赤ちゃんが動き始めたら、室内での事故に注意しなければなりません。
ハイハイを始めると目が離せなくなりますよね。
さらに、つかまり立ちをするようになるとテレビ周りの台や家具、なんでも練習台となってしまいます。
高価な液晶テレビ、テレビ周りの電子機器をいたずらから守りたいですよね。そのようなトラブルを防ぐのにベビーゲートが便利です。
しかし、市販の物ではサイズが合わない、インテリアに合わないという声も聞かれます。
そんな時は、ベビーゲートを手作りするのがおすすめです。DIYが苦手でも、案外簡単に作れますよ。
材料は100均で揃う物ばかりなので、経済的にも嬉しいですよね。
本記事では、100均アイテムで作れるベビーゲートの作り方を紹介します。
テレビ周りに100均アイテムで素敵なベビーゲートを作りましょう。
ベビーゲートをテレビ周りに作るなら100均が便利
ベビーゲートを手作りするなら100均のアイテムがおすすめです。
作る前に、一つ大切な事をお伝えします。失敗しないため、テレビ周りなどベビーゲートにしたい場所を採寸しておきましょう。
紙管を使う方法
紙管なので、ぶつかっても安心ですね。材料は以下のとおりです。
セリアの「Craft rack」という商品が人気のようです。
- Craft rack 組み立て用部品
- Craft rack 連結用部品 T型
- Craft rack 連結用部品 L型
- 結束バンド
- ワイヤーネット
引用 Pinterest
とても簡単ですが、いくつか注意点もあるので紹介します。
セリアの「Craft rack」を使って作るベビーゲートは、工具不要で作成できるのがおすすめポイントです。
突っ張り棒を使う方法
100均アイテムの収納方法でよく使用される突っ張り棒。
テレビ周りのベビーゲートにも使えるんですよ。我が家も、キッチンの入り口にこの方法でベビーゲートを設置しました。用意するのは、以下の2点だけです。
- 突っ張り棒2本(大きめ)
- 突っ張り棒を覆える(おおえる)くらいの布
引用 Pinterest
こちらも、とても簡単ですね。上手に作るポイントをまとめました。
布を選ぶ時は、いろいろな柄があってワクワクします。
手芸店で購入しても良いですが、少しお値段は高くなりますよね。
100均のものは、サイズが小さめなので多めに買って縫い合わせてくださいね。
私は、柄が違うもので縫い合わせてオリジナルの布を作りましたよ。
手芸店で購入する場合は、店員さんに大き目でカッティングしてもらいましょう。
また、大きめのつっぱり棒も値段が高くなります。しかし、耐荷重が大きくなるため安定します。
1歳の平均体重は約10キロです。子どもはベビーゲートに体重をかけるので、耐荷重の大きい物がおすすめです。
調べたところダイソーでは、75~120cm(耐荷重20~40kg)が最大なようです。これだけあれば、十分対応可能ですね。
すのこを使う方法
すのこなら、100均はもちろんホームセンターでも手に入る定番アイテムなのでおすすめです。材料と作り方を紹介します。
- すのこ(数枚)
- ボンド
- ロープや結束バンド
- ヤスリ(必要であれば)
引用 Pinterest
すのこは、強度がありますし安定もしやすいです。
人工芝で遠ざける方法
今までと違いちょっと面白い方法をみつけたので紹介します。
テレビボードの上やテレビ周りに張り巡らされた人工芝で、子供を近づけないようにする方法です。
この子育てアイデアは割と有名なようです。「赤ちゃん 侵入防止」、「赤ちゃん 侵入対策」などで検索すると2番目にはもうその記事が出てくるので驚きです。
人工芝は、確かに大人でも痛いと思いますよね。子供ならなおさらです。
避けてくれるのは嬉しいです。しかし、部屋の雰囲気を大切にしている場合は、ちょっとおしゃれ感がなくなるので残念かもしれません。
また、調べたところによると、人工芝は危険という記事をみつけました。
プラスチック製の凹凸がある人工芝で、転倒時に怪我をしたそうです。
よく考えずに安い人工芝で代用するのは危険かもしれませんね。安全を軽視してはいけません。
安全を考えると、やはり、赤ちゃんの侵入防止にはベビーゲートが王道でベストな選択だと言えます。
ベビーゲートをテレビ周りにDIYするメリットとは?
テレビ周りのベビーゲートをDIYするメリットやデメリットについてお伝えします。
メリット
- 値段が安い
- サイズ調整ができる
- 不要になれば、別の形で使用可能
- バラして処分が簡単
一番のメリットは、とにかく値段が安く済むということです。
市販のベビーゲートは1万円以上するものが多いのでかなり節約になりますね。
組み立てたりする手間はあります。しかし、何より安く作れるのは魅力的です!
