子供はとても可愛いですが、予想外の動きをして困ってしまうこともありますよね。
雨で外へ行けないときは、家の中で遊びまわったりして、家具や家電で怪我をすることも…。
冬場は特に、暖房を使用したり、空気自体が乾燥しているため、加湿器を使用している人も多いでしょう。
加湿器を倒すだけでなく、火傷や雑菌など大人と比べて子供は、免疫力が弱いですが、好奇心も旺盛です!
しかし、知識なく、子供が倒すのをガードするのはとっても大変ですよね。
この記事を読んで、加湿器を子供が倒すことがないよう、しっかりガードをすることで、心配事を一つでも減らしてみませんか?
私が体験した身近な危険と、その対処法をぜひ参考にしてみてください。
加湿器を赤ちゃんや子供からガードしよう
特に、お子様がいらっしゃるご家庭で、加湿器を使用する際のリスクについてご存知ですか?
加湿器は、使い方を間違えてしまうと危険を伴います。
小さなお子様がいると、加湿器を転倒させることによって子供も転んでしまい、怪我をしてしまう…。
加湿器は使いたいけれど、子供が怪我をしてしまうのはとても心配ですよね。
また、たくさん種類がある加湿器の中でも、加湿器の転倒による怪我が一番しやすい種類はスチーム式です。
スチーム式は加熱するため、最も火傷のリスクが高く、熱いお湯で火傷してしまうこともあります。
吹き出し口が低い位置にある場合、転倒しなくても火傷の危険性が高まるのでお気をつけください。
そこで、子供が加湿器を倒してしまわないための対処法を、ご紹介します。
- 加湿器の周りをストーブガードで囲う
- 加湿器自体を固定する
- 高い位置に加湿器を置く
- 倒れにくいものや倒れても被害が少ないものを購入する
- 子供に言い聞かせる
このように、工夫次第で子供から加湿器を避けることができます。
加湿器自体を固定する際は、耐震マットやネジで直接固定し、壁や天井に吊るせるものを買うといいですね。
机などの高い位置に置く場合は、足の部分が揺れたとき、加湿器が倒れてしまう可能性があるので、耐震マットなどで固定して置くと、なお安心です。
また、加湿器にも気化式タイプというのがあります。
もし倒れたとしても、少量の水が溢れる程度で済むので、万が一倒れても片付けの負担が減ります。
小さな子供に、加湿器に触らないよう伝えるのは難しいですが、子供が怖がるものなどを近くに置いて近づかせなくするのも良いかもしれませんね。
賃貸や部屋のスペースといった、ご家庭の事情により対処法は異なりますが、出来るなら固定する方法が一番おすすめです。
確実に転倒を防止できますし、加湿器を置くスペースさえ確保できれば、安全に使えます。
地震などの対策で家具転倒防止のついでに、加湿器も固定してみてはいかがでしょうか?
また、加湿器には、倒れるということ以外にも、さまざまなリスクがあります。
これから、その他のリスクをご紹介しますので、これらのリスクを知り、あなたにとって最適な加湿器選びをしましょう。
コストがかかる
購入時のコストはピンキリですが、使用中の電気代は大体変わりません。
長期的な使用を考えた時、電気代が一番高い種類はスチーム式!
