あなたは、寝る前に「白湯(さゆ)」を飲みますか?
沸かしたお湯をゆっくり飲むという簡単な健康法は、忙しい生活の中でも取り入れやすいものですよね。
また、白湯は昔から美容や健康に気を遣う女性の間で飲まれていて、年齢問わず今も好まれています。
しかし、白湯を調べていくと次のような内容が目に入りました。
白湯の効果は興味があって飲むけど、寝る前に飲むと太る感じがします。
このように、「寝る前の白湯は飲むと太る」というワードが飛び込んできたのです。
この記事では、上記の謎について真相を知るべく、なぜ太ると感じるのか詳しく調べたので、まとめていきたいと思います。
また、寝る前に白湯を飲むことで得られる効果や正しい作り方も紹介していきます。一緒に見ていきましょう!
寝る前に白湯を飲むと太るのは本当なのか?
なぜ、寝る前の白湯は太ると感じる人がいるのでしょうか。
私も健康のため年中白湯を飲んでいますが、「白湯で太る」というワードはとても気になりました。
白湯飲んで太ってしまうなら、他に何を飲めば良いのですか?と悲しくなりますよね。
ここでは、「寝る前の白湯は太る」と感じる人に考えられる原因や解決策をまとめていきます。
寝る前に白湯を飲んでも太らない
結論からお伝えすると、寝る前の白湯は飲んでも太る原因になりません!
調べたところ、「太る」と書いている人のほとんどが「身体の浮腫(むくみ)」を感じているとのことでした。
もう一度言いますが、白湯は飲んでも太る原因にはなりません!
しかし、次のような生活習慣になってしまっていると、身体は浮腫んでしまう可能性があります。
- 運動量が不足している
- 偏った食事をとっている
一つずつ説明していきますので、当てはまる点がないか一緒に見ていきましょう。
太ると感じる原因①「運動不足」
原因として多いのは、「血液循環が悪くなることによる浮腫」です。
仕事から帰ってきて足を見たらパンパンになっていたわ。
このように、お仕事を終えて帰宅すると脚が浮腫んでることはありませんか?
中でも脚は、心臓より下にあるため、重力の影響を受けて血液が戻りにくい部位です。
身体は、長い時間同じ姿勢や動かないままだと血液循環が悪くなり浮腫んでしまうのです。
「浮腫=余分な水分」ですが、浮腫む原因は摂取した水分の量ではありません。「血液循環の悪さ」です!
白湯を飲んでも太ることは無いことがわかったと思いますので、水分を控えることはしないでくださいね!
長時間のデスクワークやお勉強をする場合、休憩しながら軽くストレッチするだけでも変わりますよ。
また、入浴や寝る前のリラックスタイムに体内を温めて、足底からマッサージしてあげることもおすすめ。
あなたの身体は一つしかないものなので、頑張りすぎず労ってあげてくださいね♪
太ると感じる原因②「偏った食事」
偏った食事、特に「塩分」を多く摂取してしまった場合、浮腫んでしまうことがあります。
味が濃い食べ物は、食べた後にたくさん飲み物を飲みたくなりますよね?
身体には、一定に塩分濃度を保つ働きがあります。必要以上多く摂った場合は、薄めるため水分を身体に溜め込んでしまうのです。
濃い味付けの食べ物もたまに食べるなら問題ないのですが、「食べる量」は注意しましょうね。どんな食べ物も「適量」を意識してください。
料理で塩分を気を付ける場合、これらを上手く使うと抑えられるかもしれません。
また、カリウムが豊富なほうれん草や小松菜、バナナなどを食べることもおすすめです!
カリウムは、身体の余分なナトリウムを排出してくれる働きがあるので、浮腫に効果的ですよ。
寝る前の白湯が身体にもたらす嬉しい効果
寝る前に白湯を飲んでも太ることはないとわかったので、安心しましたね。
次に、寝る前に白湯を飲むことでどのような効果が期待できるのかまとめていきたいと思います!
白湯には、このような効果があることがわかったので、一つずつ詳しく見ていきましょう。
冷え性の改善・免疫力向上
白湯をゆっくり飲むことで内臓が暖まり、血液の循環も良くなります。
そして暖まった血液は身体を巡り、その結果「冷え性の改善」が期待できるのです!
また、体温を上げることで、「免疫力向上」という効果も得ることができます。
体温は、1℃上がると免疫力が最大で5.6倍まで上がるとも言われています!
