糖質制限していると、毎日の食事にも気を使いますよね。
糖質制限中って、ダメだとはわかっているものの、無性に麺類が食べたくなりませんか?そんな時、スーパーなどで目にする糖質ゼロ麺。
糖質制限中でも麺類が食べられるなんて嬉しい!
しかもカロリーも低いからダイエットにはぴったり!
しかし、糖質ゼロ麺に大喜びするのは気が早いかもしれません。この糖質ゼロ麺、残念なことにまずいんです。
「まずいと言っても、糖質ゼロには変えられない。」という考えもあるかもしれませんが、その考えをはるかに超えるほど、まずいと感じてしまう人も多い様子です。
なぜ、糖質ゼロ麺がここまでまずいと言われてしまうのか、気になったので調べてみました。
糖質ゼロ麺がまずい理由だけでなく、おいしく食べられるアレンジレシピも見つけたので、合わせてご紹介していきます。
糖質ゼロ麺がまずいと言われる理由
なぜ、糖質ゼロ麺はまずいと言われてしまうのでしょうか?そこにはいくつかの理由があるようです。
まずは、「糖質ゼロ麺がまずい」と言われる理由についてご紹介していきます。
食感
ラーメンやうどん、そばなど様々な麺類に欠かせないのが、「コシ」ですよね。
その「コシ」が糖質ゼロ麺には、全くと言っていいほどありません。
糖質ゼロ麺の食感は「コシ」とは程遠い、ふにゃふにゃで歯ごたえが全くない感じです。
糖質ゼロ麺の原料は、こんにゃくやおから、大豆などで、小麦粉を使用していません。
そのため麺類に欠かせない「コシ」を作り出すことが出来ないのです。
味
ラーメンやうどん、そばにパスタ。どれも麺自体にも味があり、つゆやソースと絡むことでよりおいしく変化します。
しかし、糖質ゼロ麺は無味無臭。噛んでも噛んでも無味無臭。何を食べているのか分からないほど味気ないものです。
味が絡まない
糖質ゼロ麺自体に味がなくたって、つゆやソースと一緒に食べれば問題ないでしょ!
しかし、糖質ゼロ麺はこんにゃく粉を含んでいるため、表面がつるつるしています。
そのため、うどんやパスタなどと同じように調理してしまっては、味が全く絡まないのです。
また、煮込んでも麺自体に味がなかなかしみ込んでいきません。
無味無臭にも関わらず、味がしみ込んでいかないって逆にすごいと思ってしまいますよね。
味をしみ込ませるには、かなり濃いめの味付けにする必要がありそうです。
そうなると、糖質は制限出来ても、塩分の摂りすぎが気になってしまいますね。
本物との差が大きすぎる
糖質ゼロ麺はもはや、麺類と思って食べること自体が間違いかもしれません。
ラーメンやうどん、そばやパスタと同じと思って食べたら、本物とのギャップに「残念」さを感じざるを得ません。
「本物とは別物!」そう思って食べることも必要なのかもしれませんね。
麺類好きだからこそ、糖質制限中でもなんとかして麺類を口にしたいのに、まずいのはとても残念です。
私の主人も、ダイエット目的で糖質制限をしていました。もともとラーメン大好きで、週に1度はラーメンを食べている人でした。
そんな主人にとって、ラーメンが食べられないという事は、何よりものストレスだったでしょう。
そんな中、私がスーパーで見つけた糖質ゼロ麺。ラーメン好きの主人のために!とさっそく購入して調理してみました。
味見をした際に「んっ?」と思ったのですが、一口食べた主人の第一声が「何これ?麺がまずすぎる…」でした。
ラーメン好きの主人にとっては、糖質ゼロ麺では満足できず、更にラーメンを食べたくなってしまうという逆効果を招いてしまいました。
食感や味が改善されれば、喜んで食べる人も増えるのかもしれませんね。
糖質ゼロ麺を無理なく食べられるアレンジレシピ
冒頭から「糖質ゼロ麺はまずい」と連呼してしまいましたが、ちょっとひと手間加えることで、無理なく食べられる料理に変身するんです。
それが、糖質ゼロ麺を冷凍することです。糖質ゼロ麺を冷凍することで、食感に大きな変化が見られます。