知らずしらすのうちに、電気代が上がっていることもありますよね。
そこで、1時間あたりの電気代が安い順にご紹介していきます。
加湿器の種類 | 1時間あたりの電気代 | |
1位 | 気化式 | 0円〜 |
2位 | 超音波式 | 0.7円〜 |
3位 | ハイブリット式 | 2.6円〜 |
4位 | スチーム式 | 3.5円〜 |
購入するメーカーなどによって多少の誤差はありますが、大体このくらいです。
電気代を節約することが第一優先であれば、電気を使わない置くだけタイプの気化式をおすすめします。
カビや雑菌による健康被害
加湿器は水を使うため、どうしてもカビや雑菌のことを気にしなければなりません。
しっかりお手入れをしないまま使用し続けると「加湿器病」と呼ばれる病気にかかってしまう恐れがあります。
「加湿器病」とは、加湿器が原因で発症する病気のことを指します。
加湿器の中で発生したカビや雑菌を空気とともに呼吸によって体内に入れてしまい、体がアレルギー反応を起こしてしまうことです。
雑菌のなかでも「レジオネラ菌」が特に危険です。
赤ちゃんや高齢者など免疫力が低い人が感染しやすく、重症になると肺炎などで最悪の場合死に至ります。
また、雑菌が一番繁殖しやすい種類は、超音波式です。
超音波式の加湿器を持ていて、掃除が嫌いな場合は、お気をつけください。
少しでも健康被害を受けないようにするためには、加湿器を清潔に保つことが望ましいと思います。
そこで、おすすめのお手入れ方法をご紹介します。
- タンク内の清掃
- 吹き出し口の清掃
- フィルターの清掃
- タンクの水換え
主に、上記の4つをお手入れしてあげるのが良いでしょう。それぞれ詳しく説明していきます。
タンク内の清掃
タンク内には、ぬるま湯にクエン酸を溶かし、タンク内に入れます。
1〜2時間ほどつけ置きしてあとは中身を捨てて、水でしっかりすすぎ洗いすれば、完了です。
タンクの素材がアクリル樹脂の場合、アクリル樹脂は酸やアルカリに強くないため、クエン酸は使わない方が良いでしょう。
カビの匂いが気になる場合は仕上げに中性洗剤とスポンジで軽く洗うとより清潔です。洗浄後はしっかり乾燥させましょう。
吹き出し口の清掃
吹き出し口の清掃には、キッチンアルコールとキッチンペーパーが最適です。
吹き出し口の汚れを拭き取れば、清潔に保つことができますよ。
また、スチーム式など吹き出し口に白い粉のような汚れがある場合にもおすすめです。
フィルターの清掃
フィルターはタンク内清掃と同様クエン酸とぬるま湯に1~2時間つけ置きします。
あとは水でしっかりすすぎ、汚れが気になるようでしたら使い古した歯ブラシなどで擦るのもおすすめです。
素材によっては難しいものもあるので、安価であればフィルターのみ買い替えの方が良いかもしれませんね。
タンクの水換え
タンクの水は毎日行い、水換えのタイミングで少し乾燥をすれば、さらに綺麗な状態を保つことができます。
しかし、毎日お手入れするのは難しいですよね。できれば、週に1回程度は清掃することをおすすめします。
カビや雑菌は湿気が大好きなので、こまめに乾燥すると清潔に保ちやすくなります。
私自身、加湿器のお掃除を怠りタンク内にカビが生えたり、フィルターが埃まみれになることもありました…。
不衛生すぎたので、引越しを機に買い替えたため、かなり痛い出費となってしまいました。
ある程度お手入れをする上で、雑菌が一番繁殖しにくい種類はスチーム式です。
加湿器の雑菌も気になる場合は、とてもおすすめです。
加湿器も子供も守るには種類から学ぼう
加湿器は、安価なものだと100円均一でも手軽に入手が出来るため、ご自宅にある場合も多いと思います。
しかし「自分が使っている加湿器のタイプが何かわからない…。」ということも少なくないと思います。
まずは、加湿器の種類についてお話しします。
種類がわかると、今ご自分が使用している物によって危険度や対処法が異なるので、頭に入れておくと良いでしょう。
加湿器の種類は、大きく分けて4種類あり下記の通りのなります。
- スチーム式
- 気化式
- 超音波式
- ハイブリット式
それぞれ機能の違いや、どんなものなのかを説明していきます。
スチーム式
ヒーターを使い、水を蒸発させて、そこで発生した湯気で加湿をするものです。
事前に補充した水を蒸発させて加湿するため、短時間で部屋が潤います。
冬場など、乾燥しやすい時期にこの加湿能力の高さは嬉しいですね!