さらに、免疫力が上がると次のような効果も期待できます。
こんなに素晴らしい効果があるとわかったので、ますます「白湯生活」をしてみたくなりますよね♪
私は、学生時代からずっと末端冷え性で悩んでいたところ、母にすすめられて白湯を始めました。
上着や服を着込むことで着ている間は温まりますが、脱ぐとすぐに冷えてしまい継続しないですよね。
内側から身体を温めると、手足の冷えが長い時間解消されたように感じられますよ。
気持ちも落ち着いて、体の芯から温まっていくことを感じることができます。
決して急いで飲まずに、自分の時間を作り落ち着く音楽など聴きながら楽しんでみてくださいね♪
便秘解消
白湯を飲むことで、内臓を温める効果があるとわかりました。「内臓」つまり胃腸も暖まるので、働きを活発にさせることができます。
また、身体がリラックス状態になると、大腸の働きを促す「副交感神経」も働いてくれます。
その結果、嬉しいことに「便秘の改善」が期待できるのです!
「便秘」は、誰もが一度は経験するのではないでしょうか。腹痛や肌荒れも起きるので辛いですよね。
特に女性は、月経前や小さなストレスでも便秘になりやすいと言われています。
お薬の前に白湯を飲むことで、少しでも改善させることが出来れば素敵ですよね。
もし、あなたが便秘で悩んでいる時は、ぜひ「白湯」を試してみてください!
肩こり・腰痛の改善
身体の冷えは、血行が悪くなるだけではなく、肩こりや腰痛も引き起こしてしまいます。
あなたの肩こりや腰痛が「身体の冷え」から起こっている場合、白湯を飲むことで改善されるかもしれません。
私自身、腰痛持ちであるため、育児の合間は積極的に白湯を飲むようにました。
育児は、長期戦です。「痛み・冷え」は切って離せない間柄だと思っていました。
しかし、白湯を継続していくと以前より腰回りや手足の冷え、腰痛が少なくなったことに気付きました。
日差しが降り注ぐ暑い夏場は、冷たい食べ物やエアコンの風で身体を冷やしてしまいますよね。
また、寒い季節になってくると普段より肩こりや腰が痛むなんてこともあると思います。
そのような場合は、保温ボトルに白湯を入れ持ち歩くなどして、一息つきつつ温めてあげてくださいね!
デトックス効果(美肌効果)
白湯には、嬉しいデトックス効果も期待できます。
白湯を飲み内臓が温められると、肝臓、腎臓や胃腸の消化機能も促進されます。
その結果、老廃物は排出され、便通も良くなるので、肌トラブルに対して効果的とされています!
また、身体は温まると汗をかきますよね。発汗は、目に見えるデトックスと言われていて、身体の中にある余分な「水分・老廃物」を外に出してくれます。
大人になってくると運動する機会を作らない限り、汗をかくことが少なくなってしまうと思います。
運動も継続して「習慣」にするまでが大変ですよね。
そんな時は、きちんと明確な目標を立てて、それに向かっていくと継続することが出来ます!
- 今よりも身体を良い状態にしたい
- 健康長寿を目指したい
このような目標を立てて軽い運動から始め、そのおともに「白湯」を飲みましょう。
服を着込んで汗をかいても冷えてしまうことがあるので注意してくださいね!
ぜひ白湯を飲んで身体の内側から温め、良い汗かいてくださいね!
睡眠前のリラックス効果
寝る前に白湯を飲むと身体は温まるので、「副交感神経」が働いてリラックスした状態へ変わっていきます。
そして、リラックスした状態になることで「良い睡眠」へと導いてくれることが期待できるのです!
また、人は寝ている間に350㎖も汗をかくので、「寝る前の水分補給」としてもおすすめです。
寝る前の自由時間は、つい携帯を見たくなるところですよね。しかし、睡眠の質を下げてしまうことがわかっています。
寝る1時間前には、携帯の使用をやめて白湯でリラックスする時間を設けましょう。
また、白湯を飲むことで生理前の不安定な精神状態やイライラの改善にも役立つことがわかっています。
一日頑張った身体に目を向け、良い睡眠になるよう心掛けてみてくださいね♪
赤ちゃんも嬉しい効果
赤ちゃんへの白湯には、次のような効果が期待できます。
急な離乳食で驚かせないように、白湯を飲ませて練習したらスムーズに始めることができたわ♪
ママの代わりに子供をみていて、湯冷ましも飲んでくれるから助かったよ。
子供の水分補給に、白湯も与えるようにしたら便通が良くなったの。
このように、年齢関係なく白湯を飲むことができるのですね!