手作りなら、テレビ周りの家具に合わせてサイズ調整が可能です。
小さくすることはもちろん、部材を買い足せば大きな幅に対応させることも可能です。
市販のものを買ったけど、大きさや高さが合わなかったというのはよくある事です。自分好みにできるのも大きなメリットですね。
先ほど紹介したクラフトラックシリーズは、元々収納ラック用の材料です。
ベビーゲートが不要になれば、形を変えラックとして使っても良いですね。
また、どれも簡単にバラす事ができます。不要なら、少しバラしてコンパクトに収納可能なのも嬉しいポイントです。
さらに、バラしやすいので処分に困らないのもメリットです。
紙やプラスチックで出来ているので、家庭ごみとして処分できます。
デメリット
メリットをお伝えしましたが、デメリットもしっかり把握しておいてくださいね。
- 作るのに手間がかかる
- 既製品と比べると強度が弱い
- 設置するのにコツが必要
デメリットとして一番に浮かぶのは、”手間がかかる”でしょうか。
採寸に時間がかかるかもしれません。しかし、作り方は簡単です。
市販のものでも、組み立ては必要なものが多いです。したがって、かかる手間は、あまり変わらないのではないでしょうか。
手作り品は、市販品より強度が弱く頑丈さにかけるのもデメリットです。
これは、安く作る分仕方の無い事です。パーツを二重にするなど工夫が必要ですね。
クラフトラックに似たもので、軽くて丈夫な、スチール製のイレクターパイプがあります。
心配であれば、ホームセンターなどでの購入も検討してみてくださいね。
また、手作り品は設置にコツがいる場合が多いです。
市販品と違い、紹介した材料すべてベビーゲートのために作られたものではありません。
しかし、部品としては結構頑丈につくられています。したがって、部品自体が壊れる事は考えにくいので安心してください。
テレビ周りに置くときは、テーブルなどに固定するのがおすすめです。
ベビーゲートをテレビ周りに設置するのはいつまで?
ベビーゲートはいつからいつまで必要なのでしょうか。口コミなどをまとめてみました。
ベビーゲートはいつから必要なのか
先輩ママ達の口コミを調べてみました。ベビーゲートなど、テレビ周りの対策を始めた時期は「生後6ヶ月から9ヶ月頃」という意見が多かったです。
この月齢の赤ちゃんは「ハイハイ」が出来るようになります。
さらに、「つかまり立ち」や「つたい歩き」を始めたり動きが活発になったり、家の中で「危ない」と思うことも増えてくる時期ですね。
また、乳歯が生え始める時期も、同じ生後6ヶ月から9ヶ月頃と言われています。
生え始めの不快感を軽減するため、なんでも口に入れてしまうのです。
目を離した隙に長男が、主人の工具セットを舐めていていました。すごく驚いたのを今でもハッキリ覚えています。
ママやパパが赤ちゃんから少し目を離したいとき、「安心できる空間を作りたい」と思いますよね。
以上のことから、生後6ヶ月から9ヶ月頃にベビーゲートが検討されるといえます。
ベビーゲートをやめたきっかけ
一方、いつまで必要なのか?という点についてです。
「危ないよ」など、意味を理解できるのが目安のようです。
「言葉が理解できる年齢まで、ベビーゲートを設置していた」という意見は多く聞かれました。
つまり2歳半頃には、テレビ周りなどのベビーゲートを取り外している家庭が多い印象です。
ベビーゲートをやめたきっかけについて、他にもこんな意見がありました。
乗り越えようとしたから
ベビーゲートを動かすようになったから
これらのようにベビーゲートがある事で、余計に危なくなってきてしまう場合、撤去しないといけなくなるようです。
子どもの成長を感じたタイミングで卒業する人がほとんどです。
確かに1歳半頃になると、好奇心旺盛になりますよね。
我が家も、おもちゃを踏み台にして乗り越えようとしたり破壊しようとしたり、小さな怪獣のようでした(笑)
その他、ベビーゲートの大きさや構造、部屋が狭くなるなどを理由に卒業したという声もありました。
しかし、下の子がいるとベビーゲートを使う時期も延びてしまうようです。
中には、「ベビーゲートを4年~5年使っていた」というママの声もありましたよ。
ベビーゲートを検討する際は、長く使うことも考えておいた方が良いでしょう。
ベビーゲートをやめるタイミングは、いつまでという明確な時期が決まっていません。
子どもの成長や性格もありますし、家族構成、住環境などによって適切なタイミングが変わってきます。
以上の意見を参考にして、ご家庭に合ったタイミングで卒業できたら良いですね。
ベビーゲート撤去後の安全対策
ベビーゲート撤去後は、危険の無いようこれまで以上に環境を整える必要が出てきます。
どのような安全対策が必要かまとめてみました。
- 手の届く場所に危険な物を置かない
- 引き出しにストッパーを付ける
- 机などの角にクッション材を付ける
- 危ない事を教え続ける
触ってほしくない物は、踏み台へ乗っても届かない高さに置きましょう。
特にハサミやカッターなどは危険です。どこへしまっているかを子どもに見られないよう、意識して片付けてくださいね。
危険なものが多いキッチン周辺も対策を忘れずに。
高い場所へ置くのが難しい場合は、引き出しにストッパーを付けましょう。
我が家も引き出しや収納棚など、子どもに開けてほしくないところはストッパーを付けました。
机や台など、角にクッションをつけるのは、もはや当たり前の対策といえるのではないでしょうか。
行動範囲が広がるので、よくぶつけることの多い子どもには必須ですね。
言葉が理解できるのが、ベビーゲートを撤去する目安とお伝えしました。
コミュニケーションをとるためにも、危ないことは危ないとしっかり教えてあげましょう。
特にテレビ周りなど、精密機器があるのでとても危険です。
目を見て伝えることで、親子の信頼関係も深まりますよ。
まとめ
- ベビーゲートをテレビ周りに設置するなら100均でDIYしよう
- 100均アイテムでベビーゲートを作れば簡単に安くできる
- ベビーゲートを撤去したら、テレビ周りなどの安全対策が必要
小さな子どもは好奇心旺盛ですし、見守るママにも限界がありますよね。
わざわざ市販の高いものを購入しなくても、100均アイテムで十分なベビーゲートが作成できます。
テレビ周りなど、ベビーゲートの設置をお考えであれば、ぜひ手作りしてみてください。
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