小さなお子さんがいる家庭から社会人まで、多くの人が日々お弁当を食べる機会があると思います。
特に一人暮らしや主婦の方は毎日お弁当メニューを考えるのに苦労しているのではないでしょうか?
味噌汁をお弁当として持って行くと、おかずが増え満足感が高まる、体を内側から温め風邪予防になる、栄養バランスが整うなど健康面でも大きなメリットが生まれます。
また、味噌汁をお弁当として持って行くには保温容器を使う、もしくは味噌玉を作る、など方法が2つあります。
持って行く方法はどちらかになりますが、それぞれ注意点や方法など気を付ける点がいくつかあります。
本記事では、味噌汁をお弁当として持って行く方法や、注意点を1つずつ解説していきます。
味噌汁のお弁当は持って行き方にコツがある!
保温容器を使用する
味噌汁をお弁当に持って行くには様々な方法があり、一番メジャーな方法は保温容器です。
汁物は季節を問わず腐敗しやすいため、常温での保存は非常に危険です。
そんな時、保温容器があると一定の温度を保つことで味噌汁の腐敗を防ぎ、おいしく食べることができます。
保温容器には様々なものがあります。有名なものだと「THERMOS(サーモス)」は非常に高い保温機能を有しています。
また、魔法瓶で有名な「象印」も有名なメーカーですね。
どちらも多くの人が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
保温機能が高いというだけで「高価なのでは?」と1歩引いてしまうと思いますが、非常に手に取りやすいお値段になっています。
値段が良心的なため、より一層味噌汁をお弁当に持って行く敷居が低くなりますよね。
味噌玉を持って行く
味噌玉とは味噌とだし汁、味噌汁の具材を混ぜ合わせて作った即席味噌汁の素です。
インスタント食品の味噌汁とは違って手作り感があり満足度も高くなります。
また、自分で好きな具材を入れられるなど自由度も高い食品です。
保温容器には味噌汁を直接入れますが、味噌玉は味噌汁の素を持って行く方法になります。
味噌汁をお弁当として容器に入れて持って行くには?
味噌汁をお弁当に持って行く方法には、汁ごと容器に入れて持って行く方法と味噌玉を作って持って行く方法があります。
実際にお弁当を食べるときの環境により、味噌汁をお弁当として持って行く方法が変わってきます。
どんな人でも、工夫1つで味噌汁をお弁当に持って行くことは可能です。
容器に入れて持って行く方法、味噌玉として持って行く方法を1つずつ解説していきます。
具材に注意が必要
保温容器に味噌汁を入れて持って行くにはいくつか注意点があります。
- 具材はどのようなものが適切か?
お弁当として持って行く味噌汁には具材の向き不向きがあります。
基本的には水分を多く含んでいる食材、あさりなどの貝類は腐りやすいとされています。
味噌汁をお弁当として持って行く際には具材選びに注意が必要ですね。
保温性を保つにはちょっとした工夫をしてみましょう
保温性は味噌汁をおいしく食べるうえで非常に欠かせないものです。
保温性が低いと味噌汁はどんどん冷えていき、お弁当として食べるときにはぬるくなってしまいます。
味噌汁が冷めると腐敗の原因となり健康を害する可能性があるので注意が必要です。
雑菌は【10度~50度】で繁殖しやすく、【30度~40度】になると腐りやすい、と言われています。
そのため、味噌汁を安全においしく食べるためには【60度以上】の保温性が必要になります。
保温性を保つには以下の方法を試してみましょう。
- メーカー表示の保温度を参考にする
- 味噌汁を入れる前に容器内を熱湯で満たし蓋をする
- 保温容器を保温機能がある専用ケースや布でくるんで持ち運ぶ
ちょっとした準備や対策で保温機能がグッと高まるので、ぜひ試してみてください。
万が一、腐った時の対処法
私自身、ここ数年間はお弁当に味噌汁を持って行っているため、成功もあれば失敗も経験してきました。
そこで、腐っていないか知るための判断基準についても説明していきます。
このようなときは絶対に食べないで破棄してください。
腐敗が進んでいる証拠です。
カビが繁殖しています。
絶対に食べないで破棄しましょう。
腐敗が進んでいます。
絶対に食べないで破棄してください。
腐敗が始まっているものには上記のような特徴があります。
万が一、同じような状態のときは破棄してくださいね。
私も食べようとしたとき腐敗に気付いたことがあり、泣く泣く破棄したことがあります。
破棄するとなると「もったいないな」という気持ちになりますが、健康のため食べずに破棄しましょう。
味噌汁をお弁当に味噌玉として持って行くには?
味噌玉はお手製即席みそ汁の素です。
時間があるときに量産して冷凍しておけば、お弁当を作るときにパッと取って持って行くだけなので非常にお手軽な食品になります。
では、味噌玉を作るときや実際にお弁当として持って行くときの注意点を見ていきましょう。
味噌玉に向いている具材
味噌玉はお弁当を食べるときにお湯をかけて溶かします。
そのため、根菜類はそのままだと芯が残り食べづらいです。
しかし、根菜類も下茹でして味噌玉に混ぜると芯が残らず食べやすくなります。
ひと手間必要ですが具材として用いることは可能です。
乾燥食材は水分を吸ってふやけるため味噌玉との相性は抜群です!
また、根菜類のように下茹でを必要とせずそのまま味噌玉に入れることができるのでお手軽な具材ですよね。
味噌玉の作り方
味噌玉の作り方は非常に簡単です。
とっても簡単ですよね!
完成した味噌玉は容器に入れ冷凍保存します。
お弁当として持って行くときは好きな味噌玉を1つ取り、容器に入れて持って行きます。
腐敗防止の方法
味噌汁を容器に持って行く際は、腐敗に注意が必要でした。
味噌は開封後、冷蔵庫で保存している人が多くいらっしゃるかと思います。
そのため「腐敗しやすいのでは?」と懸念される方もいるでしょう。
では、味噌玉にも腐敗の危険性があるのでしょうか?
結論は「腐敗する可能性はほとんどない」です。
味噌は発酵食品であるため腐敗しにくいです。
また、塩分が含まれていることも腐敗しにくい要因になっています。
腐敗しにくいといっても、可能性がゼロというわけではありません。
万が一、味噌汁同様に異臭がしたり表面にカビが発生していたりする時は破棄しましょう。
まとめ
- 味噌汁をお弁当に持っていくには保温容器を使う方法と味噌玉を持って行く方法がある
- 保温容器を使う場合には【60度以上】を保つよう工夫が必要
- 味噌玉を持って行く場合には、具材選びがポイント
- 腐っている可能性があるときは食べずに破棄する
味噌汁をお弁当に持って行くには方法が2つありますが、どちらもちょっとした工夫で簡単に持って行くことができます。
しかし、味噌汁をお弁当として持って行くには普通のお弁当と同じく安全面への注意も必要になります。
私がお弁当として持って行った味噌汁の異変に気付いたとき、結局は破棄しました。
後から振り返って気付いたのですが、味噌汁の腐敗を起こしてしまった原因は「保温容器を十分に温めず」「味噌汁も十分に沸騰されていない状態」でお弁当として持って行ったことでした。
おいしく食べるためにも、腐らせないためにも、しっかりと対策していくことが大切ですね。
保温には気を付ける必要がありますが、味噌汁をお弁当に持って行くメリットはたくさんあります。
ぜひ、味噌汁をお弁当に持って行き、快適なお弁当時間を過ごしましょう!
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