冷凍することで、あの伸びきったような糖質ゼロ麵に歯ごたえが生まれるんです。
それではまず、糖質ゼロ麺の冷凍方法からご紹介していきます。
- 外袋の隅っこを少し切り落とします。穴から麺が飛び出ないくらいの小さい穴でOKです
- 切り落とした穴から、袋内の水分を抜きます
- 水分が十分に抜けたら、ジッパー付きの保存袋に入れ、密封状態にして冷凍します
- 食べる際は、冷蔵庫に移して解凍します。急ぐときは水にさらして解凍しましょう
冷凍する際に穴を開けてしまうことで、袋内に空気が入ってしまうため、冷凍後数日以内に食べるようにしましょう。
麺が空気に触れてしまうことで、劣化しやすい状況になってしまっています。
食べる1~2日前に冷凍庫に入れるのがちょうどいいかもしれませんね。
長期保存目的ではなく、食感を変えるための冷凍であることを認識しておきましょう。
では、この冷凍糖質ゼロ麺を使った、アレンジレシピをご紹介していきます。
和風パスタ
玉ねぎとツナを使った、定番の和風パスタのレシピです。
仕上げの粗びきこしょうがアクセントとなって食欲をそそります。
- 玉ねぎを薄くスライスしておく。
- 解凍した糖質ゼロ麺の水気を切り、フライパン(中~強火)で炒めます。この時、麺の水分を飛ばすように炒めていきましょう。
- 水分が飛んでチリチリと音がしてきたら、一旦お皿に取ります。
- フライパンにオリーブオイルを入れ弱火で熱し、玉ねぎ投入。
- 玉ねぎが透き通ってきたら、中火にし油切りしたツナを入れ、軽く炒めます。
- 糖質ゼロ麺をフライパンに戻し、麺つゆで味付け。
- お皿に盛ったら、粗びきこしょうをお好みの量、振りかけましょう。
お好みで、青じそや大根おろしをトッピングしてもおいしいですよ。
炒めるときのポイントは「水分を飛ばすこと」です。
糖質ゼロ麺でお好み焼き
糖質制限中にお好み焼きが食べられるなんて、夢のようなレシピです。
お好み焼き風にすることで、糖質ゼロ麺の食感も気になりません。
- キャベツは太めの千切りにし、もやしを洗っておく。
- 豚こま切れ肉は細切りにする。
- 解凍した糖質ゼロ麺の水分を切る。
- フライパンにごま油をひき、豚こま切れ肉・もやし・糖質ゼロ麺を炒め、しょうゆと顆粒だしで味付け。
- ボウルに卵を割り入れ、キャベツと4を入れ混ぜ合わせる。
- フライパンにごま油を追加し、5を流し入れ焼きます。焼き色が付いてきたら裏返し、反対側も焼く。
- 両面にこんがりと焼き色が付いたらお皿に盛り、お好みのトッピングをして完成。
卵がつなぎになるので、裏返す際に崩れないように気をつけてくださいね。
野菜もたっぷり摂れて、満足できる一品になると思います。
糖質ゼロ麺で即席ラザニア
糖質ゼロ麺に、豆腐で作ったホワイトソースをかけることで、ヘルシーなラザニアが作れるレシピです。ミートソースもレンジで簡単に作れちゃいますよ。
- ミートソースを作る。玉ねぎをみじん切りにします。ミートソースの材料すべてを耐熱容器に入れ、ラップして500wで5分加熱。
- 一度取り出して、良くかき混ぜたら、更に2分加熱。容器が熱くなっているので、取り出す際は注意してください。
- ホワイトソースを作る。耐熱容器に豆腐を入れ、滑らかになるまで混ぜます。
- 3にコンソメ、塩を加えさらに混ぜます。とろけるチーズをちぎって入れ、500wで2分加熱。加熱後良く混ぜたらホワイトソースの完成です。
- 解凍した糖質ゼロ麺の水気を切り、耐熱皿に糖質ゼロ麺→ミートソース→ホワイトソースの順で重ねます。
- 粉チーズを振りかけたらトースターで焼き色が付くまで5分ほど加熱したら完成です。
合いびき肉を鶏ひき肉に変更すると、もっと低カロリーになります。
糖質ゼロ麺は、麺としてではなく、このようにアレンジすると無理なく、おいしく食べられるんです。だまされたと思って試してみて下さい。
糖質ゼロの麺なのに食べすぎると太る?
