背中がかゆいけど、上手くクリームを塗れなくて困ってはいませんか?
背中の保湿クリームって、どうやって塗ればいいのかしら。
毎回、家族に頼むのも申し訳ないし、何かいい方法はないのかな。
1人でも背中に保湿クリームを塗れたら、とっても便利ですよね。
しかも、背中は範囲が広く、自分では届きにくい部分なので、どうやってケアしたら良いのか悩みませんか?
背中も顔と同じように、しっかり保湿ケアをすることが大切です。
保湿ケアを入念に行うことで、かゆみ予防にもなりますし、乾燥知らずのしっとり肌が手に入ること間違いなしです!
今回は、1人で背中にクリームを塗る方法や正しい背中の保湿ケアなど、解説していきます。
どうやって背中の保湿ケアすれば良いのか悩んでいたあなたも、この記事を読めば、きっと解決できますよ。
背中に保湿クリームは1人でどうやって塗る?
背中の保湿したいけど、どうやって保湿クリームを塗ればよいのか悩みませんか。
背中に手が届かないけど、どうやって塗ろう…。
1人でもできる、背中にクリームを塗る方法はいくつかあります。自宅にあるものから、便利グッズまで様々な方法をご紹介していきます。
手の甲を使う
まず、手だけで頑張るという場合は、手の甲を使いましょう。
手の甲を上手く使うことで、背中中央や肩甲骨まで届きやすくなります。
以下の方法を試してみてください。ストレッチにもなりますよ♪
- 手の甲にたっぷりと保湿クリームを付ける
- 腕を下から回して、背中中央に向かって伸ばす
- 残りの部分は、指に保湿クリームを付け、肩上から回して背中中央へ向かって伸ばす
反対の手で肘を押すと、より腕が伸びますよ!
どうしても、体が硬くて無理という場合は、他の方法を試してみましょう。
スプーンを使う
次は、スプーン裏側の膨らんだ部分で、保湿クリームを塗る方法です。
- スプーン裏側の膨らんだ部分にクリームを付ける
- 孫の手みたいに使用して、やさしく塗る
どのご家庭にもある、スプーンを使った方法なので、手軽に試すことができますよ。
スプーンは、きれいに洗った清潔なものを使いましょう。大きめがおすすめです。
食用とクリーム塗る用を分けて用意すると、いいかもしれませんね。
調べていると、お菓子作りなどで使う「シリコンヘラ」で代用しているという方もいました。
柔らかくて、塗る部分も大きめなので、案外使いやすそうです!
100均でも購入できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
便利グッズを使う
背中など手の届きにくい部分に、クリームを塗る専用グッズがあります。
ネットやドラッグストアでも、購入できるグッズを2つご紹介します。
- ユースキン「セヌール4」
- 旭電機化成「軟膏ぬりちゃん」
引用 ユースキン製薬公式HP
引用 旭電機化成公式HP
セヌール4 | 軟膏ぬりちゃん | |
価格 | 495円(税込) | 896円(税込) |
特徴 |
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素材 | 本体:ABS樹脂(じゅし)、ポリカーボネート 塗布部:ポリエチレン |
本体:ABS樹脂、ステンレス 塗布部:エラストマー(ゴム弾性を持つ素材) |
どちらも、「孫の手」感覚で使うことができる商品です。
口コミサイトでは、どちらも「塗りやすくなった」と高評価でした。
「セヌール4」は、コンパクトに収納でき、比較的安価なので手軽に試せます。
一方で、「軟膏ぬりちゃん」は少しお高めですが、孫の手としても使えて一石二鳥です。
また、どちらも水洗い可能で、「軟膏ぬりちゃん」は、パッド交換ができるので衛生面でも安心。
専用商品だけあって、スプーンより塗りやすいこと間違いなしです!
