身につけるアクセサリーの中で、唯一鏡などを使わなくても見えるのが指輪。一つつけるだけで、ずいぶんと気持ちが変わりますよね?!
私の勤めているパート先へ「指輪をたくさんつける」という次元をはるかに超越した常連男性が時々いらっしゃいます。
ほとんどがゴツゴツしたスカル系アクセサリーで「指…筋トレ中ですか?!」とツッコミたくなるほどのつわもの。
そして「あんなに指輪をたくさんつけるのは、どんな心理状態なんだろう…」という謎が浮かんできました。
調べた所「指輪をたくさんつける」という行動には「自己顕示欲」や「承認欲求」などの心理が隠れているそうです。
本記事では「なぜ指輪をたくさんつけるのか?!」その心理に迫っていきます!ぜひご覧ください♪
指輪をたくさんつけるという行動に隠された心理とは
手元だけでなく、目や鼻、足、声など、人の心理は思いもよらずいたるところに出現します。
そんな中、指輪をたくさんつけるという行動には、何が隠されているのでしょうか?
それは、ズバリ!「認められたいという気持ち=承認欲求」や「存在をアピールしたいという願望=自己顕示欲」です。
指輪は、メイクを変えたり髪型を変えたりするより、はるかに簡単なオシャレ方法。
「もっと注目されたい」「もっと私を認めて!」「内に秘める想いを表面化したい」
これらの感情や心理が「指輪をたくさんつける」という行動につながりやすいようです。
また、手元をきらびやかに飾る事は「自信の無さを隠している」とも読み取れます。
身の内に潜む不安や恐怖、また「自分は周囲と比べ劣っているかもしれない」という思考や感情を隠しているのです。
したがって過剰なまでの指輪は「私がアピールしたい部分に注目して!」そして「私が隠している所には気付かないで!」という複雑な心理を物語っています。
そして、指輪をたくさんつけるという行動は「上昇志向」や「自身を奮い立たせる為」などの心理も強く反映します。
これらは指輪が、古くから「おまじない」や「お守り」などに用いられてきた名残です。
人間がまだ狩猟民族だった頃「魔除け」や「恐怖に立ち向かう為」動物の牙や綺麗な石、貝殻などを装飾品として身に着けていました。
これらの装飾品で、不安や恐怖に負けそうな自分自身を奮い立たせ、困難へ立ち向かえるよう鼓舞してきたのです。
このことから分かる通り、指輪をたくさんつける事は「勇気をもって挑戦したい」「もっと高みへ上りたい」などの感情を表しています。
アピールしたいけど隠したい…なかなか複雑な心理が影響しているんだね!
では「指輪をたくさんつける」というコーディネートに対し、周囲はどのような印象を抱いているのでしょうか?
指輪をたくさんつける=チャラい?!
指輪に限らず、ネックレス、ブレスレット、ピアスなどをたくさんつけるのは、やはり「チャラチャラしている」という印象を与えかねません。
もちろん性別や年齢、職業により捉え方は異なります。しかし一貫して「ダサい」「チャラく見える」という意見がほとんどなようです。
もちろん「似合う・似合わない」や「好み」といったところが大きく関係してきます。
加えて、多過ぎると感じる限度も、人それぞれ基準が違うはずですよね?!
しかし、圧倒的な多数意見としては「ダサい・チャラい」がほとんど!
特に男女問わず3個~4個以上は、いくらシンプルな指輪でもチャラく見えてしまうようです。
また「ダサい・チャラい」と思われてしまう要因は、指輪のバランスにもあります。
- 指輪の色味がバラバラ
- 全てがゴツゴツ&ギラギラ
- 指輪をつける位置が偏っている
- 他のアクセサリーと合っていない
- 着ている洋服も派手
指輪の過剰装飾のみならず、着ている洋服やコーディネート次第で、さらにチャラい印象を与えてしまうようです。
仮に、いくつか指輪を着けたい場合は、シンプルな洋服と派手過ぎない小物使いがポイント!
合わせて、指輪自体のサイズ感や色味、つける位置などにも気を付けましょう。
指輪をたくさんつけたい場合は、着ている洋服や身につける小物とのバランスが重要だね♪
指輪をたくさんつける場合はバランスが重要
ここでは、指輪をたくさんつける場合のコツについてご紹介いたします♪
「指輪の重ね付けをしたいけれど、なかなか上手くきまらない…」「着け方が分からない」と感じているあなた!
ぜひ、以降でご紹介するポイントを抑えながら、バランスの良い重ね付けに挑戦してみてくださいね。
上記3つのポイントに気を付けるだけで、バランス良く指輪が重ね付け可能です。
また、指輪をたくさんつける事に慣れていない「重ね付け初心者さん」は、以下の方法から試してみてください。
一口に「バランスをとる」といっても、ファッションやコーディネートが得意、もしくは好きでなければなかなか難しいですよね?!
