暑い夏が続くと、子どもたちと一緒にビニールプールで涼みたくなりますよね。
私には小さい子どもがいるので、100均に売っている小さいビニールプールを、買ってみようかなと思いました。
でもビニールプールの底って、薄くて、こけた時にけがをしてしまいそう…。
ビニールプールの底に敷くマットを調べてみると、楽天やアマゾンなどで色々なマットが売られていました。
しかし、よく見てみると30cm四方のマットが1000円と高かったり、大きいものを買っても薄すぎるとコメントされてあったり、様々でした。
よし!マットも100均で揃えちゃおう!
そこで、100均に売っている物が、マットの代用をしてくれるのか、調べてみました。
他にも、プールで準備するものや、あると便利な物、手入れの方法もまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
プールで使うマットは100均の物で代用できる?
まず、ビニールプールに敷くマットには、これらの用途があります。
- 衝撃吸収
- 怪我の防止
- ビニールプールの穴あき防止
家庭によって、ビニールプールを設置する場所が違うため、重視する用途も様々ですよね。
100均でプールマットの代用ができるものを集めてみましたので、参考にしてください。
ジョイントマット(プレイマット)
部屋に敷く、衝撃吸収用のジョイントマットを代用してみました。
使いたい広さで、ジョイントマットを繋ぎ合わせればいいので、便利です。
カッターやハサミを使って加工できるので、「あと1枚置きたいのにギリギリ置けない!」という時は調整できます。
ある程度の厚さがあるので、衝撃吸収はバッチリです。
ビニールプールの底が破れる心配もありません。
しかし、水で滑りやすくなってしまいますので、注意が必要です。
すのこ
押入れの湿気対策で使うすのこは、プラスチック製と、木製があります。
まず、木製のすのこは、滑りにくいですが、すき間を広く開けているので、歩きにくそうです。
すき間の狭いものを探してみましたが、100均では見つかりませんでした。
また、木製のすのこは吸水性に優れていますので、片付けの際、乾きにくいのが難点です。
次に、プラスチック製のすのこは、水はけもよく、すき間がありませんので、木製と比べて使いやすいです。
デメリットは、ジョイントマットよりも少し小さく、広さを準備しようとすると値段が高くなってしまうことです。
人工芝
次に代用してみるのは、緑色がキレイな人工芝です。
色見も鮮やかですし、足で踏んでも滑りにくく、後片付けの際、乾きやすいメリットがあります。
また、ベランダであれば、敷いたままでも景観を損ねないので、プールの後、そのままにしておく人も居るようです。
しかし、砂利など少し大きい石の上では、踏んだら痛かったり、底に穴を開けたりするかもしれません。
ジョイントマットとの違いは、1枚の単価が高くなってしまうことです。
プールの大きさで準備する枚数が変わってくるので、その分値段も高くなってしまいます。
ブルーシート(レジャーシート)
プールを置く場所が、コンクリートではなく、やわらかい土や芝の上なら、ブルーシートで代用できます。
ブルーシートを1枚敷くだけで、小さな石で傷ついてしまうことの予防になりますし、プールから上がった時、砂や土汚れが付きにくくなります。
衝撃を吸収しなくてもいい環境であれば、ブルーシートでもいいかもしれません。
保温アルミシート
敷くだけで、防寒、断熱効果のあるアルミシートです。
100均でそれなりに大きいものが準備できます。
ブルーシートよりは若干のクッション性があるけれど、ほとんど変わりません。
プールを置く場所が、やわらかい土や芝生の場合、アルミシートで代用できます。
ヨガマットは使えない
クッション性がある物で言うと、ヨガマットでも代用できそうです。
さすがに100円では買えませんが、1枚400~600円で購入できます。
しかし、調べたところ、100均のヨガマットは、塩化ビニル樹脂という水を吸いやすい素材でできています。
プールマットとして使うと、すぐボロボロになってしまいます。
他の素材でできているヨガマットなら、使えるかもしれませんが、100均で購入するヨガマットはプールマットとして使えません。
プールでマット以外に準備すること
家でビニールプールを使って遊ぶ時、タオルや水着、マット、おもちゃなど、たくさん準備するものがありますよね。
ここでは、プールの選び方から、マット以外に準備して良かったものなど、まとめてみました。
ビニールプールの選び方
広くて大きいプールは魅力的ですが、プールで遊んでいる時は、危険がいっぱいなので、必ず見守りをしなければいけません。
子どもの年齢や体格に合わせたサイズでないと、事故にもなりかねません。
そのため、プール近くに座っていられるような椅子等が置けるスペースも考慮して、プールのサイズを選びましょう。
また、ビニールプールに、水抜き穴が付いているかも確認してください。
以前、小さいビニールプールを購入した時、水抜き穴まで確認しておらず、後悔したことがあります。
プールに張っている水が少量だったとしても、水はとても重いです。
片づけの際、プールを斜めに持ち上げて水抜きするのは、結構労力が要りました。
ぜひ、水抜き穴が付いているビニールプールを選んでください。
水の調達方法