1人でどうやって塗るか悩んだ場合、ご紹介した方法を試してみると、自分に合った方法が見つかるかもしれませんね。
背中の保湿ケアでかゆみを予防?乾燥の原因と対応策
肌は、「バリア機能」と皮脂腺(ひしせん)からの「皮脂分泌(ひしぶんぴつ)」が正常に行われることで潤いを保ちます。
どちらのバランスが崩れても、肌は潤いを失い、乾燥してしまいます。
特に、背中は広範囲の割に皮脂腺が少ないため、そもそも乾燥しやすい部位なんです。
健康な肌は、体表面の角質に含まれる「水分」と、その角質同士を埋めるセラミドという「脂質」で満たされています。
そうすることで、表皮には「皮脂膜」ができ、外部の刺激から守ってくれるのです。
さまざまな理由で角質層が傷つけられると、バリア機能は働かず、外からの刺激を直接受けることになります。
その結果、かゆみなど肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。
角質層を傷つけてしまう主な要因は、以下の通りです。
- 湿度が低い
- 熱いお風呂に入る
- 洗いすぎている
- すすぎ残しがある
- 睡眠不足
このような生活習慣を改善し、しっかりと保湿することで、背中のかゆみなど、肌トラブルが防げます。
それぞれの要因を詳しく解説しますので、参考にしてください。
湿度が低い
私たちは、1日に約2.5Lの水分を排出しています。トイレで排泄する以外に、何もしていない時でも、体から水分が蒸発(じょうはつ)しているのです。
皮膚や粘膜、呼気から目に見えないレベルで蒸発する水分のことを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といいます。
呼気蒸発が20%ほどで、残りのほとんどは、肌から蒸発しているといわれています。
湿度50%を下回ると、不感蒸泄が活発になり、肌の水分はどんどん失われてしまうのです。
その結果、肌が乾燥し、角質層を傷つけてしまう原因となるわけです。
肌にとって適切な湿度は、60〜65%といわれています。
そのため、60%を目安として湿度キープするのがおすすめです。
11月頃から湿度50%を下回る日が増えていきますが、夏場でもエアコンによって、湿度は下がるので要注意です。
熱いお風呂に入る
冬場は、冷え性予防でしっかりと湯船につかる場合も多いのではないでしょうか。
熱いお湯に長時間入っていると、皮脂が溶けて流れてしまうのをご存知でしたか?
皮脂の流出によって、皮脂膜が薄くなると、角質層はむき出しとなり、傷つきやすくなってしまうのです。
肌にとっての適温は、38〜40℃。少しぬるいと感じるかもしれませんが、寒くても42℃以上のお湯に長時間入るのは控えましょう。
また、保湿ケアとして、入浴剤を使用することもおすすめです。
失った水分や油分を補ってくれるような保湿成分が入っているものを選ぶと良いでしょう。
自然の原料のみを使ったものは、肌に優しいのでおすすめです。
硫黄(いおう)系の入浴剤は、乾燥につながる可能性があるので要注意です。
入浴剤の保湿成分は、入浴後にも効果を発揮するので、洗い流さないようにしましょう。
洗いすぎている
洗浄力の高いボディソープを使ったり、ナイロンタオルでゴシゴシ洗ったりしていませんか?
洗浄力が高いボディソープやナイロンタオルで洗うと、直接肌のキメを壊し、皮脂は失われます。
その結果、肌は乾燥し、かゆみなどの肌トラブルを起こしやすくなるのです。
そのため、体も顔と同じように、たっぷりの泡で優しく洗う必要があります。
冬場であれば、毎日ボディソープを使わなくても、十分汚れが落ちるので、ゴシゴシ洗いは避けましょう。
お風呂上がりの保湿も入念に行いましょう!
すすぎ残し
背中は自分では、よく見ることができないので、すすぎ残しを見逃してしまう場合もあります。
ボディソープやシャンプーリンスなど洗浄剤には、水と油をなじませる界面活性剤が含まれている場合も多く、肌に残っていると水分と油分は奪(うば)われてしまうのです。
また、泡が吸着した汚れは、肌に残っていると、毛穴を詰まらせてしまう原因にもなります。
すすぎは、洗う時より倍の時間をかけて行うように意識しましょう!
睡眠不足
肌には、一定のサイクルで新しく生まれ変わる「ターンオーバー」という仕組みがあります。
古い角質を排出し、新しい角質で満たすという繰り返しです。
睡眠不足で吹き出物が増えるなど、肌のコンデションが悪くなったと感じることはありませんか?