赤ちゃんに白湯を与える場合は、生後2か月頃から始めて、赤ちゃんが飲める温度まで冷ましてからあげてくださいね。
慣れるまでは、スプーン1杯から少量ずつ与えて、問題なく飲めるようになったら哺乳瓶などに入れて持ち歩いてOKです!
あなた自身だけではなく、家族にとっても良い効果があるのは嬉しいですね♪
寝る前に飲む白湯の作り方やレモンを使ったレシピ
ここでは、簡単に白湯の起源から、作り方、レモンを使った白湯レシピなど紹介していきたいと思います。
白湯の起源
白湯は、なぜ身体に良いと言われているのでしょうか。
それは、インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」から来ていると言われています。
人の身体は、自然界と同じ「火・水・風」から成り立っていて、水を火にかけて沸かすことで全要素を満たし、身体のバランスを整えてくれるとされています。
白湯の作り方
それでは、白湯の正しい作り方をポイントも合わせて見ていきましょう。
白湯に使うお水ですが、基本の作り方は鉄瓶などを使ってしっかり沸かすため、ご家庭にある水道水やミネラルウォーターで大丈夫です!
水に含まれる塩素を取り除き殺菌するため、沸騰後10分~15分沸かしていきます。
作り方にもありますが、白湯作りはしっかりと沸かす時間をとります。なので、多めの水を用意してくださいね。
出来上がったら、水筒や保温ポットに入れておけば、いつでも白湯を飲むことができますよ。
電子レンジでの作り方
「電子レンジ」では、白湯を作ることができるのでしょうか。
電子レンジのメリットは、使用時に目を離すことができ、時間も短く済ませられることですよね。
そんな電子レンジは、朝忙しい時間や子育ての合間に白湯を作る場合も活躍してくれます!
しかし、電子レンジで白湯を作る場合、注意しなければならない点があるので、おさえておきましょう。
この注意点をおさえたうえで、正しく白湯を作っていきましょう。
ぜひ、あなたも時間が無い場合などに、電子レンジを活用してみてくださいね♪
飲み方のポイント
次に「飲み方のポイント」をいくつか紹介していきたいと思います!
- 適正温度は「50度前後」
- 飲む量は、1日「700~800㎖」
- 急がず、少しずつゆっくり飲む
グツグツ沸かした出来立てを飲むことは、火傷の危険性があるので、やめてくださいね。
人肌よりも高めの50度程に冷ましてから、ゆっくりと飲んでください。
熱いからといって水を入れて冷ましたり、沸かし直しはNGとされているので注意しましょう。
一回に飲む量は200㎖。それを一日で3~4回に分けて飲んでくださいね。
飲むときは、一度にゴクゴク飲むことはせず、「ゆっくり」と飲むようにしましょう。
このポイントをきちんとおさえれば、心身に良い効果が期待できるので、白湯を楽しんでくださいね♪
レモンを使った白湯アレンジ
白湯は、そのままの白湯でも飲みやすいものです。
しかし、アレンジを加えることで、また違った楽しみ方も味わうこともできます。
作り方は、「白湯にカットレモンか市販の液体レモンを加えるだけ」といたって簡単!
白湯だけでも良い効果が期待できますが、レモンを加えることでプラスの効果を期待できます。
- 老廃物の排出力をサポートしてくれる
- クエン酸により基礎代謝が上がる
- クエン酸により疲労回復を促す
- レモリンという成分がリラックス効果を促す
このような効果があるので、ぜひ普段飲まれている白湯にレモンを加えて楽しんでみてください♪
まとめ
- 寝る前に白湯を飲んでも太る原因にはならない
- 寝る前に白湯を飲んで太ると感じる人の原因はほとんどが「浮腫」
- 生活習慣を見直して浮腫ませない、または浮腫んでもケアをしましょう
- 白湯はあなたの身体にとって嬉しい効果を得られる
- 白湯の作り方やポイントを抑えて実践しましょう
- レモンを白湯へ加えると、更に嬉しい効果がある
ここまで、寝る前の白湯は太るのかという問題を中心に効果や作り方、ポイントなどまとめていきました。
寝る前の白湯は太らないとわかったので、これから思う存分白湯を楽しむことができますよね♪
白湯は、「沸かしたお湯を飲めば良い」とざっくり考えている人も少なくないと思います。
しかし、白湯は知れば知るほど奥が深いのです。
あなたも白湯生活をして、健康で心穏やかな毎日を手に入れてくださいね。
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