらに重さが倍増します。
これらの重さで小さな身体に出来る限り負担をかけないため、気を付けていただきたい部分が「フィット性」です。
背負った時に、背中へピタッとフィットしていれば、体感重量を和らげることができます。
こちらのフィット性に関しては「背あて」や「肩ベルトの幅や長さ」などが注視すべきポイント!
背負ったまま走り回ったり遊んだりしても、ランドセルが背中から離れにくいようセレクト&調節してあげましょう。
ちなみに、ランドセルがどうしてもずり落ちてしまう場合は、専用の「チェストベルト」を活用してみてください。
重たいランドセルが不安定な状態で背負われていると、腰痛の原因にもなり得るからです。
また、購入後の不満ポイントとして最も多かった意見が「重量」。
「ランドセル症候群」という言葉まであるほど、重さは小さな身体に不調をきたすそうです。
この「重さ」を少しでも軽減すべく「素材」や「フィット性」「重量」などがとても重要なのです。
上記は実際に購入後使っている親子の意見です。
親御さんは「重量や価格」子供は「フックや時間割ポケット」といった機能面での後悔が多いようです。
また「価格」は、いくつかのメーカーで比較検討することがとても重要な様です。
「より良いランドセルを…」と追い求めれば、自ずと価格が上がっていってしまいますよね?!
そんな時は「似たような素材や色味、形状」などのランドセルを様々なメーカー、ブランドでいくつか比較してみましょう。
ランドセルは、保証の際限や製造コストなどにより、メーカーごとでかなり開きがあります。
その為にも、購入前からしっかりとしたリサーチが肝心なのです。
リサーチしながらある程度、価格帯や色味、デザインなどの目星を付けておきましょう。
そうすることで、お店に到着してから「さて、どこから見ようか…」と、立ちすくむことがなくなりますよ♪
受験や学生服と同じく「ラン活」もいわゆる季節もの。
その為、該当シーズンに突入すると、百貨店やショッピングモールで特設催事コーナーが設置されます。
専用ブースでは、何と言っても「直接見て、手に取って、触れる」のが大きなポイントです。
また、各社メーカーからカタログを取り寄せたり、SNSで情報収集したりなども貴重な情報源となります。
情報は必要以上に溢れているので、あらかじめ「何色が良い?」「どんなデザインが良い?」と聞いておくのもおすすめです。
「ラン活」のスタートは、子供に聞く所から始めるのね♪
まとめ
- ランドセルは良くも悪くも「気にしなくなる」ことで後悔が少ない
- 後悔させない為にも子供自身へ「自分で選んだ」と思わせることが重要
- 紫やピンク、水色などは可能な限り「濃いタイプ」をセレクト
- 紫のランドセルは濃い色味の方が汚れや傷目立ちを防げる
- 後悔してもカスタムパーツでスタイルチェンジ可能
今回の調べで「紫やピンクだから嫌だ!」「色が原因で後悔している」という意見は少なかったように思います。
良くも悪くもランドセルに対して慣れることで「後悔」は払拭できると感じました。
長い目で見ることも大切ですが、ぜひ子供の「好き」「これが良い!」という気持ちを最大限リスペクトしてあげてくださいね♪
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