新陳代謝を促す成長ホルモンは、トラブルのない肌には欠かせないホルモンです。
成長ホルモンの分泌が活発なのは、入眠してから3時間といわれています。
睡眠不足によって、成長ホルモンの分泌が少なくなり、結果としてターンオーバーも乱れてしまうのです。
ゴールデンタイムと呼ばれる、午後10時から午前2時の間に睡眠をとると良いとされていますが、諸説あり、必ずしもそうでもないようです。
毎日決まった時間に眠るリズム作りが大切で、質の高い睡眠、安眠できる時間を確保しましょう。
決まった時間ならいつでも良いわけではなく、なるべく日付が変わる頃には眠るようにしましょう。
背中の正しい保湿ケア方法とおすすめ商品をご紹介
背中の基本的なケア方法から、週に2〜3回行いたい特別ケアなど、ご紹介していきます。
難しい方法ではないので、自分に合いそうな方法をぜひ試してみてください。
背中の基本的な洗い方
背中など洗う際、ナイロンタオルやボディブラシを使う人も多いですが、基本的には手で洗うだけでも十分です。
- 36〜38℃程度のぬるま湯を、背中全体にかける
- 泡立てたボディソープで、なでるように優しく洗う
- ぬるま湯で洗い残しのないよう、丁寧に洗い流す
- タオルで優しく水分を拭き取る
- 化粧水や保湿クリームを塗る
背中の汚れは、お湯だけでも十分落ちるので、最初にお湯をかけておくと、ゴシゴシ洗いする必要がなくなります。
また、摩擦(まさつ)をかけないように、たっぷりの泡で洗うことも大切です。
元々、泡ボディソープを使っている場合は、そのまま使ってもOKです。
そして、泡が残らないように、時間をかけて洗い流しましょう。
私も以前、ナイロンタオルを使っていましたが、洗いすぎは良くないと聞き、手で洗うようになりました。
今では、当たり前のように手で洗ってますが、洗いにくいと感じることはありません。
泡立ての際は、泡立てネットやスポンジを使うと簡単です♪
週2〜3回行いたい特別ケア
毎日基本のケアをしつつ、プラスして週に2〜3回特別ケアするのもおすすめです。
- ぬるま湯を背中全体にかける
- ボディソープをしっかり泡立て、そこに「はちみつ」スプーン1杯加える
- ぬるま湯で洗い残しがないよう、丁寧に洗い流す
- タオルで優しく水分を拭き取る
- 化粧水と水(1:1)をキッチンペーパーに浸(ひた)して、軽く絞ってから背中へ貼る
- 保湿クリームでしっかりフタをする
保湿効果抜群の「はちみつ」を加えることで、よりしっとりになります。
さらに、キッチンペーパーでローションパックすることで、保湿力がアップしますよ。
おすすめの保湿クリーム
主にドラッグストアなどで購入できる、おすすめ商品をご紹介します。
保湿クリームは、かゆみの有無など考慮(こうりょ)して選びましょう。
かゆみがある場合は、かゆみ止め効果のあるものを選びます。
乾燥によるかゆみを止める治療薬として、「ユースキンI(アイ)」シリーズがおすすめです。
かゆみを止め、その上保湿効果も抜群。ベタつきなく、サラッとしているので、広範囲にも塗りやすいクリームです。
塗ってすぐ服を着ても、不快感がないのは嬉しいポイントですよね。
ユースキンIは、クリームタイプとローションタイプがあるので、使いやすいものを選びましょう。
かゆみがない場合には、日常的に使える保湿クリームを選びます。
保湿力も抜群で、日常使いしやすい、おすすめ保湿クリームを3つご紹介します。
- NIVEA(ニベア)の「プレミアムボディミルク」654円(税込)
- ビオレuの「うるおいミルク」731円(税込)
- Vaseline(ヴァセリン)の「アドバンスドリペアボディローション」200ml566円(税込)、400ml968円(税込)
ニベアの「プレミアムボディミルク」は、グリセリンやヒアルロン酸を配合しており、保湿力抜群。
塗り始めは、少々ベタつきがありますが、徐々にサラッとするので塗りやすいです。
また、ビオレu「うるおいミルク」は、保湿成分であるシアバターやワセリンを配合しています。
サラッとしていて伸びがよく、全身に塗りやすいボディミルク。ベタつかないのもポイントです。
ポンプタイプで、お風呂上がりにさっと使えるので、とても便利です。
こちらは詰め替え用もあるので、お財布にも優しいですね。
最後は、ヴァセリンの「アドバンスドリペアボディローション」です。保湿成分として、ワセリンが配合されています。
質感は、やや硬めですが、肌なじみがよく、全身にも塗りやすいです。
私もこちらを愛用していますが、しっとりするのにベタつかないのでおすすめです!
全身にさっと塗っておくと、翌朝までしっとり感があります♪
私はコストコでよく購入しますが、ドラッグストアでも販売されているので、ぜひ試してみてください。
まとめ
- 背中へ手が届かず、どうやって保湿クリーム塗るのか悩んだ場合、自宅にあるものや便利グッズを使うことで、1人でも塗ることは可能
- 背中の乾燥する原因はさまざまあり、原因である生活習慣を改善することがしっとり肌になる近道となる
- 背中は、顔と同じように保湿ケアが重要である
- 背中の保湿ケアをどうやって行なうのか迷った場合でも、基本的なケアから特別なケアなど、自分に合った方法で行うと良い
- 保湿クリームは、かゆみの有無を考慮して選ぶと良い
背中に1人で保湿クリームを塗るとき、手だけで一生懸命頑張っていましたが、専用グッズがあるなんて驚きでした。
お金をかけなくても、自宅にあるもので代用できるのは嬉しいですよね。
1人でどうやって塗れば良いのか分からず悩んでいたら、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
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