指輪を2つつけるだけでもなかなか抵抗があるという場合は、ぜひ上記のコツを意識してコーディネートしてみましょう。
また、上記と合わせて、なるべくシンプルで柄が少なく主張し過ぎない洋服や小物類をチョイスしてください。
そうすることで、身にまとう物同士がぶつかり合わず、統一感あるコーディネートへ仕上がるはずです♪
指輪の重ね付け初心者さんは、細いリング2~3個から始めてみよう!
バランス良く重ね付けする場合は、それぞれの指輪が持つ特徴をしっかりと把握しておきましょう。
指輪のタイプ | 特徴 |
---|---|
デザインリング | 指輪のアーム全体にパターンが施された物 |
V字・U字リング | 細見せの視線誘導効果が期待できる |
チェーンリング | アームがチェーンタイプになった物 |
カフリング(ハグリング) | 指をハグしているようなスタイル・抜け感がある |
エタニティリング | リング全体に宝石があしらわれ存在感のある指輪 |
ピンキーリング | 小指専用リング・きゃしゃで可愛らしい物が多い |
ワイドリング | リング幅が広く存在感のある指輪 |
ファランジリング | 第一関節と第二関節の間につける指輪 |
ネイルリング | 爪の根元辺りにつける指輪・モチーフ付きが多い |
ストーンリング | カラーストーンが付いた指輪・ストーンの大きさに注意! |
モチーフリング | ハート、星、リボンなどさまざまなモチーフがデザインされた物 |
一口に「指輪」といっても、かなりたくさんのタイプが存在します。
それぞれの特徴を上手く取り入れることが重ね付けで「ダサい・チャラい」と思われないポイントですよ♪
以降で、たくさんつける場合のポイント3つ「メリハリ」「つける位置」「色味と素材」について、もう少し詳しく解説していきます。
複数の指輪にメリハリをつける
複数の指輪を身に着けたい場合は、太さ(ボリューム)や、デザイン(模様)などが被らない物をチョイスしてください。
全ての指輪が似たようなスタイルですと、ぶつかり合ってごちゃごちゃした印象になりかねません。
複数の指輪をつける際は「シンプル×派手」「細い×太い」「飾りが有る×無い」などと、メリハリをつけましょう。
指輪に合わせて位置を変える
重ね付け初心者さんは、まず「指輪が隣り合わない」という点に注意してみましょう。
人差し指に指輪を着けた場合、2つ目は中指でなく薬指or小指へ。
親指へサムリングを着けた場合、2つ目は中指や薬指。
また「ファランジリング」や「ネイルリング」を用いる事で、同じ指でも指輪同士の間隔が空けられます。
まずは、2~3個から指を1本とばしで着けてみてください。
この「間隔」こそが、指輪をたくさんつける際の重要なポイントです。
色味や素材は揃える
指輪の色味や素材は「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」だけでなく様々な物が存在します。
またアーム全体のみならず、モチーフやストーンの色味もしっかりと考慮しましょう。
重ね付けする際は、この「統一感」もかなり重要なポイント!
色味や材質がバラバラだと、全体的にアンバランスな印象を与えてしまいます。
しかし、どうしても目立たせたい指輪がある場合は、ポイントとなる指輪以外で統一感を意識しましょう。
この時ポイントとして目立たせたい指輪は1つ、多くても2つがベストですよ。
指輪をたくさんつける際に意識したい様々な意味とは
身につける指輪には、それぞれの指ごとで様々な意味がある事を知っていますか?
簡単に言うと「おまじない」や「願掛け」「ゲン担ぎ」のようなイメージです。
仮に指輪をたくさんつけるのであれば、ぜひそれらの意味も取り入れてみましょう。
しかし、色々なご利益にあやかりたいからと、10本指全部へ指輪をつけるのはNG!
上記でもご説明した通り「チャラい」「ダサい」という印象になってしまうからです。
以降で解説する各指の意味を理解し、ぜひ今のあなたに必要な位置へコーディネートしてください。
最も重要なのは「お気に入りのアクセサリーであること」です。
あなた自身が「素敵だ」「輝いている」「カッコイイ」「オシャレだ」「好きだ」と感じる物をセレクトしましょう。
なぜなら、アクセサリーを見るたびに生まれるポジティブな感情は、ドーパミンの分泌が期待できるからです。
素敵なジュエリーやアクセサリーを身につけると、普段より自信が溢れたり、表情も明るくなったりするのは、このためです。
お気に入りのアクセサリーであることは、心理的、脳科学的観点からみても、高い効果があるようですよ♪
そして、指輪をつける各指の意味については、10本指それぞれ異なる意味合いが存在します。
あやかれる恩恵を取りこぼさないよう、ぜひ参考にしてくださいね♪
右手・左手それぞれの意味
指輪を含めた様々な手元のオシャレは「左右どちらに着けようかなぁ~」と悩みますよね?!