プールからすぐ近くに蛇口があればいいのですが、私の家はマンションなので、最初、バケツを使ってベランダまで運んでいました。
何往復もしてやっと水が張れるので、すごく大変ですし、水をこぼしていなくても、所々濡れてしまいます。
プールに入るたび大変な思いをしたくないので、それからはお風呂の残り湯を組み上げるポンプとホースで水張りしています。
他にも、延長ホースを蛇口に取り付けて、ベランダまで運ぶ方法もあります。
しかし、蛇口の形によってはアダプターが必要な場合もありますので、取り付け方を確認してから購入してくださいね。
ビニールプールを置く位置について
ビニールプールは、片付けのことも考えて、排水溝付近に、プールの水抜き穴がくるよう設置しましょう。
そうすることで、水抜きの際、庭やベランダが水浸しになることを、ある程度防げます。
また、プールマットも排水溝にかからないようしておくことも大切です。
電動空気入れ
ビニールプールと言えば、膨らませて使う物が多いですよね。
口や手動の空気入れで膨らませることもできますが、大変です。
電動空気入れを使えば、片づけの時にも、簡単に空気抜きできますので、手間が1つ省けます。
他にも準備するものは沢山ありますので、空気入れは電動に任せると楽ですよ。
日よけ
庭やベランダなど影が少なく、日向で遊ぶ場合は、日よけ対策をしなければいけません。
水着だと露出が多いので、紫外線を浴びる量も増えますし、直射日光による熱中症の危険もあります。
対策としては、サンシェード、タープ、すだれ、パラソルなどが使えます。
遊ぶ場所の広さや、生活に合わせた日よけで、紫外線や熱中症対策を怠らないようにしましょう。
日焼け止め
紫外線による肌へのダメージを抑えるため、日焼け止めも準備しておきましょう。
日焼け止めは隙間なく、均一に塗るのがポイントです。
鼻の頭や頬骨辺り、頭皮など日焼けしやすい部分は、重ね付けすると良いですよ。
耳や首の後ろなどは、塗り忘れてしまいがちな部分なので、注意してください。
また、赤ちゃんで日焼け止めを使いたくない場合は、帽子やラッシュガードで紫外線対策しましょう。
水よけ
ベランダで遊ぶ場合は、柵にビニールシートを被せておきましょう。
水がとんだり、撥ねたりしたものが、下のベランダに干している洗濯物を濡らしてしまい、ご近所トラブルとなってしまうかもしれません。
マンションによっては、ベランダでプール遊びが禁止されている場合もありますので、使用規則などを確認してください。
虫除け
せっかくプールで楽しく遊んでいるのに、蚊がたくさんいると気分も台無しです。
虫よけスプレーをしていても、水で遊んでいるとすぐに取れてしまいそうですよね。
煙を気にしないのであれば、蚊取り線香がおすすめです。
庭で、広い空間を確保できるのであれば、タープ付きの蚊帳(かや)もあります。
タープが付いているので、日よけにもなり、一石二鳥です。
飲み物や軽食
家に居るとどうしても忘れがちなのが、飲み物とお菓子や軽食の準備です。
プールで遊んでいると、喉は渇きますし、お腹も空いてきます。
そこで、プール近くに飲み物やお菓子を用意していると、何度も家へ入る必要がなくなります。
水着のまま室内へ入ると、きちんと拭いているつもりでも、所々水で濡れてしまいます。
家の中に入るたび、体を拭いていると、タオルもたくさん必要ですよね。
なるべく、家の中に入らないよう工夫することがおすすめです。
保冷バッグやクーラーボックスがあれば、プールのそばに置いておくと便利です。
アウトドア用のテーブルとイス
もし、庭やガレージでプールをするのであれば、空いたスペースにアウトドア用のテーブルとイスをセットしておくのもお勧めです。
アウトドア用であれば、濡れたままでも座れますし、子どもたちの休憩スペースになります。
飲食したり、休憩したり、冷えた体を温めることもできるので、便利です。
家にある物でおもちゃ代わり
プールのおもちゃは色々ありますが、ここでは、家にある物でおもちゃ代わりになるものを、ピックアップしてみました。
- 洗面器
- マヨネーズ・ケチャップの空き容器
- ペットボトル
- プリン・ゼリーのカップ
- 牛乳パック
- おたま・ボウルなど、使わなくなった調理器具
ペットボトルやマヨネーズの空き容器は、小さい穴を開けると、じょうろ代わりになります。
もし夏祭りなどでもらった、スーパーボールがあれば、それも入れてみてください。
カップですくって遊んだり、洗面器にたくさん入れて頭からかぶったり、色々な遊び方を見せてくれます。
子どもの年齢によって、楽しめるおもちゃが変わると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
プールやマットはしっかり水切りをしましょう
プールでたくさん遊んだ後は、少々手間のかかるお片付けです。
マンションのベランダで遊んだ場合、プールから水を抜くとき、少々工夫が必要です。
プールで使った大量の水を、再利用する方法などもまとめました。
プールで使った水について
プールの水についてですが、衛生上、毎回入れ替えることをおすすめします。
まずは、小さい赤ちゃんが遊んだプールについてです。
少々汚い話になってしまいますが、水遊び用のオムツをしていても、うんちが漏れないだけで、おしっこはプールに垂れ流しなのはご存じでしたか?