ダイエット目的で糖質ゼロ麺を食べているのに太るってどういうこと?
ダイエットのため、麺類を糖質ゼロ麺に置き換えることは、決して間違ったことではありません。
しかし、糖質は身体のエネルギーとしても大切な栄養素のひとつです。
その糖質を極端にカットし続けてしまうと、エネルギーバランスが崩れ、倦怠感やめまい、頭痛などの不調が起きてしまいます。
また、糖質ゼロ麺ばかり食べていると糖質をカットしすぎて、痩せるどころか逆に過食が起こったり、太る要素である痩せにくい身体になったりしてしまうんです。
糖質ゼロ麺を食べすぎると太る理由について、お話していきましょう。
糖質も脂質も大切な栄養素
ダイエットには「敵」と思われてしまう糖質も、身体のエネルギー源として欠かせない栄養素です。
ダイエット中、糖質を極端にカットしてしまうことは良くありません。
糖質は、脂肪を燃焼させるためには必要なものなんです。
私は以前、体内の糖質と脂質の関係を、ロウソクに例えて教えてもらいました。その例えがとても分かりやすかったので、ご紹介しますね。
身体の代謝を大きくするためには、糖質と脂質のバランスがとても大切なんです。
- 代謝は炎
- 糖質はロウソクの芯
- 脂質は芯の周りのロウ
糖質と脂質、両方の力を合わせることで、代謝がアップします。それにより、脂肪を燃焼しやすい身体になっていくのです。
糖質を極端に減らしてしまった結果、糖質制限中でも、体重減少が起こらなくなるので、「太る」と感じてしまうのかもしれませんね。
お腹は満足しても脳が満足できていない
糖質ゼロ麺には、こんにゃく粉末などが含まれていることで、満腹感を得られます。
しかし、糖質ゼロ麺を食べ続けることで、糖質不足になるとどんなことが起きるでしょうか?
お腹いっぱいでも、身体に必要な糖質が不足しているため、脳は「エネルギーが足りないからもっと食べろ!」という指令を出します。
これが、ダイエットに大敵な「過食」となってしまうわけです。
どんなに食べても糖質が足りなければ、脳は「もっと食べろ!」指令を出し続けてしまいます。それは、身体が危険な状態であることの表れです。
「糖質」=「糖分」ではありませんので、良質な糖質を摂ることがダイエットには必要だという事を覚えておきましょう。
痩せやすい身体を作るためのポイントは「茶色い糖質」です。
玄米や大麦、そば粉、全粒粉パスタなど、茶色い糖質を摂取するようにするといいですよ。
白い糖質よりも、茶色い糖質のほうが、血糖値の上昇を抑えてくれるそうです。
まとめ
- 糖質ゼロ麺はそのままではまずい
- アレンジ次第でまずい糖質ゼロ麺も無理なく食べられる
- 糖質をカットしすぎることで痩せにくい身体になってしまう
ダイエットのために糖質ゼロ麺を食べようと思っても、まずいと頑張れなくなってしまいますよね。
そのままではなかなか食が進まない糖質ゼロ麺でも、アレンジ次第でおいしく食べることは可能です。
糖質ゼロ麺だからこそ、アレンジしやすいという面もあるので、いろいろなレシピを楽しんでみるといいかもしれませんね。
とは言え、極端に糖質制限しすぎるのは、身体によくありません。
何事も摂りすぎも、摂らなすぎも良くないという事です。
必要なエネルギー源をバランスよく摂取しながら、理想の身体に向かって頑張っていきましょう。
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