まずは、詳細を解説する前に大まかな左右の意味から見ていきましょう。
左手 | 右手 |
---|---|
・服従と信頼 ・想像力 ・精神力 ・潜在パワー ・感じる力 | ・権威と権力 ・現実的 ・物質的 ・自己表現 ・表現する力 |
指輪だけでなく、手元のオシャレは天然石のブレスレットやミサンガ、バングルなども、たくさんつけるケースが多いと思います。
ぜひ、上記でご紹介した左右の意味を取り入れてコーディネートしてはいかがでしょうか?!
上で挙げた左右の違いは、以降でご説明する「指輪をつける意味」にも深くつながっています。
また、スピリチュアル界では「左手から良い気を取り入れ右手から悪い気を出す」といった考え方も存在するようです。
このことからも分かる通り、人は古くから「左右」に対し、しきたりとして様々な意味付けをしてきました。
「願掛け」や「ゲン担ぎ」「開運コーデ」としてアクセサリーをたくさんつけるのであれば、左右が持つ意味付けを軽視してはなりませんよ♪
10本の指が持つ意味
まずは、10本の指が持つ象徴的な意味からご説明していきます。
指輪の名前 | 属性 | 体との繋がり | |
---|---|---|---|
親指 | サムリング | ・行動力 ・意思 | ・脳 ・呼吸器系 ・副交感神経 |
人差し指 | インデックスリング | ・積極的 ・自立心 | ・腸 ・胃 ・消化器系 |
中指 | ミドルリング | ・直観力 ・インスピレーション | ・心臓 ・循環器系 ・自律神経 |
薬指 | アニバーサリーリング | ・愛情 ・絆 ・創造力 | ・神経系 ・リンパ系 ・内分泌系 |
小指 | ピンキーリング | ・チャンス ・出会い ・変貌 | ・交感神経 ・肺 ・生理痛 |
東洋医学では、指のツボを刺激する為に指輪なども使用するそうですよ!
指輪による適度な圧迫が指を刺激し、体の不調改善へ繋がるのだとか…。
また、これらの考え方を取り入れて「指ヨガ」なるものも存在します。ぜひ一度調べてみてくださいね♪
左手に指輪をつける意味
親指 | ・ポジティブな気持ちが高まる ・強い意志が湧き上がる |
人差し指 | ・精神力を高める ・自立心アップ |
中指 | ・対人トラブルを防ぐ ・コミュニケーション力アップ |
薬指 | ・愛を深める ・願いを叶える ・神聖な指 |
小指 | ・チャンスを呼び込む ・恋を引き寄せる ・変化とチャンス |
古代ローマでは、左手が直接心臓(心)に繋がっていると考えられていました。
ラテン語で「ヴェナ・アモリス=愛の静脈」とも呼ばれます。
愛や絆の象徴を、この指にはめる由縁であると考えられているようです。
右手に指輪をつける意味
親指 | ・リーダーシップ発揮 ・忍耐強く逆境に立ち向かう |
人差し指 | ・集中力を高める ・創造性を高める |
中指 | ・邪気を払う ・行動力アップ ・直観力を高める |
薬指 | ・心の安定 ・インスピレーション力アップ ・精神力を高める |
小指 | ・自分らしさを発揮 ・リーダーシップ ・表現力アップ |
10本指すべてに、それぞれの特徴や意味付けが存在します。
その一方で「邪気を払い、集中力も高めて、行動力アップだぁ~」と、あれこれたくさんつけるのはNG!
「ダサい」「チャラい」と見られるだけでなく「虻蜂(あぶはち)取らず」になってしまいます。
虻蜂(あぶはち)取らずは、何もかも掴み取りたいからと欲をかきすぎれば、全て手に入らなくなる様です。
指輪をたくさんつける場合は、必要な属性を見極め2~3つ程度に抑えましょう♪
重ね付け初心者さんでも、洋服や小物類とのコーディネートがスムーズにいくはずですよ。
まとめ
- 指輪をたくさんつけるという行動には自己顕示欲や承認欲求などの心理が隠されている
- ゴテゴテと身につける装飾品は「寂しさ」や「自信の無さ」などの心理的不安要素を隠している
- 指輪を含むアクセサリーの数は「=心理的な不安要素」と言う考え方もある
- たくさんつける場合は指輪同士の主張がぶつかり合わないようにシンプルなリングをチョイス
- 指輪をたくさんつける際は「メリハリ」と「間隔」に気を付ける
指輪をたくさんつける行為は、若干ネガティブ寄りな意見の方が多く見受けられました。
しかし、それとは反対に「自身を鼓舞する為」や「チャンスを掴む為」のようなプラス要素もいくつか存在します。
ただし、歳を取るとできる限りシンプルな「引き算コーデ」の方がGOOD!「洗練さ」や「大人の落ち着き」を演出できるようです。
統一感やメリハリに気を付けて、たくさん手元のオシャレを楽しんでくださいね♪
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