カーネーションの鉢植えは育て方で寿命が延びる!お手入れ方法も紹介! | 日常コレクション。
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カーネーションの鉢植えは育て方で寿命が延びる!お手入れ方法も紹介!

お役立ち情報

母の日に贈りたい花と言えば、カーネーション。

花束もいいですが、カーネーションの華やかさを、少しでも長く楽しんでもらえるようにと、鉢植えカーネーションも人気です。

私も、お花好きな母へ、母の日には花束でなく、色々な鉢植えをプレゼントしています。

私自身、鉢植えを贈る時は、少しでも長く楽しんでもらうために、確認するポイントが2つあります。

一つ目は、鉢植えの寿命についてです。贈ったお花が、どれくらいの期間、花を咲かせてくれるか気になりますからね。

二つ目は、寿命を延ばすためのお手入れ方法です。贈った後、お手入れするのは、贈られた側ですから教えてあげたいですよね。

贈る側だけでなく、贈られた側も、知っておくと役立つ、鉢植えカーネーションの寿命と、長持ちさせるお手入れ方法をご紹介していきます。

カーネーションは鉢植えだと寿命はどれくらい?

カーネーションの寿命は、切り花だと、だいたい1~2週間くらいです。

では、鉢植えカーネーションの寿命をどれくらいでしょうか?

カーネーションは多年草のため、「寿命○週間、〇ヶ月、〇年」というような基準がありません。

鉢植えカーネーションは、手入れ次第で、毎年きれいな花を咲かせてくれるんですよ。

でも、カーネーションって育てるのが難しいって聞いたけど…。

確かに、カーネーションのお手入れは、ちょっと難しい部分もあります。

しかし、手がかかる分、きれいな花を咲かせてくれた時の、喜びは大きいはずですよ。

「手のかかる子ほどかわいい!」そんな言葉にぴったりなのが、鉢植えカーネーション。

鉢植えカーネーションを長持ちさせるための、お手入れ方法についてご紹介していきます。

大きいサイズの鉢に植え替える

鉢植えカーネーションの寿命を伸ばすためには、大きい鉢が必要になってきます。

買ったり、貰ったりした時の鉢は、小さめなことが多いです。

小さい鉢のまま育ててしまうと、根詰まりを起こす原因になります。

根詰まりしてしまうと、土からの栄養が吸収できず、枯れや生育不良を起こしてしまいます。草花の成長には、元気な根っこが必要です。

のびのびと成長できるよう、大きめの鉢を用意してあげましょう。

置き場所に注意する

カーネーションは、お日様の光と、心地よい風が大好きです。

直射日光が当たり、風通しの良いところに置いてあげましょう。

しかし、暑すぎる環境は、カーネーションにとって辛い環境です。

夏の30℃を越えるような暑い日は、直射日光が当たらない、日陰に避難させてあげましょう。

また、エアコンの風が直接当たる位置も、避けてあげてくださいね。

鉢植えカーネーションが元気に育つ環境は、15~25℃くらいです。

根元を固定する

カーネーションの茎は細いですから、倒れないよう根元をしっかりと固定してあげましょう。

倒れてしまうと、葉や花が傷む原因になってしまいます。

植え替えの際、土は多めに用意し、根っこ部分をしっかりと埋めてあげてください。

ぐらぐらするようなら、根元部分に土を足したり、添え木してあげたりするといいですよ。

屋外で育てる場合は、風の影響を受けやすいので、特に注意してあげましょう。

雨や風の強い日は、室内に避難させてあげるなど、配慮してあげてくださいね。

栄養をあげる

きれいな花を咲かせるためには、十分な栄養が必要です。

カーネーションの花は、春と秋に咲きます。この時期はしっかりと栄養が回るよう、定期的に肥料をあげましょう。

化成肥料なら月1回、液体肥料なら2週間に1回くらいがおすすめです。

肥料は、花鉢用のカリウムやリン酸が、多く含まれるものを選んであげましょう。

逆に、夏や冬の花が咲かない時期は、水と日光だけで十分育ちますよ。

カーネーション鉢植えのお手入れ方法は?

再びきれいな花を咲かせるためには、「夏越え」と言われるお手入れが大切です。

夏にしっかりとお手入れしてあげることが、鉢植えカーネーションを長持ちさせる秘訣なんですよ。

カーネーションは夏の暑さと、湿気にとても弱い植物です。

そのため、鉢植えカーネーションを、夏の間に枯らせてしまうことも少なくありません。

夏越えのポイントを覚えてお手入れすれば、秋にもきれいな花が咲きますよ。

鉢植えカーネーションを長持ちさせるため、知っておきたい夏越えのポイントについて、ご紹介していきます。

水やりの仕方

夏場の水やりは、早朝か夕方など、涼しい時間帯に行ないましょう。

日中、暑い時間帯に水やりするとどうなるの?