また、水を沸騰させるため、雑菌が繁殖しにくく清潔に使えます。
気化式
水を含んだフィルターに空気を当てて蒸発させ、しっとりした空気を送り出し加湿するものです。
熱を使わないので、部屋の加湿にやや時間がかかってしまいます。
100均でも手軽に購入でき、電気を使わないタイプもあります。
超音波式
超音波の振動でタンク内の水を細かい霧状にして、ファンで空気中に放出して加湿するものです。
加熱などしないため、電気代が比較的に安いのも魅力的なポイント。
しかし、他の種類に比べて水の粒子が大きいため、水滴が家具などについてしまうこともあります。
こまめに掃除をしないと、タンク内の水にカビや雑菌が発生し、カビや雑菌もろとも空気中に放出してしまうので注意してくださいね。
ハイブリッド式
ハイブリッド(異なる物を組み合わせて生まれた物)というだけあって、他の3種類の特性を活かし掛け合わせたものです。
ハイブリッド式には、2種類に分けることができます。
- 加熱気化式(スチーム×気化)
- 加熱超音波式(スチーム×超音波)
加熱気化式の加湿器は、水を含んだフィルターに温風を当て、その送風によって水分を蒸発させます。
加熱超音波式の加湿器は、タンクの水を温めながら超音波の振動で霧状にし、ファンで空気中に放出します。
加湿器は子供がいるお家では安全性を重視しよう
小さい子供がいる家庭など、安全に加湿器を使用したいときは、ハイブリット式(加熱気化式)が最適です。
ハイブリット式は、スチーム式のように熱い蒸気が出ることもなく、雑菌が繁殖しにくいです。
子供が火傷してしまうというリスクを減らせたら、さらに安心して加湿器を使うことができますね。
しかし、人によって物を選ぶ際の優先順位は、異なります。
ここまでで加湿器の特徴とリスクなどを書いてきましたが、一番譲れない部分を考慮した上で、加湿器を選ぶと良いでしょう。
安全性以外でもおすすめの種類や、使い方を書いていくので、ぜひ参考にしてみてください。
加湿機能最優先
加湿機能が大事というときは、スチーム式がおすすめです。
スチーム式は、蒸気で一気に部屋を加湿してくれるので、加湿力は抜群です。
冬など乾燥しやすい時期には、大活躍しそうですね。
節約最優先
できるだけお金をかけず、節約をしていきたいときには、気化式や超音波式が向いています。
購入するメーカーなどによって異なりますが、どちらも比較的電気代が安いです。
気化式なら、安価で小さいものも販売されています。
超音波式は、安価でオシャレなデザインのものが多い印象です。
お家のインテリアにこだわりたいときにもおすすめですよ!
お手入れの楽さ最優先
お手入れの楽さを優先したい場合は、スチーム式か気化式がおすすめです。
数年お手入れをせず放置する事は、あまりおすすめ出来ませんが、スチーム式は水を加熱して蒸気を放出するため殺菌されやすいです。
気化式はコンパクトなものなら洗いやすく、100均など安価なものなら気軽に新品へ買い替えられますね。
まとめ
- 加湿器には4種類ある
- 子供に絶対安全の加湿器はない
- 加湿器の転倒だけでなく、カビや雑菌による健康被害、コストなどのリスクもある
- 加湿器の清掃方法やその大切さ
- リスクを把握した上で自分に適した加湿器を選ぶ
大人の私たちでもうっかりミスで危険に晒されることもあります。子供は特に、危険がいっぱいです。
今回は加湿器に特化した危機回避のコツをご紹介いたしました。
こんな危険があるのか、と頭に入れておくだけで家庭の安全をまた一歩守ることができます。
加湿器に隠された危険からしっかり子供をガードしましょう。
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