水遊び用のオムツは、吸水体がないオムツなので、いわば水を吸わないオムツです。
プールで遊んでいても、水を吸わないので重くなりませんが、おしっこも吸ってくれません。
赤ちゃんがプールで遊ぶ場合は、毎回しっかりと綺麗な水に変えましょう。
次に、オムツも取れていて、トイレもしっかり行ける子どもが遊んだ場合です。
汚れないよう注意していても、出入りする時に泥や砂は混ざってしまいますし、汗、鼻水、よだれも混ざっています。
小学校で入るプールのように、塩素消毒していないので、雑菌が大量発生してしまう可能性もあります。
毎回、新しい水を入れ替えた方がいいけれど、気になるは水道代ですよね。
そんな時は、プール用の消毒剤を使ってみてはいかがでしょうか。
プールの水を除菌・消臭できるので、水質を保つことができます。
しかし、子どもによっては消毒剤が原因で、肌荒れを起こしてしまう場合もあります。
異常が出てしまった場合は、すぐ使用を中止し、お医者さんに受診してください。
もしプールの水を入れ替えず、翌日も使うなら、使い終わった後ビニールシートを被せて、ゴミやほこりが入らないようにしてくださいね。
それでも、2日に1回は水を交換した方が安全です。
水の再利用方法
プールで大量に使った水を、そのまま捨てるのはもったいないと思いますよね。
色々調べてみると、下記の用途で使われていました。
- 花壇や植木鉢に水やりをする
- 打ち水として使う
- ベランダや玄関の掃除
- ペットのシャンプー(仕上げは綺麗な水を使ってください)
上記用途で使っても、プールの水全部は使えませんが、少しだけでも節約になります。
水の抜き方
たくさん遊び終わったら、プールの水抜きです。
小さいプールならすぐ水抜きできるけれども、大きいプールだと結構時間がかかりますので、水抜きの時間も考えて、計画的に遊ぶ時間を決めましょう。
ここで、ベランダの排水溝に水を流す場合、注意することがあります。
ベランダの排水溝は、雨水を流す目的で作られています。
ゴミ詰まりを防ぐため、配管部が途切れていることもあります。
そこへ水を一気に流してしまうと、下の階が水浸しとなってしまうかもしれません。
場合によっては、排水溝が流した水の量に耐え切れず、故障してしまう可能性もあります。
ベランダで水抜きをする場合は、一気に流さず、少しずつ様子を見ながら流してください。
ベランダに流すのが怖い場合は、水を吸い上げるポンプで、お風呂場へ流すという手もあります。
プールとマットの手入れ方法
水を抜き終わったプールやマットは、立てかけて水切りし、日光でしっかり乾かしましょう。
乾かすことによって、殺菌の増殖を防ぐことができます。
大きいプールだと、数時間では完全に乾きませんので、軽く水切りした後、タオルでふき取るといいですよ。
プールマットを、人工芝など風通しのいいもので代用しているなら、勝手に水切りできるので、敷いたままでも大丈夫です。
もし、ぬめりが気になるのであれば、お風呂用洗剤や重曹水(100mlに重曹小さじ1杯を溶かしたもの)で軽くこすり洗いしてください。
また遊ぶのであれば、ビニールプールの空気を入れっぱなしだと、次回遊ぶ時に楽ですよね。
しかし、乾いたら室内に入れておくことをお勧めします。
ずっと外に出していると、太陽光や雨風が原因で、劣化してしまいます。
また、風で地面とこすれてしまうと、プールに穴が開きやすくなってしまいます。
もし大きいサイズで、家の中に持ち込めないのであれば、プールをビニールシートで覆ってください。
直接外気にさらされないので、劣化を防ぐことができますよ。
プールやマットはきちんと片付けして長持ちさせる
プールシーズンが終わったら、プールやマットは正しい方法で片付けしましょう。
プールやマットを片付けする際の手入れは、下記に気をつけてみてください。
- カビ対策