土中の水分温度が上昇してしまい、「高温多湿」状態になってしまいます。

カーネーションは、高温多湿の環境が苦手で、すぐに弱ってしまうんですよ。

根っこ部分の温度が上昇してしまうと、根腐れを起こす原因になるので、注意しましょう。

季節ごとに肥料の調整

春から初夏に、きれいな花を咲かせてくれるカーネーション。

きれいな花を咲かせるためには、肥料をあげることも大切なポイントです。

しかし、年間通して、同じように肥料をあげてしまっては、寿命が縮んでしまいます。

鉢植えカーネーションは、季節ごとに肥料を調整する必要があるんです。

夏場の生育は弱く、株を休ませてあげる時期です。そのため、夏に肥料をあげる必要はありません。

カーネーションの成長期は、花を咲かせる春と秋です。

成長期の間は、栄養不足を防ぐため、定期的に肥料をあげましょう。

しかし、花の時期が終わった真夏と冬場は、成長期ではないので、肥料は必要ありませんよ。

真夏と冬場は、カーネーションを休める時期です。

肥料もお休み期間ですよ。

置き場所

もともと太陽の光を好むカーネーションですが、暑すぎる日差しは苦手です。

気温30℃を超えると、生育不良になってしまいます。

生育不良にならないよう、夏は鉢植えカーネーションの置き場所を考えてあげなければなりません。

夏の暑さから守るため、直射日光が当たらない場所においてあげましょう。

外に置く場合は、直射日光と雨の当たらない、日陰を選んでください。

また、風通しの良くない場所は、カーネーションが嫌いな高温多湿状態になります。

鉢植えを外に置くときは、すのこがあるといいですよ。

すのこの上に置くことで、通気性が良くなり、高温多湿を緩和してくれます。

また、地面から離すことで、地熱の影響も受けにくくなるのでおすすめです。

とは言え、暑い時期の屋外は、カーネーションにとって過酷な環境です。

出来る事なら、室内で管理する方が、カーネーションへのストレスは少ないでしょう。

室内に置く場合も、直射日光が当たる場所は控えて、日陰を選んであげてくださいね。

カーネーションは花がら摘みでさらに長持ち

鉢植えカーネーションは、花が終わったらしてあげるお手入れも、大切なポイントです。

花が終わったら、そのままにしておいてはダメ?

鉢植えカーネーションは、次から次へと、たくさんの花を咲かせてくれます。

花が終わったら「きれいに咲いてくれてありがとう」という気持ちを込めて、次の花へ向けて準備してあげましょう。

鉢植えカーネーションの花が終わったら、花がら摘みを行いましょう。その他にもやるべきお手入れ方法をご紹介します。

花がら摘み

花がら摘みは、カーネーションだけでなく、鉢植え植物のお手入れに大切なポイントです。

「花がら摘み」とは、咲き終わった花を切り落とし、次に咲く花へ栄養が回るようにすることです。

咲き終わった花を、そのままにしておくと、見栄えも良くないですからね。

花がら摘みは、水やり後、花の状態を確認しながら、適宜行うといいですよ。

咲き終わった花を切る場所は、花から一節目の、葉が出ているところから上部分です。

ガク部分を残してしまうと、種作りのために栄養分が使われてしまいます。

花びらが落ちてしまって、ガク部分だけ残っている場合も、切り落としてしまいましょう。

花がらを放置しておくと、カビや病気の原因になるため、切った後は必ず取り除いてください。

また、花がら摘みをする際に、つぼみを触ってみて下さい。もし、つぼみが柔らかく、フカフカしている感触だったら、切り落としてしまいましょう。

つぼみの形になっていても、フカフカして柔らかいものは中身がなく、高い確率で咲きません。

切り戻し

つぼみも無くなり、完全に花が終わったら、茎の部分から切り落とす「切り戻し」を行いましょう。

新しい芽が出てきそうな部分のみ残し、茎を切り落としましょう。

切り戻しを行うことで、株自体を若返らせる効果があるんですよ。

切り戻しでは、切る場所がポイントになってきます。どこで切ってもいいわけでは、ありませんよ。

まとめてバサバサ切るのもNGです。切る場所は、葉が出ている節部分の上。

茎の中途半端な部分で切ってしまうと、病気や枯れてしまう原因となります。

茎全体の、1/2~1/3くらい残して切るのが目安です。

切り戻しの際、茎が密集していたら、間引きも一緒に行いましょう。

切り戻しや間引きをしておくことで、気温が高くなる夏場のムレや、株の傷み防止に繋がります。

大きい鉢に植え替える

たくさんの花を咲かせ、大きく成長した株と同じように、根っこも成長しています。

鉢の中は、根っこがびっしりと詰まった状態になっているかもしれません。

花が終わったら、一回り大きい鉢に、植え替えしてあげましょう。

鉢底石は忘れずに入れ、水はけを良くしてあげてくださいね。土は、園芸用の培養土を使用しましう。

鉢底石、培養土の順で入れていきます。培養土は鉢の1/3くらいまで入れましょう。

鉢から外したカーネーションは、根っこ部分を崩さないように、新しい鉢へ移動します。

カーネーションの根っこは細いので、ダメージを与えてしまうと、成長に影響してしまうんですよ。

植え替えする際は、根っこ部分を触りすぎないよう、丁寧に取り扱いましょう。

空いた空間を培養土で埋めていくのですが、土は鉢の9割までにしておきます。

この上部1割のスペースを「ウォータースペース」と言い、水やりに必要なスペースです。植え替えしたら、たっぷりの水をあげましょう。

植え替え後は、水切れに注意しながら、1週間くらい日陰で風通しの良いところへ置いて、落ち着かせます。

1週間後くらいから、少しずつ日の光を浴びせてあげるようにしましょう。

まとめ

  • カーネーションの鉢植えは、手入れ次第で寿命が延びる
  • カーネーションの鉢植えを長持ちさせるポイントは夏
  • 鉢植え植物のお手入れポイントは、花がら摘みと切り戻し

鉢植えカーネーションは、しっかりとお手入れすれば、寿命を延ばすことができます。

お手入れのコツを覚えて、きれいで可愛いカーネーションを長く楽しみましょう。

少しでも寿命を延ばすために、お世話してあげてくださいね。

育てることが難しいと言われる、鉢植えカーネーションだって、コツを覚えてしまえば、難しくなんてありませんよ。

きっと、あなたのお手入れに応えて、長くきれいな花を楽しませてくれるはずです。

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