- プールの破れや穴を補修
- プールの空気抜き
- ビニール製品のくっつき対策
- 収納方法
きちんと手入れして、いい状態のまま片付けしておくと、翌年も問題なく使うことができますよ。
カビ対策
プールやマットに汚れや水分を残したままにしておくと、どうしても殺菌が繁殖してしまいます。
長期間保管する前には、お風呂用洗剤や重曹水できちんと汚れを落とし、しっかり乾燥させましょう。
プールの破れや穴を補修
ビニールプールの補修は意外と簡単なので、穴や傷が大きくなってしまう前に、補修してしまいましょう。
小さい穴の場合は、ビニール修復用テープを使います。
すき間なく張ることが重要ですので、汚れを洗い落とし、よく乾燥させ、平らな場所でしわをしっかり伸ばしながら作業してください。
大きく破れてしまった場合は、ビーチボールをビニール修復用の接着剤で張り合わせて修復します。
まず、ビーチボールを、張りたい部分より3倍ぐらい大きく切り取ります。
そのあと、切り取ったビーチボールとビニールプールに接着剤を塗り、すき間なく、しっかりと張り合わせてください。
端はめくれないように軽くテープを貼り、両手でしっかり密着させます。
最後に丸1日、しっかり乾かせば完了です。
無地のプールなら、キャラクターが描かれたビーチボール使うと、ワンポイントになりますよ。
プールの空気抜き
ケースや箱に収納できるよう、空気をしっかり抜く必要があります。
電動空気入れを持っているなら、手間なく空気抜きできます。
他にも、ストローを使った空気の抜き方もあります。
まず、先端を二つ折りにしたストローを、プールの空気穴から、中にある弁を過ぎる位置まで、深く差し込みます。
すると、勝手に空気が抜けていきますので、放置しておきます。
ある程度抜けたら、あとは手作業で残りの空気を抜きます。
ストローはそのままで、空気口の反対側から、ロール状に丸めながら空気を押し出しましょう。
丸める作業なら、子どもも楽しんでお手伝いしてくれますよ。
丸め終わると、空気もしっかり抜けているので、ストローを取り、空気穴にふたすれば空気抜き完了です。
ビニール製品のくっつき対策
ビニールプールや浮き輪を保管していると、畳んだビニールがくっついてしまうことはよくありますよね。
くっついたビニール製品は、上手く剥がれないこともありますし、無理に剥がしてしまうと、破損してしまうかもしれません。
そんなビニール製品のくっつき予防には、ベビーパウダーを使うのがおすすめです。
ビニール製品を畳んだ時の接着面に、ベビーパウダーが付いていると、保管中くっつきにくくなります。
もしベビーパウダーが手元にない場合は、包装紙や新聞紙などをはさんで代用できます。
収納方法
プールや、プールで使ったマット、おもちゃなどをまとめて片付ける場合、きれいに手入れした後、直射日光と高温多湿の場所は避け、除湿対策しましょう。
市販の除湿剤で対策してもいいですし、重曹を口が広い空き瓶に入れ、ガーゼと輪ゴムで蓋して入れておいても除湿対策できます。
来年の夏も気持ちよく遊べるように、きちんと収納しておきましょう。
まとめ
- プールマットは100均で代用できるものと、できないものがある
- プールで遊ぶ時、マットの他にも色々準備しておくと部屋を汚さず楽しく遊べる
- 風通しのいいものをマット代わりに使っているなら、水切り不要
- プールやマットをきちんと手入れしておくと、劣化が防げる
100均で買えるものでも、しっかりとプールマットの代わりになってくれましたね。
また、すぐ穴が開いてしまいそうな100均のビニールプールでも、正しく手入れすれば長く使えそうです。
なかなか行けないプールの代わりに、家でビニールプールを楽しんでくださいね!
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